プロコンスル (霊長目)
| プロコンスル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プロコンスル。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 絶滅(化石) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 中新世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Proconsul | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
プロコンスル(Proconsul)は、霊長目ドリオピテクス科(プロコンスル科とも)に属する絶滅した類人猿。東アフリカから化石が発見されており、人類とチンパンジーの共通の祖先と考えられている。
発見 [編集]
1948年、古人類学者のリーキー夫妻によって東アフリカ、ビクトリア湖に浮かぶルシンガ島の中新世の地層から化石が発見された。その後、湖岸地帯からも多くの獣骨に混じって化石骨が見つかり、詳しく研究された結果、チンパンジーの祖先と考えられるようになった。学名は、ロンドン動物園にいた“コンスル”というチンパンジーの名に、「以前」という意味のラテン語の pro という接頭辞を付け、古代ローマのプロコンスルに掛けて命名されたものである。
特徴 [編集]
身長は70cm程度で、チンパンジーよりやや小さい。樹上生活をしていたとされる。現生及び化石の類人猿や古人類に特徴的な形質である眼窩上隆起は無く、また下顎骨の内側(舌側面)には、やはり類人猿や初期人類では普通に見られる隆起(「サルの棚」と呼ばれるもの)が無い。しかし犬歯は鋭く、下顎の第1小臼歯の咬頭は1個しかない(人類は2個)。一方、大臼歯の咬頭は5個あるが、これは化石・現生を問わず類人猿の特徴で、他のサル類には見られない(人類は、下顎の第1大臼歯のみ5咬頭、他は4咬頭)。
評価の変遷 [編集]
発見された化石の研究の結果、プロコンスルは小型・中型・大型の3型に分けられ、小型のものはチンパンジーの祖先とされる。20世紀後半までは、人類はラマピテクスなどを祖先とし、現生類人猿とは早くから分岐したとされていたので、プロコンスルは人類とは無関係と考えられていたが、分子時計の解析により、人類とチンパンジーが中新世末から鮮新世初期という、地質年代としてはかなり新しい時代に共通の祖先から分かれたらしいことが明らかとなり、プロコンスルは人類の祖先となる可能性も出ている。