日産・ホーマー

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2代目ホーマー(F21)ダブルキャブ

ホーマーHomer)は、プリンス自動車工業が発売し、日産自動車が引き継いで製造していた小型トラック

初代(1964年-1976年)[編集]

プリンス・ホーマー
初代ホーマー
概要
製造国 日本
パワートレイン
エンジン 水冷直列4気筒OHV1484cc
最高出力 70ps/4800rpm
最大トルク 11.5kgm/3600rpm
車両寸法
ホイールベース 2260mm
全長 4330mm[1]
全幅 1690mm
全高 1900mm
最大積載量 1250kg
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  • 1964年9月 - 当時のプリンス自動車より発売開始。トラックはT640・バンはV640型。
  • 1966年 - プリンスが日産に吸収合併されたことに伴い、車名を「ニッサン・プリンス・ホーマー」へと改められた。
  • 1968年 - 1565cc56馬力のR型エンジンが搭載され、1.5トン積みモデルが加わる[2]
  • 1970年 - プリンスの名も消え「ニッサン・ホーマー」となる。(但し、車検証上の車名は引き続き「プリンス」。)
  • 1972年8月 - マイナーチェンジを機に、T20型へ型式変更。

2代目(1976年-1982年)[編集]

日産・ホーマー
2代目ホーマー(消防車仕様)
概要
製造国 日本
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  • 1976年1月 - F20型にモデルチェンジ。キャブスター姉妹車[3]
  • 1977年11月 - 長尺スチール製高床車追加及び一部改良。
  • 1978年4月 - マイナーチェンジ。
    • 10月 - 1.0t積み低平床(スーパーロー)車追加。
  • 1979年9月 - 54年排出ガス規制対応及びマイナーチェンジ。型式がF21型系車となる。 モデルプレートが現行車種で採用されている書式に変更。
  • 1982年2月 - キャブスターとの統合により車名をアトラスに変更し、F22型にモデルチェンジした。

出典[編集]

  1. ^ 桂木洋二 2006, p. 197.
  2. ^ 桂木洋二 2006, p. 184.
  3. ^ 桂木洋二 2006, p. 218.

参考文献[編集]

  • 桂木洋二、GP企画センター(編)、2006、『小型・軽トラック年代記』、グランプリ出版 ISBN 4-87687-283-X

関連項目[編集]