プリマコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

プリマコード (Primacord) は日本を含め世界的に広く爆破作業で使われている導爆線である。

当初はアメリカ合衆国のユタ州にあるエンシング・ビクフォード社によって製造される導爆線の登録商標だったが、エンシング・ビクフォード社は2003年にダイナマイト・ノーベル社に商標を売却された。現在は現在ケンタッキー州のグレアム工場で製造されている。日本では主に日本カーリット社が輸入販売を行っている。

爆破作業関係者の間では、プリマコードと言えば導爆線のことを指すほど商標の普通名称化が進んでいる。

プリマコードは三重に編まれた繊維をワックスでコーティングした中に粉末状のペンスリットを充填した構造をしている。

品名 充填量g/m (gr/ft)
Primacord 1 1.5 (7.5) 黄色
Primacord 2 2.1 (10) オレンジ
Primacord 3 3.2 (15)
Primacord 4Y 3.6 (18) 黄色
Primacord 4R 3.6 (18)
Primacord 5 5.3 (25)
Primacord 8 8.6 (40)
Primacord 10 10.6 (50) 黄色

プリマライン は外側がプラスチックで出来ている製品である。ラインはコードよりも高い圧力下2kg/m²(水深20m相当)でも使用可能である。そのため、水中爆破などではプリマラインが使用される。

また、航空宇宙などの分野でも広範囲の切断などを行う場合には分離ボルトではなくプリマラインを用いた破壊解体が用いられている。ここから転じて、航空宇宙の設計分野では分解時の切断面を構成するラインをプリマラインと俗称する。

品名 充填量g/m (gr/ft)
Primaline 4D 3.6 (18) オレンジ
Primaline 4HS 3.6 (18) 白と青の縞
Primaline 5 5.3 (25) オレンジ
Primaline 5D 5.3 (25) オレンジ
Primaline 5NF 5.3 (25) 黄色
Primaline 8D 8.6 (40) オレンジ
Primaline 8HS 8.6 (40) 白と黒の縞
Primaline 10HS 10.6 (50) 白と赤の縞
Primaline 21 21.3 (100)
Primaline 32 31.9 (150)
Primaline 42 42.5 (200)
Primaline 85 85 (400) 黄緑