プリキュアシリーズ

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(プリキュア から転送)

プリキュアシリーズは、ABCADK東映アニメーション制作の日本アニメシリーズである。

目次

[編集] 概要

プリキュアシリーズは、ABCの日曜朝アニメとして制作された『ふたりはプリキュア』に始まる女児向けアニメ作品群である。指揮を取るのは明日のナージャまでプロデュースを手がけていた関弘美から、当時女児向けアニメ未経験だった鷲尾天に変更された。[1]分野について詳しくなかった鷲尾は開き直って「自分のやりたいことをやる」と腹をくくったという。[2]

主に幼児から小学校低学年までの女児を対象とした作品であるが、従来の同系列作品と異なった試みがなされている。東映アニメーション女児向け作品として最長年数継続されている。これは『美少女戦士セーラームーン』シリーズ(5年間、通算200回放送)以上[3]である。

[編集] シリーズの特徴

主人公は全員中学校に通う女の子たちである。彼女たちは「プリキュア」と称される伝説の戦士に変身する能力を与えられ、悪に立ち向かっていく。変身後の個人は「キュア」で始まる名前で呼ばれる。また、小動物のような姿をしたマスコットキャラクターが登場し、アイテムに変身したり彼女たちに助言をしたりすることで彼女たちを支える。

戦闘の描写には、男児向けのヒーロー物に見られるような徒手格闘技による肉弾戦を展開する手法がとられている。また、本来この手の作品のメインテーマとされる事が多い恋愛の要素を抑え、『美少女戦士セーラームーン』に見られる「タキシード仮面」のような男性の助っ人キャラクターは一切登場せず、同種作品との区別化を図っている。5においてココとナッツは人間の青年へと変身するが、戦闘能力はなく、メンタル面におけるアドバイス役としての登場である。

メディアミックスが盛んに行われており、アニメを中心として映画、漫画、ゲームなどに幅広く展開される。劇中に登場するアイテムは玩具として商品展開される。

英語(ラテン文字)表記のPretty Cureに見られるように、「プリキュア」の由来はPretty(プリティー)とCure(キュア)を合わせた造語である[4]。英語表記にはPretty CureのほかにPrecureもあり、一部のキャラクター商品にはこのどちらかの表記が記載されている。

本作品はメインターゲットである女児のことを考慮して、様々な決まりごとが存在している。

プリキュアはターゲット層の憧れとして、身近なものでなくてはならないと考えられており、プリキュアに変身する者は至って普通の少女達である。よって設定上普通の人間とは異なるシャイニールミナスや、小動物が変身するミルキィローズはプリキュアとして変身ではない。[5][2]フレッシュプリキュア!』に登場したキュアパッションは別世界の人間であり、それを覆す初の存在となっている。

プリキュア達に対する攻撃は時折過激なものこそあるものの、決して顔だけは狙わないようになっており、当たりそうになっても必ず腕で防いでいる。ダメージ表現については、壁に叩きつけられるなどで痛みを演出しているという。また、激しく動くアクションシーンが多いが、下着が見える等の演出は意図して完全に廃されており、それに関連して多くのプリキュアのコスチュームはスパッツである。同時に、海やプールに行く回においても水着を着用する展開はほとんど存在しないが、イラストとしてはカレンダーなどにおいて描かれている。

映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』にて、プリキュア対プリキュアという対決構図を作ったが、メインターゲットである女児層はその内容に号泣し、クレームもいくつか起こった。そのことから「これは求められた展開ではない」という趣旨の教訓を得て、プリキュアの味方同士による対決は、その後行わないようにした。[6]が、後のフレッシュプリキュアでは幻惑に惑わされてプリキュア同士が戦わされてしまうという展開が行われた。

鷲尾がプロデュースしていた際は、食べ物においては決して好き嫌いを作らないようにしていたが、フレッシュプリキュア!より登場人物の設定として加えられるようになった。

[編集] 変遷

本節では、これまでの作品の変遷を詳述する。

2004年、『ふたりはプリキュア』がスタートした。従来の女児向けアニメの方法論にこだわらない斬新な設定・構成が話題を呼び、女児にとどまらず広い層から人気を集めて大ヒット作となった。主役2人の少女のイメージカラーを「黒・白」にしたことも斬新な試みである。この年の東京アニメアワード・テレビ部門優秀作品賞を受賞している。

2005年、続編として『ふたりはプリキュア Max Heart』が制作された。女児向け玩具市場において、バンダイの玩具によるキャラクター収入は前作の100億円以上を超える120億円以上を記録。平均視聴率においても、前作の7.3%から7.9%へと0.6ポイント上回り、大人気を博した。

2006年、『ふたりはプリキュア Splash Star』の放送が開始された。主人公を含む登場人物や舞台が前作から変更されており、メインキャラを一新することは当時大きな話題を呼んだ。しかし玩具の売上は前作を大きく下回り、次回作に「プリキュア」を冠すかどうか議論が成されるが、次回作もプリキュアとして行われることが決定する。[7]

2007年、再び登場人物を一新した『Yes! プリキュア5』が開始。メンバーが5人になったことは、これまでの作品と一線を画す大きな変更となった。変身や必殺技を全員一緒に行うという設定も変更され、各自が単独で変身し、自分の属性に基づいた技を使う。また、変身用のアイテムも腕時計型のものへと変更された。美術設定も大きく変わり、ヨーロッパ風の町並みや学園のある町が舞台になった。プリキュアとその関係者がメインの話が多く、歴代のシリーズで度々見られた敵側や一般生徒をメインにした話はかなり少なくなった。この作品からハイビジョン制作となっている。またこの年から劇場版は『鑑賞者参加型』というシステムを取っており、「特定の場面にて鑑賞者が応援することで、プリキュアがパワーアップする」という演出が盛り込まれている。

2008年には、『Yes! プリキュア5』の続編として『Yes! プリキュア5 Go Go!』の放送が開始。これまでは舞台の異なる作品の登場人物同士の競演はほとんど見られなかったが、この年はプリキュア5周年を記念する企画が行われ、ミュージカルや映画などで競演が見られるようになった。また、初のアニメ以外の関連番組として、webラジオ『CLUBココ&ナッツ』が同年の2月~12月まで配信された。尚変身用のアイテムは、今作から再びシリーズの伝統といえる携帯電話型の変身用アイテムに戻された。また、以前から抑え気味だった恋愛要素は本作においてはさらに軽減されることとなる。[2]

2009年は三度(みたび)登場人物を一新した『フレッシュプリキュア!』を制作。今作ではプロデューサーをはじめとするスタッフも一新され、アンケート結果から作品の体制が大きく変えられた。結果、商業成績も前作比の40%増が見込まれる[8]ヒット作となった。

[編集] 音楽

ふたりはプリキュア』から『Yes! プリキュア5 Go Go!』までの5作は佐藤直紀、『フレッシュプリキュア!』では高梨康治が劇伴音楽を担当。5作目までは前シリーズまでの音楽が流用されることがあったが、『フレッシュプリキュア!』では担当者が違うこともあって前シリーズまでの音楽は一切使われていない。

なお、歴代プリキュアが共演する『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』では、両者の作曲した曲が共に使われているが、この作品用に新規に作曲されたのは高梨担当のもののみで、佐藤担当のものは全て過去シリーズの流用である。

[編集] その他

樹元オリエ榎本温子五條真由美うちやえゆか及び三瓶由布子伊瀬茉莉也仙台エリ永野愛前田愛からは、この作品で出会ったことをきっかけに各々達で企画したライブを行っている。また、両シリーズの出演者が合同(ゲストに呼んで)でライブを行ったこともある。

[編集] 作品一覧

プリキュアシリーズは、以下の作品により構成されている。

[編集] TVシリーズ

基本的に2月第1週放送開始、翌年1月最終週放送終了となっている。

  1. ふたりはプリキュア2004年2月1日 - 2005年1月30日)全49話
  2. ふたりはプリキュア Max Heart2005年2月6日 - 2006年1月29日)全47話
  3. ふたりはプリキュア Splash Star2006年2月5日 - 2007年1月28日)全49話
  4. Yes! プリキュア52007年2月4日 - 2008年1月27日)全49話
  5. Yes! プリキュア5 Go Go!2008年2月3日 - 2009年1月25日)全48話
  6. フレッシュプリキュア!2009年2月1日 - )
  • また、BS11の土曜アニメ+後半枠(毎週土曜19:30-20:00)で旧作の再放送を行っている。BS11での再放送にもバンダイがスポンサーについているが、CMで流れるプリキュア関連商品は現行商品のものとなっている。

[編集] 劇場版

3D映画版

[編集] プリキュア一覧

便宜上、プリキュアと明言されていない戦士も記載する。映画におけるパワーアップ形態や、敵側のプリキュアは下表では割愛する。

登場作 プリキュア 変身者 声優 パートナー 変身アイテム
ふたりはプリキュア
ふたりはプリキュア Max Heart
キュアブラック 美墨なぎさ 本名陽子 黒色 メップル カードコミューン
ハートフルコミューン
キュアホワイト 雪城ほのか ゆかな 白色 ミップル
シャイニールミナス 九条ひかり 田中理恵 桃色 ポルン タッチコミューン
ふたりはプリキュア Splash Star キュアブルーム 日向咲 樹元オリエ 金色 フラッピ ミックスコミューン
クリスタルコミューン
キュアブライト 黄緑
キュアイーグレット 美翔舞 榎本温子 銀色 チョッピ
キュアウィンディ 水色
Yes! プリキュア5
Yes! プリキュア5 Go Go!
キュアドリーム 夢原のぞみ 三瓶由布子 桃色 不在 ピンキーキャッチュ
キュアモ
キュアルージュ 夏木りん 竹内順子 赤色
キュアレモネード 春日野うらら 伊瀬茉莉也 黄色
キュアミント 秋元こまち 永野愛 緑色
キュアアクア 水無月かれん 前田愛 青色
ミルキィローズ 美々野くるみ 仙台エリ 紫色 ミルキィ・パレット
フレッシュプリキュア! キュアピーチ 桃園ラブ 沖佳苗 桃色 ピルン リンクルン
キュアベリー 蒼乃美希 喜多村英梨 青色 ブルン
キュアパイン 山吹祈里 中川亜紀子 黄色 キルン
キュアパッション 東せつな 小松由佳 赤色 アカルン

[編集] ゲーム

家庭用ゲーム機以外はバンダイからの発売、販売。

[編集] 家庭用ゲーム機

すべてバンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)からの発売、販売(2006年3月まで旧バンダイ)。

[編集] データカードダス機

[編集] オンラインゲーム

[編集] キッズゲーム機

  • ふたりはプリキュア(PICO
  • ふたりはプリキュア Max Heart(Beena
  • ふたりはプリキュア Splash Star(Beena)
  • Yes! プリキュア あそんでおぼえよう!ひらがな!(Beena)
  • Yes! プリキュア5 Go Go! love☆loveひらがなレッスン(Beena)
  • いっしょにへんしんフレッシュプリキュア!(Beena)

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ 後に関はフレッシュプリキュアの製作に携わっている。
  2. ^ a b c WEBマガジン幻冬舎・鷲尾天インタビュー
  3. ^ ただ、シリーズ続編物という観点では『セーラームーン』のほうが長く、『プリキュア』は1シリーズ1年ないし2年ですべてを総入れ替えした新シリーズへと変わっている。
  4. ^ 『ふたりはプリキュア』のDVDの広告には「悪の手からかわいらしく(PRETTY)救出(CURE)する!」というキャッチコピーが書かれている。
  5. ^ 同時にこれは各作品におけるタイトル上の問題でもある。
  6. ^ 幻冬舎 鷲尾天インタビュー・袋とじ
  7. ^ WEBマガジン幻冬舎・鷲尾天インタビュー
  8. ^ 2008年国内玩具市場堅調 6636億円 2009年も底堅い動き
テレビ朝日系・ABC制作 日曜8時台後半
前番組 番組名 次番組
明日のナージャ
(2003/2/2 - 2004/1/25)
プリキュアシリーズ
(2004/2/1 -)
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