プランク時間

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プランク時間
Planck time
記号 t P
5.391 06(32)×10−44 s
相対標準不確かさ 6.0×10−5
語源 マックス・プランク
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プランク時間(プランクじかん、: Planck time、記号 : t P )は、マックス・プランクによって提唱されたプランク単位系自然単位系の一つ)における基本単位の内、時間について定義されたものである。

その値はプランク長真空中の光速度によって一意に定まり、

t_\mathrm{P} = \sqrt{\frac{\hbar G}{c^5}} = 5.391 06(32)\times 10^{-44} \;\mathrm{s}

である[1]。ここで、\hbarディラック定数G万有引力定数c真空中の光速度である。また、参考の為に 1 の長さをプランク時間を単位として表すと約 1.855 ×1043 t P となる。

解説[編集]

プランク時間は、プランク長に等しい距離を真空中における光速度で通過するのに必要な時間である。ビッグバンが起きてから 1 t P 以内のことをプランク時代という。従って、プランク長は、この時代の終末の宇宙の大きさといえる。

量子力学における不確定性原理との関係上、プランク時間が測定することのできる最小の時間であり、それゆえにこれが物理現象の最小時間単位であって、プランク時間は物理的に何らかの意味のあるものとして計測することのできる最小の時間であるという説が有力とされてきた。

また、2003年にNASAが発表した宇宙背景放射観測衛星WMAP の観測結果に基づく宇宙の推定年齢約 137 億年 ≒ 4.323299 × 1017 秒(平均太陽年を 365.24219 とした概算。記事宇宙参照)をプランク時間を単位として表すと、約 8.0193 × 1060 t P となる。

外部リンク[編集]