ブローセン彗星

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ブローセン彗星
5D/Brorsen
彗星
周期彗星の一覧 / 非周期彗星の一覧
発見
発見者  テオドール・ブローセン
発見日  1846年2月26日
符号・別名  1846 III; P/1846 D2; 1857 II;
P/1857 F1; 1868 I; 1873 VI;1879 I
軌道要素 - IAUNASA
元期 1879年3月31日[1]
離心率 (e)  0.8098
近日点距離 (q)  0.5898 AU
軌道長半径 (a)  3.100 AU
遠日点距離 (Q)  5.610 AU
公転周期 (P)  5.461
軌道傾斜角 (i)  29.382°
近日点引数 (ω) 
昇交点黄経 (Ω) 
前回近日点通過  1879年3月31日
次回近日点通過  消失

ブローセン彗星(5D/Brorsen)は、1846年2月26日にデンマークの天文学者テオドール・ブローセンが発見した周期彗星である。

発見前日の2月25日に太陽に最接近したが、そのまま地球に向かい続け、3月27日に約0.52天文単位にまで接近した。地球にこれほど接近したため、彗星のコマの直径は大きくなった。ヨハン・フリードリヒ・ユリウス・シュミットは、3月9日には3分から4分、3月22日には8分から10分になったと推測している。最後は4月22日に、天の北極から約20度の位置で見られた。最初の接近の際に、軌道周期は約5.5年であり、1842年に木星に近づいてこの軌道に入ったことが発見された。

周期の端数が0.5年であることは、好条件の回帰だった次の回帰が悪条件になることを意味している。1851年には地球から1.5天文単位の距離までしか近づかず、この回帰は未検出に終わった。

この彗星の軌道には、1854年に木星に接近したこと等が理由で、現在でも未知の部分がある。1857年3月18日にはKarl Christian Bruhnsが彗星を発見したが、その軌道を計算した結果、これは予測と3ヶ月ずれて接近したブローセン彗星だったことが判明した。彗星は1857年6月まで観測された。

この彗星は1862年に一度見失われ、1868年に再発見された。その後木星への接近により周期が短くなり、1873年に再び観測された。1879年には理想的な条件で接近し、現在までで最も長い4ヶ月間も見ることができた。

この彗星は現在は消失したと考えられている。

出典[編集]

  1. ^ Orbital data taken from this preprint: Neslusan, Lubos: "The identification of asteroid 1996 SK with the extinct nucleus of comet 5D/Brorsen", Memorie della Societa Astronomica Italiana, Spec. Vol.: Proc. Internat. Conf. held at Palermo, Italy, June 11-16, 2001 (Postscript version)

外部リンク[編集]


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