ブロッケンブラッド
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『ブロッケンブラッド』 (BROCKEN BLOOD) は、塩野干支郎次による日本の漫画作品。主人公のドイツ系三世の少年が魔女っ子ヒロインに変身し悪の錬金術師と戦う、錬金"女装"魔女っ子バトルコメディ。
目次 |
[編集] 概要
2003年の「ヤングキングアワーズ」4月増刊号に初掲載され、2004年は「ヤングキングアワーズ」2月号と「YK別冊KINGDOM」第6号に掲載、その後、2006年の「ヤングキング」第3号から連載が開始された。そして、2007年に『ブロッケンブラッドII』という形で第二部、2008年に『ブロッケンブラッドIII』が第三部として連載された。
2009年は『ブロッケンブラッドIV』がシーズンIVとして「ヤングキング」第10号まで連載、「ヤングキングアワーズ」8月号より移籍連載された。
[編集] あらすじ
17世紀ドイツの錬金術師ヨーハン・シュルツは、独自の科学理論で霊的エネルギーと物理現象を相互に変換する能力によって魔女を創る事に成功した。そして、その血液を自分の子孫に残した。月日は流れ現代、子孫である守流津健一は従姉である四方田礼奈の力によって、男にもかかわらず「変身魔女っ子ヒロイン」にされ「ブロッケンの血族」として先祖が残した人工魔女理論を悪用する錬金術師を狩るために戦い続ける。
[編集] 登場人物
- 守流津 健一(しゅるつ けんいち)
- ドイツ系三世の少年。高校1年生の男子で現在16歳。ブロッケンの血族の末であり、従姉の礼奈によって男の子なのに「変身魔女っ子ヒロイン」にされ、人工魔女理論を悪用する錬金術師たちを狩ることになる。本人の意思とは無関係に潜入捜査として女装コスプレをさせられる羽目になる。魔女っ子として戦う時は魔法は使わず、ショッキングピンク色の魔法ステッキで逆ギレ気味に殴りつけて敵を薙ぎ払っている。ちなみに「ブロッケンブラッド」の頃は男なのに魔女っ子ヒロインにされたことで笑われることが多かったが、「ブロッケンブラッドII」では自分が男だと言っても認められないことがあった。美人に弱い上に気が多く、出会う女の子に大抵惚れているが、相手が実は自分と同じ「女装少年」だったりで、正真正銘女性である花京院京香以外は距離を置いている。
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- ノイシュヴァンシュタイン桜子
- 健一が嫌々演じるハーフの現役女子中学生新人アイドルで、デビュー当時から圧倒的な人気を誇り、国民的アイドルにまで上り詰める。一時期捏造スキャンダル報道で人気が失墜するも、偽者の仕業という事実が全国放送で晒された為、人気を取り戻す。中学生のアイドルの割に、妙に露出の多いシーンをドラマ等で演じる事になるのは、「表向きは15歳だが本当は短大卒の23歳」という設定の為。警視庁をバックに据えたアイドルグループ「KGB48」(カーゲーベーフォーティーエイト、警視庁ガールズバタリオン)に加わることになり、更にはその中から3人によるアイドルユニット「カッシュマッシュ」 (KASHMASH) としてデビューし、その人気は更に加熱するが、実はこの3人が全員男である事は知られていない。
- クリスチーネ幸田
- 学園(女子中学校)に潜入捜査した時に使った偽名。通称「クリス」。14歳という設定。本来なら明日香の仕事だったのだが、1人では心許ないという事で、礼奈の趣味もあり女装して潜入する事になった。源太郎やとしお等とはこの偽名を使っている時に出会った為、こちらが本名だと思われている。
- ホーエンツォレルン楓
- 桜子のスクープ報道の真実を探るまでの間、健一が演じる羽目になったもう1つの姿。「お天気魔女ホーエンツォレルン楓マジカル天気予報」というコーナーをニュース番組に設けており、その予報は、礼奈が大金を叩いて開発させたスーパーコンピュータで、各国の気象衛星から情報を得ている為、ほぼ当たる。こちらもデビューから視聴者に大好評を博す。桜子と同時に演じなければならなかった為に重労働を強いられたが、桜子の偽者を演じていた変身能力を持つ服を使う女性が仲間になった為、問題は解決した。
- 守流津 愛(しゅるつ あい)
- 健一の妹。小学3年生の9歳。健一と同じく礼奈によって魔女っ子ヒロインにされたものの、今ひとつ出番が無い。フィギュアスケートが得意で、全国大会にまで進出し、優勝もかくやとの所に迫るも、突如現れ暴れ始めた敵を倒すために出てきた兄に優勝をもぎ取られてしまった。
- 四方田 礼奈(よもだ れな)
- 健一の従姉で健一を変身魔女っ子ヒロインにした張本人。30代で娘も1人いるが正確な歳は不明。女装した健一に潜入捜査をさせ魔女っ子ヒロインとして戦わせているが、「ノイシュヴァンシュタイン桜子」として芸能界デビューさせてからは、お金を儲ける事を考えることが多く、事件とは無関係に仕事をさせることもある。なお、健一に着せている魔女っ子ヒロインの衣装は彼女がデザインしている。昔は自らが魔女っ子として活躍しており、その際インポッシブルシスターズとライバル関係にあった。
- 四方田 明日香(よもだ あすか)
- 礼奈の娘。中学2年生の女子で14歳。健一が魔女っ子ヒロインとして戦う前は彼女が戦っており、後に健一のサポートに回っている。健一と違い彼女は魔法を使っている描写がある。健一に好意を寄せている一方、健一の女装姿に興奮し、特に露出度が高いか、何かしら自分の琴線に触れるコスチュームであった場合は大量の鼻血を吹き、酷い時は失神する。なお、健一が「ノイシュヴァンシュタイン桜子」として歌うときは、彼女が「声帯遠隔操作装置」を介して歌っている。
- 羽生 源太郎(はにゅう げんたろう)
- 10年前、礼奈によって健一と同じように魔女っ子に仕立て上げられた青年。現在24歳。女装癖がすっかり染み付いてしまい、今も女装姿で居ることが自然になってしまっているが、健一も見惚れる程のクールビューティーで、女子中学校に潜入してもバレる事はなかった。魔女っ子ではあるが、当時の礼奈の趣味が余りにも奇怪であり、コスチュームはどう見てもコメディアン風。しかもそのまま戦わされていた上に、15歳時に「服が似合わない」という理由で礼奈に捨てられた為、復讐の機会を伺っていた。健一との戦いを経て礼奈に対する復讐心は治まり、健一のピンチには颯爽と駆けつける心強い味方になる(ただしコスチュームに対しては拒否感があり変身はしない)。尚、健一の事は女の子だと思っており、好意を抱いている。「カッシュマッシュ」のメンバー「羽仁翔子」として健一・としおと共にアイドルデビューを果たす。
- 深野 としお(ふかの としお)
- 過去に若き日の礼奈や警察と戦いを繰り広げた3人の女怪盗、「不可能姉妹」(インポッシブルシスターズ)、その次女"インポッシブル・シャーク"の息子。現在15歳。女装して母親の代わりを務めていたが、健一の説得で目が冷め、「君に見合う立派な男になる」と約束して去る。こちらも女装姿は完全に美少女であり、健一はまたも見惚れていた。君に見合う立派な男になると宣言したはずが、再び現れた時にはKGB48のアイドルコスチュームであり、しかも健一と同じ服装である事に喜びを感じるという変態気質になってしまっていた。源太郎とは健一を巡る三角関係を形成しており、こちらも健一が男であるという事実には気付いていない。「カッシュマッシュ」のメンバー「深野しおん」として健一・源太郎と共にアイドルデビューをした。
[編集] 単行本
- ブロッケンブラッド - 単巻(全8話) 2006年5月1日初版発行 ISBN 4-7859-2627-9
- ブロッケンブラッドII - 単巻(全7話) 2007年11月1日初版発行 ISBN 978-4-7859-2852-0
- ブロッケンブラッドIII - 単巻(全8話) 2008年10月10日初版発行 ISBN 978-4-7859-3031-8


