ブレット・セシル

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ブレット・セシル
Brett Cecil
トロント・ブルージェイズ #27
Brett Cecil on August 30, 2011.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 メリーランド州ダンカーク
生年月日 1986年7月2日(28歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2000年 ドラフト1巡目補完(全体38位)でトロント・ブルージェイズから指名
初出場 2009年5月5日
年俸 $443,100(2011年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ブレット・アーリオン・セシル(Brett Aarion Cecil, 1986年7月2日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州ダンカーク出身の野球選手投手)。MLBトロント・ブルージェイズ所属。左投右打。Cecilという名字の発音は実際にはシースルに近く[2]シーセルというメディア表記も見られる[3]

左投げの投手であるが、本来は右利きである。4歳の誕生日に、叔母から間違って左利き用のグローブをプレゼントされたセシルは、そのまま左投げの投手になった[4]

経歴[編集]

メジャー昇格まで[編集]

ボルチモア近郊に生まれたが、ヤンキースファンとして育った[5]メリーランド大学カレッジパーク校ではクローザーとして活躍し、通算23セーブを記録。2007年ドラフト1巡目補完(全体38位)でトロント・ブルージェイズから指名を受け入団。プロ1年目は1A-のオーバーン・ダブルデイズからスタートし、先発投手として防御率1.27を記録。2008年は1A+からスタートし、最終的に3Aまで昇格した。

2009年は3Aラスベガス・フィフティワンズで開幕を迎えるが、4月は防御率8点台と不振に陥る。しかし、ブルージェイズの先発投手陣が相次いで故障したため、5月にメジャー昇格を果たした。

トロント・ブルージェイズ[編集]

2009年5月5日のメジャー初登板(インディアンス戦)では6回1失点と好投したが、勝ち負けは付かなかった。2度目の先発登板となった5月10日アスレチックス戦で、8回を無失点に抑えてメジャー初勝利をあげた。5月末に一旦3Aへ降格したが、6月中旬に再昇格。その後、故障者続出で新人主体の構成となった先発ローテーションに定着した。後半は打ち込まれることが増え、8月には左膝を負傷して先発を一度回避するアクシデントもあり[6]、月間防御率8.25と苦しんだ。その後、球団が設けた年間投球回数制限に達したため、9月10日のツインズ戦での先発登板を最後にシーズンを終えた[7]。最終的に防御率5.30ながら、7勝(4敗)をマークした。

2010年は自宅で料理中に指を負傷するアクシデントに見舞われ、開幕は3Aスタートとなった。ブライアン・タレットのDL入りに伴い4月23日にメジャーへ昇格した[8]。その後はシーズン終了まで先発ローテーションの一角を担い、リーグ2位の平均援護点(7.97)という運も味方してチーム最多の15勝(7敗)を挙げた。アメリカンリーグ東地区の上位3チームに対しては9勝2敗(対レイズ3勝1敗、対ヤンキース4勝0敗、対レッドソックス2勝1敗)という成績を残した。対レイズの3勝、対ヤンキースの4勝はいずれも全投手中最多であり、強豪相手に勝負強さを発揮した。一方で、5失点以上を7度記録するなど不安定さも目立った[9]

2011年はオープン戦から球速の低下に苦しみ、4月21日に3Aに降格した。

2012年は開幕をマイナーで迎えた。6月15日にカイル・ドレイベックの故障者リスト入りに伴いメジャーに昇格[10]。先発として9試合に登板したが、2勝4敗・防御率5.72と結果を残すことができず、8月4日にAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ再降格となった[11]。9月3日に再昇格[12]後はリリーフに回り、12試合に登板した。

2013年はリリーフに転向し、開幕のロースターに入った。前半戦では41試合に登板し防御率1.94、WHIP0.97、奪三振率10.68と優秀な成績を残し、7月には自身初めてオールスターゲームに選出された[13]。後半戦では19試合に登板したものの防御率5.65を記録するなど成績を落とした。9月17日には、左肘の負傷のため15日間の故障者リストに入った。シーズン通算ではチーム2位の60試合に登板し、5勝1敗1セーブ、防御率2.82、奪三振10.38といった成績を残した。

2014年1月17日にブルージェイズと130万ドルの1年契約を結んだ[14]。レギュラーシーズン、自己最高の66試合に登板。メジャー昇格後で自己ベストの防御率2.70、奪三振率12.8という好成績をマークし、チームに貢献した。

選手としての特徴[編集]

平均91マイル(約145.6km/h)の速球(ツーシーム)と鋭いスライダーチェンジアップが武器[3]。他にカーブも投げる[15]

ドラフト時は持ち球の中にチェンジアップがないことが弱点とされていたが[16]、プロ入り後にチェンジアップの習得を開始[17]。現在ではチェンジアップを決め球の1つにしており[18]、2010年からはカット・ファスト・ボールも投げるようになった[8]。しかし、あまり三振を奪えるタイプではなく、2010年奪三振率6.10はア・リーグの規定投球回数到達者43人中31位だった。ただしマイナーでの通算奪三振率は9を超えており、元々三振がとれないタイプの投手というわけではない。

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2009 TOR 18 17 0 0 0 7 4 0 0 .636 422 93.1 116 17 38 0 5 69 0 0 59 55 5.30 1.65
2010 28 28 0 0 0 15 7 0 0 .682 726 172.2 175 18 54 2 1 117 7 1 87 81 4.22 1.33
2011 20 20 2 1 0 4 11 0 0 .267 532 123.2 122 22 42 1 6 87 1 0 68 65 4.73 1.33
2012 21 9 0 0 0 2 4 0 1 .333 270 61.1 70 11 23 0 3 51 0 0 40 39 5.72 1.52
2013 60 0 0 0 0 5 1 1 11 .833 250 60.2 44 4 23 3 3 70 5 1 20 19 2.82 1.10
2014 66 0 0 0 0 2 3 5 24 .400 234 53.1 46 2 27 4 1 76 1 0 16 16 2.70 1.37
通算:6年 213 74 2 1 0 35 30 6 36 .538 2434 565.0 573 74 207 10 19 470 14 2 290 275 4.38 1.38
  • 2014年度シーズン終了時

記録・表彰[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Brett Cecil Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月18日閲覧。
  2. ^ TOR@LAA: Cecil strikes out three over 7 1/3 innings,MLB.com
  3. ^ a b 城野井道人 「本誌激戦 2009注目のマイナーリーガー100人」 『月刊スラッガー』2009年6月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-8、41頁。
  4. ^ Campbell, Morgan (15 May 2009),Jays' Cecil throws left but he sure gets it right,Toronto Star(英語),2009年9月2日閲覧
  5. ^ Jordan Bastian(2010-08-26)Wells cargo: Cecil rides haul to win over NY,bluejays.com(英語),2010年8月26日閲覧
  6. ^ Jordan Bastian/MLB.com,08/16/09,Cecil, Downs working way back to Jays,bluejays.com(英語),2009年9月2日閲覧
  7. ^ Larry Millson,Cecil ends rookie season with a win,bluejays.com(英語),2009/09/10
  8. ^ a b Jordan Bastian and James Hall,Cecil's new cut fastball improving,MLB.com(英語),2010/05/04閲覧
  9. ^ Brett Cecil Stats, News, Photos - Toronto Blue Jays, ESPN(英語), 2010年10月7日閲覧
  10. ^ Kyle Drabek has torn ligament”. ESPN.com (2012年6月15日). 2014年10月27日閲覧。
  11. ^ Cecil sent down as Jays make flurry of moves/ Cecil sent down as Jays make flurry of moves”. MLB.com (2012年8月4日). 2014年10月28日閲覧。
  12. ^ Frasor, Cecil make their return to Blue Jays/ Frasor, Cecil make their return to Blue Jays”. MLB.com (2012年9月4日). 2014年10月28日閲覧。
  13. ^ David Schoenfield (2013年7月6日). “NL All-Star squad looks much stronger”. ESPN.com. 2014年10月28日閲覧。
  14. ^ Gregor Chisholm (2014年1月17日). “Rasmus, Cecil, Rogers avoid arbitration”. MLB.com. 2014年1月18日閲覧。
  15. ^ Drew Davison/Special to MLB.com,09/01/09,Lind provides history lesson in Jays' win,bluejays.com(英語),2009年9月2日閲覧
  16. ^ Minor League Baseball: Events: 2007 Draft Report,MiLB.com(英語),2009年9月2日閲覧
  17. ^ Dennis LePore, Special to SI.com,07/19/09,Sandlot Shrink: Watch for Cecil, Frasor, Blanks, Downs and others,SI.com(英語),2009年9月2日閲覧
  18. ^ Jays ride Cecil's one-hitter to winb,Toronto Sun(英語),2010/05/04閲覧

外部リンク[編集]