ブルースパーティントン設計書
| ブルースパーティントン設計書 | |
|---|---|
| 著者 | コナン・ドイル |
| 発表年 | 1908年 |
| 出典 | シャーロック・ホームズ最後の挨拶 |
| 依頼者 | マイクロフト・ホームズ |
| 発生年 | 1895年 |
| 事件 | カドガン・ウェスト殺人事件 |
「ブルースパーティントン設計書」(ブルースパーティントンせっけいしょ、The Adventure of the Bruce-Partington Plans)は、イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルによる短編小説。シャーロック・ホームズシリーズの一つで、56ある短編小説のうち39番目に発表された作品である。イギリスの「ストランド・マガジン」1908年12月号、アメリカの「コリアーズ・ウィークリー」1908年12月18日号に発表。1917年発行の第4短編集『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』(His Last Bow) に収録された[1]。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
1895年11月の第3週、カドガン・ウェスト青年がロンドンの地下鉄の線路脇で死体となって発見された。そのポケットに入っていたのは、ウェスト青年が勤めるウーリッジの兵器工場から盗まれた国家機密であるブルースパーティントン型潜水艦の設計書10枚のうちの7枚だった。
この事件の調査依頼に、シャーロック・ホームズの兄マイクロフトが自ら訪れる。マイクロフトは政府の重要な地位にあったのだ。国家の最高機密であるこの設計書がなぜ持ち出されたのか、残りの3枚はどこにあるのか、ウェストはどのようにして殺され、現場まで死体が運ばれたのか。
最初ホームズはウェスト青年が図面を盗み出し、外国のスパイに売り渡したものと推測する。しかし調査を進めるにつれて、ウェスト青年は線路脇に住むスパイの手によって殺され、列車の屋根の上に乗せられた(そして現場から遠く離れた場所で屋根から転げ落ちた)のだという結論に達する。ホームズはオーバーシュタインというスパイに目星をつけ、「デイリー・テレグラフ」紙の私事広告欄に載っていたある広告を見つける。翌朝の新聞に、ホームズがスパイの囮となって書いた広告に引っかかってきたのは、事件後亡くなった潜水艦局長の弟であるヴァレンタイン・ウォルター大佐だった。
[編集] さる高貴な女性
事件後、ホームズは無事に設計書を取り戻した褒美にウィンザー城に招かれ、「さる高貴な女性」から見事なエメラルドのタイピンを贈られた。この「さる高貴な女性」とは当時この城の主だったヴィクトリア女王のことである。女王の後継者であるエドワード7世ともホームズは関わりがある(高名な依頼人等参照)。
[編集] 脚注
- ^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、294頁
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