ブリグ族

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十王戦争の戦場となった五河地方(パンジャーブ

ブリグ族サンスクリット語 भृगु Bhṛgu)は、古代インドの宗教文献『リグ・ヴェーダ』に言及される部族のひとつ。バールガヴァ族(サンスクリット語 भार्गव Bhrgava)とも呼ばれる。

部族[編集]

ブリグ族は、火を扱う司祭である、聖賢ブリグの子孫であると考えられている人々である。神々にソーマという植物の絞り汁を奉納する儀礼を司っていた。また、司祭でもありつつ、ブリグ族からは勇猛な戦士も輩出していた。

十王戦争に、プール族をはじめとする十王軍のひとつとして参戦し、スダース王率いるトリツ族バラタ族軍に敗れた。

アタルヴァ・ヴェーダ[編集]

アタルヴァ・ヴェーダ』の一部は、ブリグ族によって編纂されたという伝承が存在する。それは、「ブリグ・アーンギラサ」(भृग्वाङ्गिरस Bhṛgv-Āṅgirasa)と呼ばれる。『アタルヴァ・ヴェーダ』編纂に深く関わっていたことは、歴史事実と考えられている。