ブラッド・ソード

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ブラッド・ソード』(Blood Sword)は、デイブ・モリスオリバー・ジョンソンによるゲームブック作品である。パラグラフの選択でストーリーが進むというゲームブックの体裁を取っているが、それぞれ違う役割を持った複数のキャラクターが登場し、多人数でパーティーを組んでプレイできるところなどテーブルトークRPG (TRPG) の色合いが濃い。

1980年代後半に、Knight Books より全5巻が出版された。日本では大出健の翻訳が富士見書房より発行されたが(刊行レーベルは富士見ドラゴンブック)、最終巻のみ訳されていない。

システム[編集]

ブラッド・ソードには他のゲームブックにはあまり見られないシステムがいくつか採用されている。これらのシステムは、TRPGではよくみられるものである。

クラス[編集]

多くのゲームブックは1人で行動をするが、ブラッド・ソードでは4人までのパーティを組んで行動できる。

戦士(ウォリアー)
古代セレンチーヌの貴族に繋がる家柄の戦士。特殊な能力は持っていないが、1番戦闘能力に秀でている。軍隊を動かす戦闘指揮能力にも優れている。腕力を生かして扉を蹴破る、咄嗟に剣を投擲して敵を倒す等の行動に出る事もある。騎士道精神を受け継ぐべく運命づけられているため、救うべき人間を見捨てる、暴徒に降伏する等の不名誉な行動を取ると、その巻のラストで得られる経験値が減点されてしまう。4巻クリア後は、両手に剣を持つ事で2度攻撃可能な二刀流の技能や、武器を持たなくても戦闘力を低下させずに戦える素手戦闘の技能を身につける。
盗賊(トリックスター)
機転や策略で生き抜くタイプのキャラクター。開錠、演技、話術、手品、いかさま、腹話術等、状況に応じて多彩な特技を使い分け、様々な状況を切り抜ける。戦士に次ぐ戦闘力を持つ。戦闘時には弓矢による攻撃や複数回の行動が可能で、さらに他のクラスよりも身をかわす技術に優れている。4巻クリア後は、身をかわす技術がさらに強化される。
僧侶(セージ)
不毛の地カクソスに生まれ、厳格な修道院で肉体と精神の修行を積んだ、禁欲的な僧。古代の伝承や、様々な言語に詳しい。生命力回復術、浮遊、悪霊払い、透視術、読心力という超能力を使いこなす。生命力回復術は自分の体力を掛金にしたギャンブルである(ただし確率的には有利)。他の超能力は、基本的に2つの選択肢からどちらかを選ぶ事で、成否を判定する。戦闘では六尺棒術や弓術を使用可能。4巻クリア後は、生命力回復術の成功率が上がり、超能力も選択肢無しに成功するようになる。
魔術師(エンチャーンター)
戦闘能力は劣るが、様々な魔法を使用する事ができる。主に戦闘用の魔法を使用するが、非戦闘魔法も少しだけ使用可能。4巻クリア後は、魔法の成功率が上がる。

必ず4人のキャラクターを全員使わなくてはならないわけでなく、ゲームに投入するキャラクターの人数を少なくすれば、一人一人のキャラクターの能力が高くなるというルールがある。

場面によっては、特定のキャラクターがいないと選択することが出来ない行動があることもある。

参加人数[編集]

ゲームブックは1人で遊ぶものが多いが、ブラッドソードは複数人が同時に遊ぶことができる。複数人で遊ぶ場合は、パーティーを組んでいるキャラクターたちを、参加者たちがそれぞれ一人ずつ担当することになる。

複数人で遊ぶ場合は、一冊のゲームブックを全員で読むことになる。このとき、参加者のうちの1人がプレイに参加せず本の読み手となり、戦闘時のモンスターの操作などを受け持つという遊び方もある。そのような役割を与えられた参加者は、ゲームマスターと呼ばれることになる。(そのため、ゲームに参加できる最大人数は、プレイヤー4人+ゲームマスター1人で5人である。)

複数人で遊ぶ場合、特定のキャラクターだけが単独行動するような場面となった時は、そのキャラクターを担当している参加者のみが本を読む。文章の中には、全員に公開する情報とキャラクターのみが知りうる情報(キャラクターを担当している参加者の判断で、ほかの参加者に公開するか秘密にするか決める)が記述されている。

戦闘[編集]

ブラッド・ソードで戦闘が発生した場合、敵の能力値の他に地図と立ち位置が示される。

地図は将棋盤のようにマス目で区切られており、この地図を元にウォー・シミュレーションゲームのように戦闘を行う。

あらすじ[編集]

シナリオ#1 勝利の紋章を奪え! The Battlepits of Krarth[編集]

あらすじ
「きみ」達はクラースの地の地下迷宮で行われる、年に一度の命を賭けた競技に参加する。マグス(領主)達のうちの誰かに雇われた戦士達が、怪物や死の罠に満ちた地下迷宮に挑み、迷宮のどこかにある「勝利の紋章」を手にした者が勝者となるのだ。雇い主は他のマグス達から広大な領地を獲得する事が出来、勝者には雇い主から莫大な報酬が与えられる。「きみ」のパーティは勝ち残る事ができるか?
概要
第1巻。540項目。この時点ではストーリーの鍵となるブラッド・ソードは一切登場しない。ただし、後の宿敵となるイコンが登場する。

シナリオ#2 魔術王をたおせ! The Kingdom of Wyrd[編集]

あらすじ
クラース南東の森を旅していた「きみ」達は、年老いた吟遊詩人の死に立ち会う。そして、かつて地上を支配し、現在では肉体を失って魂を星と化している5人の魔術師「真のマグス」が地上に復活しつつある事実を知らされ、それに立ち向かうために、過去に破壊された生命の剣ブラッド・ソードを修復する任務を託された。彼からブラッド・ソードの鞘を託された「きみ」達は、ブラッド・ソードの柄を求めて、ワーロック王が支配する北の国ワイアード王国を目指す。
概要
第2巻。570項目。ブラッド・ソードの修復の旅が始まる。ここから、星となった「真のマグス」達の魔の手が伸びる事になる。

シナリオ#3 悪魔の爪を折れ! The Demon's Claw[編集]

あらすじ
ワイアード王国での冒険を終えてから2年後、旅を続ける「きみ」達は、北の国でめぐりあった、ある女賢者の情報により、ブラッド・ソードの刀身が十字軍の地オトレメールのどこかにある事を知り、コラード文明諸国の南の前哨地オトレメールの都クレサンチウムにたどり着く。刀身を見つける手がかりを求めて街をさまよい、様々な事件や人物に遭遇しながら、刀身のありかへと近付いて行く。
概要
第3巻。588項目。クレサンチウムでの冒険から始まり、ブラッド・ソードの刀身のありかへと旅立つ。日本語版タイトルとは裏腹に、「悪魔の爪」を折る場面は存在しない。

シナリオ#4 死者の国から還れ! Doomwalk[編集]

あらすじ
ブラッド・ソードを完成させたのも束の間、ブラッド・ソードは宿敵イコンによって「黄泉の国」へと持ち去られてしまった。「真のマグス」が復活する紀元千年まで残り2年となった今、女魔術師ファティマの協力を得た「きみ」達は、「黄泉の国」へと旅立ち、ブラッド・ソードを取り戻して現世に戻ってくる方法を知る唯一の存在である、老魔術師エンタシウスを求めて、北西のミスト海へと向かう。
概要
第4巻。557項目。前半は魔法使いエンタシウスを探す旅。後半は「黄泉の国」でのブラッド・ソードを探す旅。

The Walls of Spyte[編集]

あらすじ
「審判の日」と噂される紀元千年の冬至前夜、ブラッド・ソードを手にして、古代都市スパイトの廃墟にたどり着いた「きみ」達は、そこで「真のマグス」の復活を阻止するため、「真のマグス」を神と崇めるマギ派の邪教徒達や、「真のマグス」が送り込む怪物達に立ち向かっていく。
概要
第5巻。550項目。真のマグスとの最終決戦。この巻のみ、日本では訳されていない。

主な登場人物[編集]

5人の真のマグス
何世紀も昔にレジェンドを支配していた、二千人の大魔法使い「真のマグス」のうちの5人。彼らはクラースの神々と交信するために、7年毎に聖なる都スパイトに集合していたが、ある時、悪魔が引き起こした大災害により、スパイトは崩壊、集まっていたマグス達も全滅する。だがその時、彼らのうちの5人は自らの魂を宇宙に放った。その魂は星となり、宇宙の調べを聴く事で、神に近い力を蓄えている。そして来たる紀元千年に転生して地上に舞い戻り、地上を支配しようと企んでいる。5つの星は、地上から見るとそれぞれが月の約五分の一の大きさに見える。彼らは死を経験する事なくこの世に留まった事で、骸骨男やゾンビとは違う意味で「亡者」という扱いをされる。
ブルームーン
第2巻から登場。青い星で、占星術では神秘、逆説、幻想を表し、また生と死の境界であり、そのために秘術の知恵を表すとされる。5人のリーダー格であるマグス・トールの魂が化身したものであり、主人公達が任務を託されるきっかけを作った存在でもある。狼男や幽鬼(ストーカー)を操る他、幻影を作り出す事を得意としており、幻影を実体に変える事も可能。
ホワイトライト
第2巻から登場。白い星で、占星術では知識と良識を表し、永遠の変化をもたらす、絶対的かつ積極的行動とされる。マグス・ウルの魂が化身したものであり、魔術師オーガスタスを手下としている。
レッドデス
第2巻から登場。赤い星で、占星術では一般的に悪意ある大虐殺と恐怖の象徴と見なされているが、他の見方では、個人の精神内での闘争とされ、解決すれば悟りへと通じるとされる。吸血雪男を手下としている。彼の手下は、ブルームーンの手下とは仲が悪いらしい。
プレイグスター
第4巻から登場。緑の星で、占星術では病気を示すものとされ、他の認識では、創造におけるあらゆる行動の後に必然的に生じる腐敗と堕落として解釈されている。疫病の霧を送り込む事が出来る。
ギフトスター
第4巻から登場。金色の星で、占星術では運と奇跡の象徴とされている。邪悪な贈り物をもたらす、青白い霧を送り込む事が出来る。
現在のマグス達
現在のクラースを支配している魔術師達。約30人存在し、それぞれが自分の領土の絶対統治権を持つ、実質上唯一の専制君主である。彼らの殆どは、何世紀も前にスパイトの崩壊で「真のマグス」達が滅びた後の混乱の中で力を手に入れた、執事や見習いの子孫である。クラースの各地域は常備軍を持つ事ができず、マグス同士の抗争は地下迷宮の競技か、時には暗殺によって決着がつけられる。彼らのうち、地下迷宮の競技を取り仕切るのはマグス・トール、参加者募集が行われる砦の持ち主はマグス・カルーゲンである。
イコン
第1、3、4巻に登場。ヤマトのウタヤマ(ソングス山)国スゲンシキ家の当主である魔法戦士。「神を恐れぬイコン」の異名を持つ。本名はエイケンで、「魂の形」とほぼ同等の意味がある。第1巻で現在のマグス・ウルに雇われて迷宮の競技に参加するも、主人公達に敗れて撤退。以後、復讐のために主人公達の邪魔をする宿敵となる。サイキという妹がいる。主人公の魔術師が使用する催眠魔法「盲目的服従」が通じない。
ファルタイン
第1巻から登場。異次元に住む妖精の一族。主人公の魔術師が使用する「ファルタイン召集」の呪文によって呼び出される。普通の人間には姿が見えない。様々な強力な魔法を使う事ができ、魔術師と取引する事で手助けをしてくれるが、口が上手く、かなりずる賢い性格で、法外な要求をしたり、期待外れな結果を残す事も多い。魔術師に呼び出されるのは常に1人だが、いつも同一人物が呼び出されているわけではない。
クレフ
第1巻に登場。クラースの地下迷宮で競技の参加者を待ち受ける、競技進行役の魔術師。「金のスパイラル」というゲームのチャンピオンであり、参加者にそのゲームのルールを説明してから勝負を挑み、決着が付くと勝敗を問わず、参加者を魔法で更なる地下深くの迷宮に送り込む。参加者が勝ったり引き分けた場合、参加者に贈り物を与える。だが自分の説明で相手がルールを理解しなかった場合、怒って相手に魔法でダメージを与えてから地下に転送する。
吟遊詩人
第2巻に登場。本名不明の年老いた吟遊詩人。何世紀も前に破壊された生命の剣ブラッド・ソードを修復するために旅を続け、鞘を手に入れて柄のありかも突き止めたが、「真のマグス」の1人・ブルームーンが送り込んだ狼男達によって殺害され、死の間際に主人公達に任務を託す。彼の正体は、第5巻のエンディングで判明する。
ワーロック王
第2巻のラスボス。六世紀も前から北の国ワイアード王国を支配している魔術師。「永遠のたそがれ」城に住む。王国内における真実を具現化する力があり、支配している人々の夢の中に入り込んで尋問したり、罰する事が出来る。「真のマグス」が地上を支配していた頃、彼らの家来だった過去を持つ。ブラッド・ソードの柄を所有している。
ウルバ
第2巻に登場。北の国ワイアード王国のとある村に住む、十代の予言者の少女。ワイアード王国の予言者は階級の1つとされており、彼らは好きな所を巡り、法律を無視する生活をしており、農民達に、権威を恐れるなと説いて回っているが、何故かワーロック王からは黙認されている。
エメリタス
第3巻から登場。カドリール出身のコラード人の医師。主人公の僧侶とは啓蒙修道院で一緒に修行した仲であり、修行を終えた後、托鉢僧となって聖都イブラヒムへ巡礼し、クレサンチウムの銀細工師街で医者を開業した。クレサンチウム一の賢人とされ、患者を富や身分で差別しない人柄から、街の人々から慕われている。身分のあるコラード人は土着の者などと親しく交わるべきではない、という大方の考えに反して、ターシム民族の奴隷の娘ダリを妻としている。
サー・トビアス
第3巻から登場。ショーブレット北部の都市ヴァントリー出身の魔法戦士で、クレサンチウムを守るカペラーズ騎士団の総司令官。陰気な性格。レジェンド世界の一般的な宗教トルー・フェイスの熱狂的な信者であり、東方のターシム民族を始めとする異教徒を嫌い、身勝手な思い込みで相手を悪魔崇拝者扱いして処罰しようとする狂信者である。生命の剣の片割れである死の剣を探している。狂信者なので「盲目的服従」が通じない。
ファティマ
第3巻から登場。東方のターシム民族の女魔術師。強力な魔術師であり、普段は魔法の庭園に住んでいる。
ササリアン
第3巻に登場。ターシム民族の国オパラールの王子。生まれつき人を裏切る性質があり、油断のならない人間として忌み嫌われ、国を追放されて現在ではクレサンチウムの肉屋に住んでいる。彼も死の剣を探している。強力な魔法戦士でもあり、壁画に描かれた古い神話上の悪魔達を実体化させる魔法を使える。
ハンガック
第3巻に登場。大昔、偉大な魔法使いサークナサール殺害を始めとして、数々の流血の略奪を行っていた海賊王。五百年前に死亡したとされていたが、実は亡者のような存在となっており、幽霊船と化した船デビルス・ランナー号で異世界の海をさまよっており、時折、マラジッド湾付近の海に現れる。驚異的な戦闘力を持ち、二本の戦斧により二度攻撃が可能。「盲目的服従」が通じない。
ジニー
第3巻に登場。炎から作られた巨人。悪魔王ジンの息子イブリスに使える一族である。その巨体に凄まじい力と強大な魔力を持つ。七百年前、人間の魔術師によって真鍮の瓶に封印され、その間、自分を助け出した者に3つの願いを叶える報酬を与える誓いを立てたが、長い年月のうちに性格が歪み、自分を解放した者に与える報酬は死と決めてしまっている。口に出してはならぬ名を挙げ、サラマンの巻物に書かれた儀式の言葉を唱える事によって拘束される。
ハサン・イーサバー
第3巻に登場。ファティマの友人で、ハロガーン山脈東の荒野に秘密の要塞を構えるターシムの異端派に従事する暗殺団・マリジャー暗殺団の団長。ターシムの秘術によって何世紀も生き続けており、「山の老人」の異名を持つ。人間離れした力と機敏さを持つ。彼もまた、死の剣を探している。第5巻では説明のみの登場となる。
エンタシウス
第4巻に登場。北西のミスト海にある、とある島で召使いの女性とともに住んでいる老魔術師。古代セレンチーヌの貴族であり、魔法によって数百年以上も生き続けている。生きたまま「黄泉の国」へと旅立ち、現世に戻ってくる方法を知っている、世界で唯一の人間である。今は亡き恋人コーデリアを「黄泉の国」から現世に連れ戻す事を望んでいる。
アザレル
第4巻に登場。「黄泉の国」を支配する死の天使。他の時代や文化では、プルート、ハデス、アラウン、オシリス等の様々な名で呼ばれている。羽根の生えた黒い肌の巨人の姿をしており、羽には無数の目を持っており、一目で「黄泉の国」の隅々を見渡せる。人間が一人死ぬ毎に、羽根の目の一つが閉じられる。
コーデリア
第4巻に登場。古代セレンチーヌの平民の娘であり、エンタシウスの恋人。当時の法律により、貴族であるエンタシウスと結ばれる事が出来ず、二人はセレンチーヌを脱出しようとするも、脱出を計ったその夜に、コーデリアはエンタシウスを憎んでいた者達に殺されてしまい、エンタシウスだけが魔法で脱出する事になったのである。彼女の魂は現在も「黄泉の国」に存在する。
ザラ
第5巻に登場。「真のマグス」復活を狙う邪教徒集団・マギ派に仕える、エンフィドールの女魔術師にして予言者。全身を刺青で覆っており、それには敵の抹殺のために召喚できる悪魔が封印されているという。心を読む術が使えるため、信者達の尋問の役目を担っている。死の雷の術も使える。
カルナズ・ウスタッド・ハセイン
第5巻に登場。ハサン・イーサバーの末息子。2年前にパンシガール暗殺団の指導者ジョモ・マハダールとの戦いで不治の重傷を負った父に代わり、死の剣を携えてマギ派に潜入している。ランク19の戦士と同等の戦闘力を持つ。心を隠蔽するタクミン・クァバの秘技を身につけている。

単行本[編集]

  1. ブラッド・ソード シナリオ#1 勝利の紋章を奪え!
  2. ブラッド・ソード シナリオ#2 魔術王をたおせ!
  3. ブラッド・ソード シナリオ#3 悪魔の爪を折れ!
  4. ブラッド・ソード シナリオ#4 死者の国から還れ!
  5. Blood Sword book 5: The Walls of Spyte (シリーズ最終巻。未訳)