ブラッド・アームストロング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ブラッド・アームストロング
プロフィール
リングネーム ブラッド・アームストロング
バズキル
B.A.
バッドストリート
アラックナマン
本名 ロバート・ジェームズ・ジュニア
(ブラッドリー・ジェームズ)
身長 183cm
体重 102kg(全盛時)
誕生日 1961年6月15日
死亡日 2012年11月1日(満51歳没)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州マリエッタ
トレーナー ボブ・アームストロング
デビュー 1980年
テンプレートを表示

ブラッド・アームストロングBrad Armstrong、本名:Robert James Jr.1961年6月15日 - 2012年11月1日)は、アメリカ合衆国プロレスラージョージア州マリエッタ出身。

父親はWWE殿堂者ボブ・アームストロング。兄はWWEレフェリースコット・アームストロング。弟のスティーブブライアンもプロレスラーである。

来歴[編集]

NWA[編集]

1980年7月にデビューし[1]アラバマのサウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリングやジョージアジョージア・チャンピオンシップ・レスリングなど、父ボブ・アームストロングが主戦場としていたNWAディープサウス地区にてベビーフェイスの新鋭として活動。

1980年代初頭はボブとの親子タッグで活躍し、アラバマでは1980年12月、デニス・コンドリー&ランディ・ローズミッドナイト・エクスプレスからNWAサウスイースタン・タッグ王座を奪取[2]、ジョージアでは1981年11月25日、トーナメント決勝でミスター・サイトー&ミスター・フジを破りNWAナショナル・タッグ王座を獲得した[3]

シングルでは1981年1月20日にアラバマ地区認定のUSジュニアヘビー級王座に就き[4]、当時レス・ソントンが保持していたNWA世界ジュニアヘビー級王座にも度々挑戦。1983年からはヘビー級戦線に進出し、1984年2月18日にテッド・デビアスからNWAナショナル・ヘビー級王座を奪取、以降も7月にかけてザ・スポイラーを相手にナショナル王座を争った[5]。同年下期からはビル・ワット主宰のMSWAに参戦、12月5日にアーニー・ラッドからミッドサウス北米ヘビー級王座を奪取している[6]

1986年7月、全日本プロレスに初来日。ジョージアでの盟友だったスタン・ハンセンとテッド・デビアスが参戦した『サマー・アクション・シリーズ '86』に後半戦特別参加で出場し、両国国技館にて行われた世界ジュニアヘビー級王座の初代王者決定トーナメント決勝でヒロ斎藤と対戦した[7]

1986年、ジョージアやアラバマでもタッグを組んでいたティム・ホーナーをパートナーに、NWAのジム・クロケット・プロモーションズにてライトニング・エクスプレスThe Lightning Express)を結成。ボビー・イートン&デニス・コンドリーの第2期ミッドナイト・エクスプレスイワン・コロフ&クラッシャー・クルスチェフザ・ラシアンズと抗争した。ジム・クロケット・ジュニアがビル・ワットから買収したミッドサウス地区のUWFでは、1987年5月17日にスティング&リック・スタイナーを破りUWF世界タッグ王座を獲得、10月16日にブッチ・ミラー&ルーク・ウィリアムスザ・シープハーダーズに敗れるまで保持した[8]

WCW[編集]

ライトニング・エクスプレス解散後はシングルプレイヤーに戻り、クロケット・プロを買収したWCWのミッドカードに出場していたが、1991年5月、覆面レスラーバッドストリートBadstreet)に変身し、マイケル・ヘイズ&ジミー・ガービンによる第2期ファビュラス・フリーバーズのサブメンバーとなってヒールに転向。6月3日にはトミー・リッチ&ジャンクヤード・ドッグを3対2のハンディキャップ・マッチにて下し、WCW世界6人タッグ王座を獲得した[9]。同年の下期からは、スパイダーマンを模したアラックナマンArachnaman)なるベビーフェイスの覆面レスラーに再変身[10]。WCW世界TV王者のスタニング・スティーブ・オースチンにも挑戦したがブレイクには到らず、いずれも短命のギミックで終わった。

1992年は素顔のブラッド・アームストロングに戻り、7月5日にスコッティ・フラミンゴからWCWライトヘビー級王座を奪取[11]。同時期、日本では新日本プロレスの常連外国人選手となっており(初参戦は1991年9月)、以降1994年にかけて新日本には通算8回来日。1992年2月の来日時には、スコット・ノートンと組んで武藤敬司&馳浩IWGPタッグ王座にも挑戦した。

1995年に一時WCWを離れ、ジェリー・ジャレット&ジェリー・ローラーUSWAジム・コルネットのスモーキー・マウンテン・レスリング(SMW)で活動。USWAではビリー・ジャック・ヘインズ、SMWではバディ・ランデルテリー・ゴディを破り、各団体のフラッグシップ・タイトルであるヘビー級王座を獲得している[12][13]

1997年のWCW復帰後はジョバー要員となり、しばらく活躍の機会に恵まれなかったものの、1999年にイニシャルのB.A. をリングネームに、ラッパーMaster Pが結成した "No Limit Soldiers" に加入、コナンレイ・ミステリオ・ジュニアと共闘し、カート・ヘニングバリー・ウインダムらによるウエスト・テキサス・レッドネックスと抗争した。ユニット解散後はベルリンとの抗争が組まれ、10月24日の "Halloween Havoc 1999" にて勝利を収めている[14]

以降はWCWのストーリーラインから外され、1999年の末からは再びヒールターンし、当時WWFで人気を博していた弟の "ロード・ドッグ" ジェシー・ジェームズのパロディであるバズキルBuzzkill)なるキャラクターに扮したが、2000年初頭に膝を負傷して戦線を離脱。2001年のWCW崩壊後は古巣のアラバマやジョージアのインディー団体にスポット参戦し、父のボブや兄のスコットとのタッグでレジェンド・マッチに出場していた。

WWE[編集]

2006年9月、第3ブランドECWカラー・コメンテーター兼ロード・エージェントとしてWWEと契約。ハウス・ショーでは試合にも出場し、スティービー・リチャーズらと対戦した[1]2007年はWWEの下部団体だったDSWにも登場、3月17日の "Park Slam" ではメジャー・ブラザーズとトリオを組み、ウィリアム・リーガルデイブ・テイラーフィンレイの英国人チームと6人タッグマッチで対戦している[1]

2011年4月2日、アトランタフィリップス・アリーナで行われたWWE殿堂の記念式典に出席、スコットやブライアンと共に、ボブ・アームストロングの殿堂入りのインダクターを務めた[15]

2012年11月1日、死去[16]。51歳没。

得意技[編集]

獲得タイトル[編集]

サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWAナショナル・ヘビー級王座:2回[5]
  • NWAナショナル・タッグ王座:2回(w / ボブ・アームストロング、ティム・ホーナー[3]
チャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ
MSWA / UWF
  • ミッドサウス北米ヘビー級王座:1回[6]
  • UWF世界タッグ王座:1回(w / ティム・ホーナー)[8]
WCW
USWA
  • USWAヘビー級王座:1回[12]
スモーキー・マウンテン・レスリング
  • SMWヘビー級王座:2回[13]

脚注[編集]

  1. ^ a b c Brad Armstrong”. Cagematch. 2011年7月25日閲覧。
  2. ^ a b NWA Southeastern Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  3. ^ a b NWA National Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  4. ^ a b NWA United States Junior Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  5. ^ a b NWA National Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  6. ^ a b NWA North American Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  7. ^ AJPW World Junior Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  8. ^ a b UWF World Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  9. ^ a b WCW World 6-Man Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  10. ^ Arachnaman”. Online World of Wrestling. 2011年7月25日閲覧。
  11. ^ a b WCW World Light Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  12. ^ a b USWA Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  13. ^ a b SMW Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。
  14. ^ Halloween Havoc 1999”. pWw-Everything Wrestling. 2011年7月25日閲覧。
  15. ^ WWE Hall of Fame Class of 2011 Inductees: "Bullet" Bob Armstrong”. WWE.com. 2011年7月25日閲覧。
  16. ^ Brad Armstrong passes away”. WWE.com. 2012年11月2日閲覧。
  17. ^ NWA Continental Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2011年7月25日閲覧。

外部リンク[編集]