ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ駅

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ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ鉄道駅
駅舎正面玄関
駅舎正面玄関
ŽST Bratislava-Petržalka
所在地 スロバキアの旗 スロバキア ブラチスラヴァ
管理者 スロバキア国鉄
駅構造 地上駅
ホーム 2面5線
開業年月日 1897年


ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ駅ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ鉄道駅スロバキア語: Železničná stanica Bratislava-Petržalka)はスロバキア首都ブラチスラヴァ市にある主要鉄道駅である。オーストリアハンガリーポーランドチェコ方面行き国際列車の始発駅で、国内列車の発着本数は少ない。

概要[編集]

2001年に完成した現駅舎。手前はペトルジャルカ遊歩道の起点
ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ鉄道駅の位置

オーストリア国境に接するブラチスラヴァ5区ペトルジャルカ街区のコプチアンスカ通りに面する。ドナウ川対岸の旧市街区とは、ブラチスラヴァ交通企業(DPB, Dopravný podnik Bratislava)の路線バスのほか、自転車・歩行者専用道のペトルジャルカ遊歩道(Petržalské korzo)で結ばれている。電化方式は駅舎に面したオーストリア方面の1番ホーム(Nástupište 1)がオーストリアの交流15kV16.7Hz、ハンガリー方面の2番ホーム(Nástupište 2)が南部スロバキアおよびハンガリーの交流25kV50Hzで、構内に電気セクションが設けられている。駅の南西部は工業団地で、かつてのプレスブルク鉄道線の一部が各工場につながる非電化貨物専用線となって残っている。

旧ブラチスラヴァ=ノヴェー・メスト鉄道駅1962年ブラチスラヴァ=ニヴィ鉄道駅に改称、1985年廃止。現・旧市街区シティー・ビジネス・センター・ブラチスラヴァ)を起点とし、道路鉄道併設橋のフランツ・ヨーゼフ橋(現・旧橋、Starý most)を経てハンガリーのヘジェシャロム(Hegyeshalom)でブダペスト方面の東部鉄道に接続するブラチスラヴァ-ヘジェシャロム鉄道の駅として1897年に開業した。

1914年にはウィーン市内の市電網とブラチスラヴァ市内の市電網に乗り入れる延長69キロの電化新線(プレスブルク鉄道、ドイツ語:Pressburger Bahn / ブラチスラヴァ-ウィーン間市電線、スロバキア語:Električková trať Bratislava – Viedeň)のブラチスラヴァ側のターミナル駅となり、さらに1921年にはウィーン方面の東部鉄道に直結するパルンドルフ-ブラチスラヴァ支線の終点駅となった。しかし第二次世界大戦では、占領ドイツ軍による鉄道施設破壊とオーストリア国境の「鉄のカーテン」化で、1945年にプレスブルク鉄道ヴォルフスタール-ペトルジャルカ間とパルンドルフ-ブラチスラヴァ支線キッツエー-ペトルジャルカ間が放棄遮断されたためウィーンへのターミナル機能を失い、戦後は工業団地に隣接する小駅となった。

民主化後の1990年5月、駅構内の改良工事とパルンドルフ-ブラチスラヴァ支線のオーストリア国境区間の復旧工事が始まり、1998年12月15日キッツエー-ペトルジャルカ間が全線開通しオーストリアとの直通列車が復活した。2001年には複合商業施設を備えた新駅舎が完成。2005年以降、ペトルジャルカ-ウィーン南間のローカル急行列車(REX)始発駅となり、オーストリア連邦鉄道の4024系タレント電車が日中毎時1往復運行している。また駅前再開発ビル「ヴィエンナ・ゲート」(Vienna Gate、2008年完成)など周辺の再開発も進んでいる。

さらにプレスブルク鉄道ペトルジャルカ-ヴォルフスタール間の跡地を利用し、ウィーン空港駅からブラチスラヴァ=ペトルジャルカ鉄道駅を経てブラチスラヴァ空港までの新線を建設し直通列車で結ぶ民間レベルの構想があるが実現していない。欧州委員会の欧州横断交通網構想(Trans-European Transport Networks)では、将来の欧州高速鉄道網におけるスロバキアのターミナル駅として位置づけられている。

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外部リンク[編集]