ブラジル学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ブラジル学校(ブラジルがっこう)は、在日ブラジル人のための学校で、ブラジリアンスクールともいう。ブラジル人の子弟の大半は日本の公立学校で一般日本人と同じ学習をしているが、一部はブラジル学校に通っている。ポルトガル語を話すブラジル人の学校がなぜ「ブラジリアンスクール」と英語で呼ばれるのかは不明である。

学校の数[編集]

日本各地に約80校がある。そのうち日本各種学校の資格があるのは11校、資格を取得していない無認可校が大半である(文部科学省調べ2010年現在)。

設備[編集]

  • 大半の学校は、自治体の補助を受けられないということもあってか、賃貸物件であることが多い。規模は私塾ぐらいの広さであり、グラウンドはないところが多い。また、ブラジル人学校の多くが郊外にあったり、遠くから生徒が通うことから、教員による送迎が行われている。そのための通学バスや大型ワゴンを所有している学校が一般的であったが、昨今では経営難のために売却してしまった学校も多い。
  • ブラジル学校はブラジルのシラバスに基づいて運営されていることから、ブラジル同様学校内での健康診断を日本の法律上義務づけられていない。そのため、それを行う際は地元の公立小中学校などに診断機器を借り、地元のボランティアの協力のもと行われている。最近では、NPOや地域団体との協力のもと、保健教育に力を入れている学校も見受けられるが、十分とは言えず、その必要性が議論になっている。

認可[編集]

48校がブラジル政府からの認可を受けている(2010年現在)。

規模[編集]

一校あたり30人から200人くらいの児童・生徒がいる。

学校経営[編集]

ほとんどの学校は授業料のみで学校を運営している。そのため、学校経営はとても苦しい。

教育内容[編集]

ブラジルの教育制度に準拠してるところが大半である。

授業料[編集]

学校の1人あたりの授業料は1ヶ月数万円が当たり前で、大変高額である。そのため2008年秋の世界的不況の折、親の失業などにより退学する者が相次いだ。そのため、運営費である学費を確保出来ず、光熱費の支払いにさえも苦労し、最悪の場合に閉校してしまうことが多い。

不就学[編集]

学校に通えない不就学の子どもがいる[要追加記述]。。不登校化から非行へと走る[要追加記述]ケースや工場などで働くケース(児童労働)があり、日本のマスコミに好んで報道される。

ブラジル学校の一部では日本語が不自由な学児のため、日本語教室を開設している。(虹の架け橋教室

支援[編集]

  • 三井物産が2005年よりブラジル学校及び在日ブラジル人への教育支援を行っている。

関連団体[編集]

  • 在日ブラジル人学校協会

ブラジリアンスクール一覧[編集]

滋賀県

岐阜県

静岡県

愛知県

群馬県

茨城県

埼玉県

  • 上里町
    • インスチツート・エドカショナル・TS・へクレアソン

長野県

  • 伊那市
    • コレージオ・デザフィーオ
  • 箕輪町
    • エスコーラ・アウゴダォン・ドセ

三重県

岡山県

  • 総社市
    • エスコーラ・モモタロウ・オカヤマ

脚注[編集]

  1. ^ エスコーラ・アレグリア・デ・サベール(ポルトガル語)

参考書籍[編集]

  • 日本の中の外国人学校 月刊「イオ」編集部 編2006年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]