ブラジルナッツ

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ブラジルナッツノキ
Bertholletia excelsa.jpg
ブラジルナッツノキ
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: サガリバナ科 Lecythidaceae
亜科 : サガリバナ亜科 Lecythidoideae
: ブラジルナッツ属 Bertholletia
: ブラジルナッツ B. excelsa
学名
Bertholletia excelsa Humb. & Bonpl.
和名
ブラジルナッツ
英名
Brazil Nut Tree

ブラジルナッツは、サガリバナ科高木(ブラジルナッツノキ:Bertholletia excelsa)、またはナッツとして食用にされるその種子である。

樹木[編集]

ブラジルナッツの果実を割ったところ

ブラジルナッツノキはブラジル、ベネズエラ、ギアナなどアマゾン川流域周辺の熱帯雨林原産の高木である。ブラジルナッツ属(Bertholletia)の唯一種。属名はフランスの化学者クロード・ルイ・ベルトレーに献名されている。

非常に大きく、高さ50m(超高木)、幹の直径2mに及ぶ。は長さ20-50cm、幅9-15cmほどの楕円形で、互生し、乾季には落葉する。

は白色で径3cmほど、多数が円錐花序をなす。ブラジルナッツの授粉は特殊なEuglossa spp.など)によって行われ、またこれらの蜂は特定のCoryanthes vasquezii)において繁殖する。従ってブラジルナッツはこれらの生物と共生していると言うことができる。

果実は成熟に14ヶ月を要する。果実は直径10-15cmの球形のさく果で、厚い殻の中に、10-20個ほどの長さ4-5cmの三角錘状の種子が放射状に詰まっている。先端に穴があるが、自然に割れることはない。自然界ではアグーチなど大型齧歯類がかじって破り、中の種子を食べ、一部の種子を埋めるなどの行動によりブラジルナッツは繁殖する。

果実・種子の利用[編集]

殻を取り除いたブラジルナッツの種子

ブラジルナッツの種子はマカダミアナッツと同じくバターのように濃厚な味で、先住民により古くから食用にされてきた。油脂分が70%と油を多量に含むため、燃料用にもされた。果実の殻は容器として用いられた。

上記の共生関係により、ブラジルナッツは生育場所が限られるため、栽培による生産は困難である。現在はボリビアの生産量が第一位となっている。

画像[編集]

関連項目[編集]