ブライアン・ジャイルズ

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ブライアン・ジャイルズ
Brian Giles
BrianGiles.JPG
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州エルカホン
生年月日 1971年1月20日(43歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 1989年 ドラフト17巡目
初出場 1995年9月16日
最終出場 2009年6月18日
年俸 $9,000,000(2009年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ブライアン・ジャイルズ(Brian Stephen Giles、1971年1月20日 - )は、元野球選手。左投げ左打ち。守備位置は外野手カリフォルニア州エルカホン出身。2004年日米野球のメジャーリーグ選抜チームとしても来日したマーカス・ジャイルズは実弟。

経歴[編集]

インディアンス[編集]

1989年にグラナイト・ヒルズ高校から17巡目でクリーブランド・インディアンスにドラフト指名され、7月18日に契約をする。プロ最初の5年間は平凡な成績であったが、1994年にAAAで128試合に出場し打率.313、16本塁打。58打点の成績を残し注目を集める。翌1995年は開幕からの昇格も期待されたが、マニー・ラミレスアルバート・ベルケニー・ロフトンといった錚々たるメンバーが外野手のレギュラーであったため、AAAからのスタートとなった。このシーズンも123試合出場で打率.310、15本塁打、67打点と結果を残し、セプテンバー・コールアップで昇格し9月16日にメジャーデビューを果たす。1996年も3人の壁は厚く、51試合に出場はしたが主にAAAですごした。ベル、ロフトンが去った1997年はベテランのケビン・ミッチェルらを押しのけ、130試合に出場したが先発は97試合、ロフトンがFAで再加入した1998年は112試合出場で先発90試合とレギュラーの座をつかみ取るまでには至らなかった。11月18日にリリーフ左腕リカルド・リンコンとのトレードでピッツバーグ・パイレーツへ移籍する。

パイレーツ[編集]

パイレーツ初年度となった1999年は39本塁打を放ち一躍スター選手となる。2000年2001年にはオールスターにも選出された。2002年にはすべてバリー・ボンズに次ぐリーグ2位の出塁率.450、長打率.622、OPS1.072を記録した。弱小チームのパイレーツでは勝負を避けられる傾向にあり、敬遠も多かった。2003年も開幕から正左翼手としてプレーしたが、4月12日に右膝内側側副靱帯を損傷し故障者リスト入りする。5月7日に復帰した。8月26日には、彼の地元エルカホンにほど近いサンディエゴ・パドレスが翌年開場するペトコ・パークの目玉として期待し、オリバー・ペレスジェイソン・ベイとマイナー一選手とのトレードで移籍することとなった。

パドレス[編集]

2004年は広い球場に移ったことで本塁打は減ったが期待通りの活躍をした。2005年は158試合に出場し、両リーグ最多となる119四球、ナ・リーグ3位となる出塁率.423をマーク。3番で67試合、4番で77試合に先発出場し、7年ぶりとなるチームのナ・リーグ西地区優勝に貢献。MVP投票では9位に入った。同年オフにはFAとなるが12月5日にパドレスと再契約した。ヤンキーススタインブレナーオーナーのウィッシュ・リスト(欲しい選手のリスト)に長年入っていた[2]彼にキャッシュマンGMがコンタクトを取ったが、彼は地元でのプレーを選んだ[3]

2006年も西地区優勝に貢献。2007年ブレーブスでリードオフマンを勤めた弟のマーカスが加入したこともあり、2番打者として開幕からプレー。しかし古傷の右ひざを痛めてしまい5月19日以降は休場し、5月29日には右膝骨挫傷のため故障者リスト入りする。前半戦は1本塁打と精彩を欠いたが、6月29日に復帰して復調、9月には打率を落としてしまったが後半戦は12本塁打と持ち直し[4]、チームのポストシーズン進出争いに貢献した。マーカスの不振により復帰後からリードオフマンとなり、出塁率.368をマーク[5](シーズン通算の出塁率は.361)した。10月3日に内視鏡による右膝軟骨再生手術を受けたが[6]2008年の開幕には間に合った。

契約最終年の2008年、3年ぶりに3割を上回る打率を記録し、自己最多の40二塁打を記録。シーズン終了後の11月7日に球団は900万ドルのオプションを行使することを発表し、2009年もパドレスでプレイすることが決まった[7]。しかし、極度の打撃不振と右膝の関節炎で故障者リスト入りし、7月1日以降残りのシーズンを棒に振った。

2010年2月7日、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだが、3月11日に引退を表明した。

選手としての特徴[編集]

パドレス移籍以前は30本以上のホームランを放つパワーも見せていたが、本拠地球場が広く、特に左打者に不利なパドレスに移籍してからは打撃スタイルを一転。ホームランよりも二塁打を放つバッティングに徹している。優れた選球眼を持った打者であり、通算4割前後の出塁率と、3割近い打率を誇る。 パドレス移籍後はその出塁率の高さから、1・2番を打つことも多い。

守備・走塁面では特別な評価はないが、どちらの面でも平均以上の能力は示している。ライトとしての起用が主だが、パドレスに移るまではレフトセンターも守ることができる。どちらかといえばレフト向き。

受賞歴・記録[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
1995 CLE 6 9 9 6 5 0 0 1 8 3 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .556 .556 .889 1.445
1996 51 143 121 26 43 14 1 5 74 27 3 0 0 3 19 4 0 13 6 .355 .434 .612 1.046
1997 130 451 377 62 101 15 3 17 173 61 13 3 3 7 63 2 1 50 10 .268 .368 .459 .827
1998 112 430 350 56 94 19 0 16 161 66 10 5 1 3 73 8 3 75 7 .269 .396 .460 .856
1999 PIT 141 627 521 109 164 33 3 39 320 115 6 2 0 8 95 7 3 80 14 .315 .418 .614 1.032
2000 156 688 559 111 176 37 7 35 332 123 6 0 0 8 114 13 7 69 15 .315 .432 .594 1.026
2001 160 674 576 116 178 37 7 37 340 95 13 6 0 4 90 14 4 67 10 .309 .404 .590 .994
2002 153 644 497 95 148 37 5 38 309 103 15 6 0 5 135 24 7 74 10 .298 .450 .622 1.072
2003 105 481 388 70 116 30 4 16 202 70 0 3 0 2 85 11 6 48 8 .299 .430 .521 .951
SD 29 128 104 23 31 4 2 4 51 18 4 0 0 2 20 1 2 10 4 .298 .414 .490 .904
'03計 134 609 492 93 147 34 6 20 253 88 4 3 0 4 105 12 8 58 12 .299 .427 .514 .941
2004 159 711 609 97 173 33 7 23 289 94 10 3 0 9 89 6 4 80 12 .284 .374 .475 .849
2005 158 674 545 92 164 38 8 15 263 83 13 5 0 8 119 9 2 64 14 .301 .423 .483 .906
2006 158 717 604 87 159 37 1 14 240 83 9 4 0 4 104 6 5 60 18 .263 .374 .397 .771
2007 121 552 483 72 131 27 2 13 201 51 4 6 0 1 64 5 4 61 8 .271 .361 .416 .777
2008 147 653 559 81 171 40 4 12 255 63 2 2 0 5 87 2 2 52 18 .306 .398 .456 .854
2009 61 253 225 18 43 10 1 2 61 23 1 0 0 1 26 2 1 31 6 .191 .277 .271 .548
通算:15年 1847 7835 6527 1121 1897 411 55 287 3279 1078 109 45 4 70 1183 114 51 835 160 .291 .400 .502 .902
  • 2009年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

参考資料[編集]

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  1. ^ San Diego Padres Salaries Player Salaries and Team Payroll - MLB Baseball” (英語). ESPN.com. 2009年11月29日閲覧。
  2. ^ BASEBALL; Yankees' Brain Trust Mulls Deals”. New York Times (2003年7月31日). 2008年2月11日閲覧。
  3. ^ Yanks Meet Resistance in Free-Agent Market” (2005年11月22日). 2008年2月11日閲覧。
  4. ^ Brian Giles - San Diego Padres - Game Log - MLB - Yahoo! Sports”. 2008年2月11日閲覧。
  5. ^ FOX Sports on MSN: Brian Giles - Fantasy News”. 2008年2月11日閲覧。
  6. ^ Microfracture surgery on right knee successful for Pads' Giles”. 2008年2月11日閲覧。
  7. ^ Associated Press (2008年11月8日). “Padres exercise $9 million option on Giles” (英語). ESPN.com. 2009年8月18日閲覧。

外部リンク[編集]