ブニョール

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Buñol/Bunyol

ブニョールの市旗   ブニョールの市章


 バレンシア州
 バレンシア県
面積 112.40 km²
標高 441m
人口 9,835 人 (2014年)
人口密度 87.5 人/km²
住民呼称 Buñolense
Buñolero/a
言語地域 バレンシア語
自治体首長
(2015年)
ラファエル・ペレス・ヒル (EUPV)
守護聖人 ルイ・ベルトランスペイン語版
ベナンシオ
デサンパラードスの聖母
Buñol/Bunyolの位置(スペイン内)
Buñol/Bunyol
Buñol/Bunyol
スペイン内ブニョールの位置
Buñol/Bunyolの位置(バレンシア県内)
Buñol/Bunyol
Buñol/Bunyol
バレンシア県内ブニョールの位置

北緯39度25分10秒 西経0度47分26秒 / 北緯39.41944度 西経0.79056度 / 39.41944; -0.79056座標: 北緯39度25分10秒 西経0度47分26秒 / 北緯39.41944度 西経0.79056度 / 39.41944; -0.79056

ブニョールバレンシア語 : Bunyol、スペイン語 : Buñol)は、スペインバレンシア州バレンシア県ムニシピ(基礎自治体)。毎年8月の最終水曜日に行われるトマト祭り「トマティーナ」で知られる。公式名は二言語の名称をスラッシュでわけたBuñol/Bunyol。

地理[編集]

面積は112.40平方キロメートル。2014年の人口は9,835人。バレンシア州の州都バレンシアの38km西に位置する。自治体内をブニョール川が流れ、ラス・カブリーリャス山地、ドス・アグアス山地、マラカラ山地、マルテス山地などに囲まれている。レンフェ(スペイン国鉄)の路線でバレンシアと結ばれている。

地元経済は工業と農業が混合しており、農業ではイナゴマメアーモンドオリーブブドウ、その他の果樹などを栽培している。

祭礼[編集]

8月の最終水曜日にはトマティーナ(トマト祭り)と呼ばれる収穫祭が行われる。前夜祭には屋台や移動遊園地が設置され、家々の壁がビニールシートで覆われる。翌日にはパロ・ハボンを引き金として、プエブロ広場でトマト投げの乱痴気騒ぎが繰り広げられる。この祭りの起源は諸説あり、若者同士のケンカが由来であるとする説、住民の階級闘争が由来であるとする説などがある。

人口1万人足らずの小さな町に世界各国から観光客が集まる。

2008年には人口の4倍以上に当たる約4万人が参加。北京オリンピックで5位入賞したスペイン男子水球チームも特別参加し、トマト120トンを投げ合った[1]

政治[編集]

歴代首長[編集]

首長一覧(1979-)
任期 首長名 政党
1979–1983 ジョアキン・マスマノ・イバニェス PCE
1983–1987 ジョアキン・マスマノ・パルメル PCE
1987–1991 ジョアキン・マスマノ・パルメル EUPV
1991–1995 フアン・アンドレス・ペレリョ・ロドリゲス PSOE
1995–1999 ジョアキン・マスマノ・パルメル EUPV
1999–2003 ミネルバ・ゴメス・ペレリョ EUPV
2003–2007 フェルナンド・ヒラルドス・ロセル PSPV-PSOE
2007–2011 フェルナンド・ヒラルドス・ロセル PSPV-PSOE
2011–2015 ジョアキン・マスマノ・パルメル EUPV
2015–2019 ラファエル・ペレス・ヒル EUPV
2019– n/d n/d

脚注[編集]

外部リンク[編集]