ブイグテレコム

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ブイグテレコム
Bouygues Telecom
ブローニュ=ビヤンクールの旧社屋
種類 S.A.
本社所在地 フランスの旗 フランス
イル=ド=フランス地域圏
オー=ド=セーヌ県ムードン・ラ・フォレー
設立 1994年10月4日
業種 情報・通信業
事業内容 携帯電話ISP事業
主要株主 ブイグ 90.53%
ジェーシードゥコー 9.47%
外部リンク Bouygues Telecom
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ブイグテレコム (Bouygues Telecom) は、フランス電気通信事業者。フランスの大手建設・メディアグループであるブイグ傘下の一社である。

概要[編集]

1994年にフランステレコム(現・Orange)、SFRに次ぎフランスで3番目となる携帯電話事業者として設立。1996年よりサービスを開始した。

2002年にはNTTドコモと提携を結び、iモードサービスの提供を開始したが、フランス国内における市場シェアは2006年末時点で約14%にとどまっており、業界3位の座から抜け出せていない[1]

2008年10月には「Bbox」のブランド名で、主にADSLを中心としたインターネットサービスプロバイダサービスを開始した[2]。「Bbox」は同サービスで使用されるセットトップボックスの名称でもあり、同社ではADSLによるネット接続・IP電話・映像ストリーミングのトリプルプレイサービスの提供を売り文句としている。

2005年から2010年にかけて、自転車ロードレースUCIプロツアーに参戦するチーム「Bbox ブイグテレコム」(現ディレクト・エネルジー)のスポンサーであった。同チームには2009年から新城幸也が所属していた[3]

携帯電話市場の競争激化に伴い、買収対象としてしばしば名前が上がる。2015年にはSFRの親会社であるアルティスが、約100億ユーロで同社を買収する提案を行ったが、親会社のブイグはこれを拒否[4]。2016年1月には今度はOrangeが同社を買収しようと交渉に入ったが[5]、同年4月に破談に終わった[6]

不祥事[編集]

2012年10月、誤って1京1,721兆ユーロ(当時の為替レートで約117京円)の利用料金請求書を利用者に送付し、問い合わせを受けたコールセンターも当初ミスを認めなかった[7]

脚注[編集]

外部リンク[編集]