フレッド・バソロ

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アルフレド・"フレッド"・バソロ(Alfredo "Fred" Basolo、1920年2月11日 - 2007年2月27日)は、イリノイ州コエーリョ出身のアメリカ合衆国無機化学者である。

ピエモンテ州出身の両親の元に生まれる。

ジョン・バイラーの指導の下、1943年にイリノイ大学で博士号を取得した。その後、ノースウェスタン大学で研究を行った。錯体有機金属生物無機化学を専門とした。400報以上の論文を執筆し、多くの大学院生を育成した。同僚のラルフ・ピアソンとともに、影響力のある論文"Mechanisms of Inorganic Reactions"を書き、錯体を含む反応機構の重要性を明らかにした。この研究は、配位子場理論物理有機化学の考え方を統合したもので、錯体化学を定量的科学に変えたものである[1][2][3]

バソロが書いた論文は、インデニル効果錯体リガンドの反応、ミオグロビンの合成モデルなど多くの分野に及ぶ。

彼は全米科学アカデミーのメンバーに選ばれ、1983年にアメリカ化学会の会長になった[4]。2001年にはプリーストリー賞を受賞した。

1997年に交通事故に遭って妻を失い、自身も下半身不随の重傷を負った。10年後にクック郡スコーキーうっ血性心不全により死去した。

出典[編集]

  1. ^ Basolo, F.; Pearson, R. G. "Mechanisms of Inorganic Reactions." John Wiley and Son: New York: 1967. ISBN 047105545X
  2. ^ Harry Gray, John S. Magyar (2007). “Obituary Fred Basolo (1920-2007)”. Angewandte Chemie International Edition 46 (16): 2746?2747. doi:10.1002/anie.200701155. 
  3. ^ George B. Kauffman, Laurie M. Kauffman and Harry B. Gray (2007). “Fred Basolo (1920?2007): A tribute from students, colleagues, and family”. Polyhedron 26 (17): 4779?4785. doi:10.1016/j.poly.2007.07.046. 
  4. ^ R. Petkewich, "Fred Basolo Dies at 87", Chemical & Engineering News, 5 March 2007, page 13, published by American Chemical Society

外部リンク[編集]