フラーケン (宇宙戦艦ヤマト)

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フラーケンは、アニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物。声優大木民夫(『III』)、中田譲治(『2199』)。

概要[編集]

ガルマン・ガミラス東部方面軍司令長官ガイデルの部下で、次元潜航艇艦隊を率いる猛将。「ガルマンウルフ」の異名を持ち、ガルマン・ガミラス東部方面軍(もしくはガイデル)の切り札としても知られている。シリーズ中、ヤマトに完勝を収めた数少ない人物。

太く長い眉毛と口髭を蓄え、険しい目つきが特徴。マントの形状は他のガルマン・ガミラス将校とは違い、首には黄色のスカーフを巻いている。また、ベルトのバックルの模様も若干異なっている。ヤマトは元より地球のことも知らなかったことから、ガルマン民族出身であることが窺える。

なお、資料によっては「フラーゲン」と表記されている[1]うえ、『III』の第14話では「少佐」と呼ばれているが、第15話では「大佐」と呼ばれている。

元々は『宇宙戦艦ヤマト2』の「フランケン」(本編での名前は「シー・フラーゲ」)の再利用として出渕裕が次元潜航艇と一緒に提案したキャラクターである[2]

宇宙戦艦ヤマトIII[編集]

東部方面軍前線司令本部に召喚された後、ガイデルの命令を受けて、次元潜航艇10隻を率いて出撃。

戦い慣れしており、次元潜航艇艦隊を手足のように使ってヤマトを攻める。ヤマトが亜空間ソナーを使い始めると、一部の味方艦を陽動にしてヤマト自身の攻撃によって亜空間ソナーを撹乱させ、その隙に接近して至近距離から亜空間魚雷を浴びせるといった、優秀かつ冷徹な戦い方を見せた。

その後も戦いの主導権を握り続け、最終的にはヤマトを東部方面軍前線司令本部たる大型機動要塞のいる宙域へ誘い込み、ガイデルのヤマト鹵獲作戦を成功させた。

宇宙戦艦ヤマト2199[編集]

宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である本作では、「ヴォルフ・フラーケン」というフルネームが設定され、一等ガミラス人として登場する。年齢は地球年齢に換算して34歳相当。容姿は『III』の時より襟足が減った代わりに前髪が増えて眉毛が細くなっている。また、軍服は青基調で、スカーフの色は紅褐色へ変更されているほか、マントは着用していない。

航宙艦隊総司令ガル・ディッツ提督子飼いの部下で、次元潜航艦 UX-01の艦長を務める。階級は中佐。

ガミラス軍の中でも亜空間戦闘で右に出る者はいないと評されており、その風貌と臨機応変に自艦を操り獲物を仕留める戦術から「猟犬」と渾名されている。

『III』とは異なり口調と性格はかなり粗にして野だが卑ではなく、権力を笠に着た者を嫌い、時には上官を上官とも思わぬ言動も見せる一匹狼な性格で、ドメル幕僚団からは扱いが難しいと評されている。その反面、艦艇指揮官としての腕は確かで、一筋縄ではいかない部下達をまとめ上げており、彼らからは全幅の信頼を寄せられている。

権力闘争の渦巻いている帝都を嫌っている節があり、七色星団海戦においてドメルからまた手を借りると言われた際には「バレラスは空気が悪い、願ってもないです」と応えている。

二等ガミラス臣民への偏見はほぼ持っていない。そのため、惑星レプタポーダではザルツ人のノラン・オシェットへ暴力をふるう第十七収容所所長の一等ガミラス人のデバルゾ・ボーゼンを殴ろうとしたこともある[3]。 また、UX-01副長のゴル・ハイニいわく「捨て犬拾うのが好き」とのことであり、ヤマトから成り行きのまま離反することになった薮助治をザルツ人の「ヤーブ・スケルジ」として、UX-01の機関士へ迎え入れている。

UX-01の初登場となる第12話ラストを皮切りに、ヤマトへの攻撃を開始する。自身の初登場となる第13話では原始星団に潜んだヤマトと根比べとなる。相手を誘い出すため、デコイを使って撤退したと見せかけてヤマト側の行動を誘い、ヤマトが使用した亜空間ソナーから位置を把握して攻撃を仕掛けるも、古代進らの亜空間ソノブイで索敵プローブを逆探知・砲撃され、生じた隙に取り逃がした。以降、ミーゼラ・セレステラとミレーネル・リンケによるヤマト鹵獲作戦の支援(第14話)、ヘルム・ゼーリックによるアベルト・デスラー暗殺計画からのデスラー脱出の支援(第15話 - 第19話)、第442特務小隊によるヤマトへの潜入工作の支援(第19話 - 第20話)、ユリーシャ・イスカンダル(と間違われて拉致された森雪)の護送(第20話 - 第21話)など、物語の影で重要な役割を果たしている。第25話ではディッツの召還命令に応じないグレムト・ゲールの逮捕命令を受けてバラン星へ赴き、抵抗してきたゲルガメッシュを容赦なく撃沈した。

出典[編集]

  1. ^ 『★宇宙戦艦ヤマト発信!★』のインターネットアーカイブ2007年12月20日分キャッシュ
  2. ^ 「モデルグラフィックス2014年3月号」P31。なお、出渕は「フランケン」と「シー・フラーゲ」を別キャラだと思っていたとも取れる話し方をしている。
  3. ^ 直前に雪がその場を収めたため、結局殴らなかった。