フランコ・ファジョーリ

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フランコ・ファジョーリFranco Maximiliano Fagioli, 1981年5月4日 - )は、アルゼンチントゥクマン出身のカウンターテナー歌手。

経歴[編集]

国立トゥクマン大学(アルゼンチン)でピアノ、テアトロ・コロンブエノスアイレス)付属芸術学校では同校の歴史で初のカウンターテナーの学生として声楽を学んだ。1997年にSan Martin de Porres合唱団を結成。Annelise Skovmand、Ricardo Yost、Mercedes Wingsに師事する。アルゼンチンではStewart Bedford、Juan Manuel Quintana、Sergio Siminovich、Andres Tolcachir、Susana Frangi、Mario Videla、Pablo Gonzálezらと共演している。

アルゼンチンではテアトロ・コロン、Teatro Avenida (Buenos Aires Lírica)、Auditorio de Belgranoなどに出演。また海外ではシュトゥットガルトザルツブルクリッカルド・ムーティと共演)、ルツェルンチューリッヒカールスルーエインスブルックルネ・ヤーコプスと共演)、ゲッティンゲンエッセンオスロ等で歌い、チューリッヒではヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」でマルク・ミンコフスキおよびチェチーリア・バルトリと共演した。2011年のヴァッレ・ディートリア音楽祭で、ロッシーニカストラートのために書いた唯一の作品「パルミーラのアウレリアーノ」のアルサーチェ役、2012年には同音楽祭でハッセ作「アルタセルセ」のアルバーチェ役など、かつてのカストラートのレパートリーを精力的に取り上げる。そして2012年11月にフランスのロレーヌ国立歌劇場で上演された、5人のカウンターテナーと1人のテノールという男性歌手のみのキャストによるレオナルド・ヴィンチ作のオペラ「アルタセルセ」では、伝説的カストラートのジョヴァンニ・カレスティーニのために書かれたアルバーチェ役を、超絶技巧と高い音楽性で演じて喝采を浴びた[1][2]

そのほかアレッサンドロ・デ・マルキ、アラン・カーティススティーヴン・クレオベリーキングス・カレッジ聖歌隊)、クリストフ・ルセリナルド・アレッサンドリーニミヒャエル・ホフシュテッターガブリエル・ガリードなどと共演している。 BMGおよびSWRよりディスクをリリース。現在はナイーブ・レーベル専属。オペラ界でめきめきと頭角を現しているカウンターテナー歌手として期待が高い。

受賞歴[編集]

2001年にアルゼンチンのConcejo Federal de Inversiones主催のコンテストで1位を獲得。2003年にはドイツのベルテルスマンNeue Stimmenコンクールでカウンターテナーとして初の1位となる。また、2010年のヴァッレ・ディートリア音楽祭(イタリア、マルティーナ・フランカ)におけるヘンデルのオペラ「ロデリンダ」ベルタリード役で、イタリアの音楽批評家協会が主催するアッビアーティ賞(年間最優秀男性歌手部門)を、カウンターテナーとして初めて受賞。

ディスコグラフィー[編集]

CD[編集]

  • 『Arias for Caffarelli』Il Pomo d'Oro, Riccardo Minasi (Naïve)、2013年
  • レオナルド・ヴィンチ: 『アルタセルセ』 (EMI/Virgin Classics)、2013年
  • 『Franco Fagioli. Canzone e Cantate』 (Carus Verlag/SWR)、2010年
  • ヘンデル: 『ベレニーチェ』HWV38 (EMI/Virgin Classics)、2010年
  • ヘンデル: 『テーゼオ』HWV 9 (Carus Verlag/SWR)、2009年
  • グルック: 『エツィオ』 (Oehms Classics/SWR)、2008年

DVD[編集]

  • ロッシーニ:『パルミーラのアウレリアーノ』 (Bongiovanni)、2012年

脚注[編集]

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外部リンク[編集]