フランク・ポドモア

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フランク・ポドモア(1895年)

フランク・ポドモア(Frank Podmore,1856年2月5日 - 1910年8月14日)はイギリス著述家社会主義運動で有名。

超常現象の信憑性には個人的に確信を抱き、終生関心を持っていた。しかし思想としてのスピリチュアリズムには疑問を抱き、社会主義者ロバート・オーエンに傾倒。現在の英国の労働党の基礎となった「ファビアン・ソサエティ」創立に協力し、「スピリチュアリズムのよきライバル」と言われた。

なおSPRには創立時から長期間関わり続け、科学的厳正さと文才で、行過ぎた超常現象賞賛に対してブレーキの役割を果たしたという。

年譜[編集]

  • 1856年2月、ハーフォードシア州エルストリー生まれ。イーストボーン・カレッジの校長トンプソン・ポドモア師の息子。
  • オクスフォード在学中からスピリチュアリズムに興味を持ち、心霊現象の研究を開始。
  • 1875年から76年の間に、霊的な問題における人間性に関しての論文を多数発表。
  • 1876年、心霊現象を体験し、最終的にスピリチュアリズムの現実性についての疑いを解く。
  • 1877年、オクスフォードの自然科学科を首席で卒業。
  • 1880年、NASでの講演中、「もはや自分はスピリチュアリストと呼ばれることはできない」と宣言。
  • 1882年、SPR創立時に評議員に選ばれ、その後27年間続けた。またマイヤースと共同で名誉幹事をつとめる。
  • 1883年、社会主義の討論グループに加わる。グループは翌年「Fabian Society」となり、ポドモアは自宅を本部として提供。「Fabian Society」は各地に労働組合を組織するなどの活動を開始した。
  • 1886年、マイヤースガーニーと共同執筆で「Phantasms of the Living」出版。
  • 1892年、「Apparitions and Thought-Transference」発表。
  • 1897年、「Studies in Psychical Research」発表。
  • 1900年、労働組合代表と「Fabian Society」や「独立労働党」メンバーによる「労働代表委員会」が結成される。
  • 1902年、「Modern Spiritualism」発表。
  • 1903年、「Spiritualism (Pro and Con Series, against Wake Cook) 」発表。
  • 1906年、文筆活動に専念するため、25年間つとめた郵政官僚を退職。「Biography of Robert Owen」発表。理想的社会主義者のロバート・オーエンに傾倒し、「社会主義とスピリチュアリズム双方の父」と賞賛。
  • 1906年、労働代表委員会が総選挙で29名の議員を当選させ、「労働党」と改称される。
  • 1908年、「The Naturalisation of the Supernatural 」発表。
  • 1909年、「Telepathic Hallucination; The New View of Ghosts 」発表
  • 1910年、「The Newer Spiritualism」発表。8月、モルヴァン丘陵(有名な保養地)の泉で溺死、54歳。同性愛スキャンダルに巻き込まれたことによる自殺説も流れた。

参考[編集]