フラッシュハイダース

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フラッシュハイダース
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 PCエンジンSUPER CD-ROM²
開発元 ライトスタッフ
発売元 ライトスタッフ
人数 1人 - 2人
メディア CD-ROM
発売日 1993年12月19日
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フラッシュハイダース』(Flash Hiders)は、ライトスタッフから1993年12月19日PCエンジン SUPER CD-ROM²用ソフトとして発売された対戦型格闘ゲームである。続編的存在であるスーパーファミコン用ソフト『バトルタイクーン』についても、この項で記載する。

概要[編集]

本作の舞台は、大規模な戦争により壊滅的な打撃を受け、荒廃とした後に新たな秩序が形成された世界である。この世界には3つの種族がおり、己の強靭な肉体のみを武器とし、獣化能力を備えた戦闘種族ウォレス、精霊とも力を通じ、魔法を扱える魔法種族メイジア、古代文明の遺産を用いて肉体を機械で強化し、銃火器の扱いに長けた機械種族ボランゾ。彼らは年に一度開催される武術大会“バトルタイクーン”で、各々の腕を競い合う。

本作は「バトルシミュレーション」というジャンルを謳っており、当初はパラメータを調整したキャラクターがオートで戦うゲームとして開発されていた。その名残として、シナリオモードでプレイヤーが操作しない「オートバトル」が選択できる点や成長要素、体力ゲージの他に「攻撃力」「防御力」「スピード」の3つのゲージがあり、各部を攻撃されることで、その値が戦闘中に変動するといった独特の要素が導入されている。

なお、本作ではカプコンの『ヴァンパイア』よりも先にガードキャンセルを導入していた。

ゲームモード[編集]

SCENARIO(シナリオ)
1人プレイ専用のストーリーモード。ビジュアルと音声によるフルボイスでストーリーが展開し、イベントとしてバトルが発生する。
ADVANCED(アドバンスド)
1人プレイ専用。バトルタイクーンと呼ばれる武闘会に出場して優勝を目指す。勝利すると経験値をや賞金を獲得でき、経験値によるレベルアップやショップで装備品を購入することでキャラクターを強化することができる。
VERSUS(バーサス)
1人 - 2人プレイ用の対戦モード。アドバンスモードで育てたキャラクターを使用することも可能。

『バトルタイクーン』[編集]

バトルタイクーン
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 スーパーファミコン
開発元 ライトスタッフ
発売元 ライトスタッフ
人数 1人 - 2人
メディア ROMカートリッジ
発売日 1995年5月19日
テンプレートを表示

『フラッシュハイダース』の2年後に発売されたスーパーファミコンの対戦格闘ゲーム。バックストーリーは、前作『フラッシュハイダース』の一年後という設定である。実質的なゲーム内容は『フラッシュハイダース』のリメイクであるが、ガードキャンセルの廃止や超必殺技の追加など、いくつか変更点がある。

ゲームモードはシナリオモードが廃止されて、アドバンスドモードとバーサスモードのみになった。また、アドバンスドモードでは闘技場での賭けバトル(オートバトルの勝者を予想する)が追加された。

登場キャラクターは前作のラブルハルト、ホロウ、グラニール、ムーンライズが削除されて、新たにガストン=スレイド、パチェット=ベイン、ジェイル=ランスが追加された。

登場キャラクター[編集]

通常使用キャラクター[編集]

バング=バイポット
声 - 緑川光
本作の主人公。種族はウォレス。
いわゆる喧嘩馬鹿で、しかも超が付くほどの自信家。
突進攻撃を主体に接近戦を得意とし、に獣化することができる。
ティリア=ローゼット
声 - 林原めぐみ
バングの幼なじみ。種族はメイジア。バングのお目付役として同行している。
火の魔法に長けており、炎の精霊イフレイスを召喚することができる。
実はバングとは相思相愛の仲なのだが、両者ともその自覚は無いようで、いつも憎まれ口を叩き合っている。
胸が小さいことを気にしているらしく、「ボンレスハム」と呼んだバングを盛大に魔法で吹っ飛ばしたこともある。
オットー=ハルフォード
声 - 辻谷耕史
中央政府主席親衛隊長。種族はボランゾ。有事の際にはハーマンとコンビを組むことが多い。
重装備タイプで攻撃力と防御力は高いが、動きは多少鈍い。
よくしゃべるハーマンに対して、非常に無口。必要最低限のこと以外はしゃべらない。
ハーマン=ド=エラン
声 - 水谷優子
中央政府主席親衛隊員。種族はウォレス。普段はスピノザの護衛をしているが、直接命令を受けて動くこともある。その場合はオットーとコンビを組んで動くことが多い。
スピードと足のリーチを生かした戦い方を得意とし、に獣化することができる。
スピノザにベタ惚れしており、彼のことになると見境がなくなる。その割に、アドバンストモードでは(ゲーム展開の都合もあるが)スピノザを容赦なくぶちのめしていたりする。
酒癖が悪く、いつもアドバンスドモードのストーリーでは飲んだくれている。
ラブルハルト
声 - 沢木郁也
『フラッシュハイダース』のみ登場。
「夜の剣(ナイトブレード)」の異名を取る剣士。種族はウォレス。
日本刀を使っての接近戦を得意とし、に獣化することができる。
スピノザ=サンダーヘッド
声 - 檜山修之
中央政府主席。つまりはこの世界で一番偉い人なのだが、主要キャラクターの中で一番年下。種族はメイジア。
常に冷静沈着。『フラッシュハイダース』のシナリオモードでの一件でバングに敗れて以来、密かに彼をライバル視している。
雷の魔法に長けており、雷の精霊ボルビックを召喚することができる。
カルナーサ=ル=ボン
声 - 渡辺久美子
各地を荒らし回っている有名な女盗賊。種族はボランゾ。自分のことを「アイスウィンド」の二つ名で呼ぶ。
ボランゾとしては軽装タイプで、棒術での戦いを得意とする。
オヤジ趣味で、『フラッシュハイダース』ではグラニール、『バトルタイクーン』ではジェイル=ランスに一目惚れする。
ホロウ
声 - 山野井仁
『フラッシュハイダース』のみ登場。
「影の牙(シャドウファング)」の異名を取る格闘家。種族はボランゾ。
シーナ=バンパイド
声 - 吉田古奈美
種族はメイジア。実は魔界から召喚されたバンパイア。ダイルファーの従者として、彼の身辺を世話している。
『バトルタイクーン』では諸事情により丁稚奉公に出され、スピノザの秘書をしている。
風と氷の魔法に長けており、氷の精霊ウィンディを召喚することができる。

隠しキャラクター[編集]

グラニール
声 - 細井治
『フラッシュハイダース』のみ登場。種族はウォレス。条件を満たせば使用可能になる。
槍を使っての戦闘を得意とし、竜に獣化することができる。
ムーンライズ
声 - 若本規夫
『フラッシュハイダース』のみ登場。種族はボランゾ。条件を満たせば使用可能になる。
常にマスクを外さない、スピノザの秘書。

サブキャラクター[編集]

メインキャラクターと違い、種族は明らかにされていない。

エルエー
声 - 瀧本富士子
バングとティリアがバトルタイクーンへ向かう道中で出会った謎の少年。
『フラッシュハイダース』ではシナリオモードのみ登場、『バトルタイクーン』ではラウンドコールを担当。
リラ
声 - 宮川香月
カルナーサの部下。実はオヤジ趣味。
レイ
声 - 吉田古奈美
カルナーサの部下。実はオヤジ趣味。
ダイルファー
声 - 宮田浩徳
シーナの主人で、彼女を魔界から召喚した。

『バトルタイクーン』のキャラクター[編集]

ガストン=スレイド
声 - 青野武
種族はボランゾ。全身を機械に改造した老戦士で、現在ではめったに見かけなくなった重機動タイプである。
こっそりオットーをライバル視している。
パチェット=ベイン
声 - 緒方恵美
姉御肌の女剣士。種族はウォレス。
前作のラブルハルトと同様に刀を使っての接近戦が得意で、に獣化することができる。
美形であれば男でも女でも守備範囲(両刀)であるらしい。
ジェイル=ランス
声 - 大塚明夫
『バトルタイクーン』の隠しキャラクター。
バングの父親。種族はウォレス。剣を使って戦う。
父親だけあってバングと似た技を使ってくるが、獣化する必殺技は持っていない(必殺技がないだけで、設定によればライオンに獣化することができるとのことである)。
『フラッシュハイダース』と『バトルタイクーン』の全使用可能キャラクター中、ただ一人アドバンスドモードで使用できないキャラクターである。

その他[編集]

PCエンジンに標準で付属するパッドは2ボタンのため、標準パッドにおける操作方法はボタンの押し時間により、パンチとキックの強弱を使い分けとなっている。ただし別売の6ボタンパッドにも対応しており、その際は各攻撃の強弱を振り分けられる。

本作はアーケードカードに対応しており、使用するとCD-ROMの読み込みが軽減される。

外部リンク[編集]