フライトナイト/恐怖の夜

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フライトナイト/恐怖の夜
Fright Night
監督 クレイグ・ギレスピー
脚本 マーティ・ノクソン英語版
原作 オリジナル脚本
トム・ホランド
製作 マイケル・デ・ルカ
アリソン・R・ローゼンツワイグ
製作総指揮 レイ・アンジェリク
ジョシュ・ブラットマン
マイケル・ガエタ
ロイド・ミラー
出演者 アントン・イェルチン
コリン・ファレル
クリストファー・ミンツ=プラッセ
デイヴィッド・テナント
イモージェン・プーツ
トニ・コレット
音楽 ラミン・ジャヴァディ
撮影 ハビエル・アギーレサロベ
編集 タティアナ・S・リーゲル英語版
製作会社 タッチストーン・ピクチャーズ
ドリームワークス
リライアンス・エンターテインメント
マイケル・デ・ルカ・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
日本の旗 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公開 アメリカ合衆国の旗 2011年8月19日
日本の旗 2012年1月7日
上映時間 106分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $30,000,000[2]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $18,302,607[3]
世界の旗 $41,002,607[3]
次作 フライトナイト2英語版
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フライトナイト/恐怖の夜』(フライトナイトきょうふのよる、Fright Night)は、2011年3Dコメディホラー映画。監督はクレイグ・ギレスピー、出演はアントン・イェルチンコリン・ファレルなど。トム・ホランド監督・脚本の1985年の映画フライトナイト』のリメイクである[4]。2011年8月14日にロンドンのO2でプレミア上映され、8月19日にRealD3DIMAX3Dで一般公開された[5]

2012年1月7日から日本で公開。

ストーリー[編集]

ネバダ州ラスベガス郊外に住む普通の高校生チャーリーオタクっぽい思春期をのり越え、学校一の美女エイミーと充実した毎日を送っていた。

ある日、彼の家の隣にジェリーという男が引っ越してくる。チャーリーのオタク時代の友人エドは多くの学生が失踪していることからジェリーが吸血鬼であると主張するが、チャーリーは全く相手にしない。しかしそのエドが失踪してしまい、更にエドの部屋でジェリーが吸血鬼である証拠らしきものを発見。疑いを抱いたチャーリーがジェリーの家に侵入すると、彼が血を吸っている瞬間を見てしまう。ジェリーは本当に吸血鬼だったのだ。

ジェリーを退治するため、チャーリーはラスベガスで有名なヴァンパイア・ハンター・ショー『フライトナイト』のホストであるピーターに助言を求めに行く。しかしその正体は酒に溺れ、アシスタントの女性との痴話喧嘩が絶えず、自らのショーを否定する現実主義者であった。ピーターに失望するチャーリー。更にジェリーの魔の手はチャーリーの母ジェーンとエイミーに伸び、ついにチャーリーの家は彼に爆破されてしまう。何とかジェリーから逃げ延びたものの、ジェーンが怪我を負ってしまう。

その頃ジェリーの正体に見当が付いたピーターはチャーリーとエイミーを自宅であるペントハウスに招くが、そこもジェリーに襲撃されエイミーは攫われてしまう。彼女を救おうと決心するチャーリーに、ピーターは吸血鬼に対する恐怖心を吐露し自分は関わりたくないと言い残し去っていく。しかし駄目な大人に成りたくないと考えたピーターはチャーリーと一緒に戦う事を決意する。

こうしてチャーリーは、愛するエイミーを救うためジェリーとの最後の対決に向かうことになる。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替

製作[編集]

主要撮影は3Dカメラを用いて、ニューメキシコ州リオランチョラスベガスのセットで2010年6月26日から10月まで行われた[11]

作品の評価[編集]

映画批評家によるレビュー[編集]

本作は批評家たちからは概ね好評を得た。Rotten Tomatoesでは151件のレビュー中75%が本作を支持し、平均点は6.3/10となった[12]。主流の批評家からのレビューに100点満点で加重平均点をつけるMetacriticでは、30件のレビューで64点となった[13]CinemaScoreによる観客調査では、平均評定はA+からFの範囲で「Bマイナス」という結果になった[14]

バラエティ』のロバート・ケーラーは、「恐怖と笑いのバランスが巧妙にとられている」と評した[15]

後の作品への影響[編集]

2013年には再リメイクとなる『フライトナイト2英語版』がオリジナルビデオ作品としてリリースされている。

出典[編集]

  1. ^ British Board of Film Classification”. British Board of Film Classification (2011年7月21日). 2011年7月21日閲覧。
  2. ^ Kaufman, Amy (2011年8月18日). “Movie Projector: 'Conan' may not conquer 'The Help'”. Los Angeles Times. Tribune Company. 2011年8月19日閲覧。
  3. ^ a b Fright Night (2011)”. Box Office Mojo. 2013年4月1日閲覧。
  4. ^ ヴァンパイアから逃げ切れるのか、『フライトナイト』本編クリップ映像を公開 - ライブドアニュース
  5. ^ Make a Date With Fright Night 3D”. DreadCentral.com (2010年6月22日). 2011年1月25日閲覧。
  6. ^ a b Sandra Vergara Turns Tricks in Fright Night Remake”. DreadCentral.com (2010年7月15日). 2011年1月25日閲覧。
  7. ^ a b Weinberg, Scott (2010年5月11日). “Colin Farrell & Toni Collette Join Fright Night Remake”. Moviefone.com. http://blog.moviefone.com/2010/05/11/colin-farrell-and-toni-collette-join-fright-night-remake 2011年5月22日閲覧。 
  8. ^ a b Doyno, Stefan (2011年6月1日). Fright Night: Lisa Loeb Is Christopher Mintz-Plasse's On-Screen Mom”. MTV.com. http://www.mtv.com/news/movies/2011/06/01/fright-night-lisa-loeb-christopher-mintz-plasse/ 2011年6月5日閲覧。 
  9. ^ “Paradigm Signs James Franco's Brother Dave Franco from WME (Exclusive)”. The Hollywood Reporter. (2011年2月11日). https://www.hollywoodreporter.com/news/paradigm-signs-james-franco-s-98346 2011年5月22日閲覧。 
  10. ^ オリジナル版でジェリー・ダンドリッジを演じた俳優。
  11. ^ Fright Night location information, casting calls and release date”. OnLocationVacations.com (2010年6月22日). 2011年1月25日閲覧。
  12. ^ Fright Night (2011)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2011年12月19日閲覧。
  13. ^ Fright Night Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2011年12月19日閲覧。
  14. ^ Finke, Nikki (2011年8月21日). “‘Conan’, ‘Fright Night’, ‘Spy Kids 4D’ Flatline; ‘The Help’ Needs No Help At #1, ‘Apes’ #2”. Deadline.com. 2011年8月31日閲覧。
  15. ^ Variety Reviews Fright Night”. Variety.com (2011年8月17日). 2011年8月22日閲覧。

外部リンク[編集]