フォード・イクシオン

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フォード・イクシオン
前期型、フロント
前期型、リア
概要
製造国 日本の旗 日本広島市
販売期間 1999年 - 2003年(アジア)
1999年 - 2007年(台湾)
ボディ
ボディタイプ 5ドアミニバン
駆動方式 前輪駆動
車両寸法
ホイールベース 2,670 mm
全長 4,295 mm
全幅 1,695 mm
全高 1,590 mm
車両重量 1,310-1,400 kg
系譜
後継 フォード・エスケープ(アジア)
フォード・i-Max(台湾)
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イクシオンIxion )は、フォードマツダからOEM供給を受けて販売していたミニバンである。

概要 [編集]

マツダ・プレマシー/Mazda5のフォードブランド版として1999年5月に登場。台湾市場向けのフォード モデルは 1998年から福特六和汽車によって管理されていたため、同等のマツダモデルが発売される前に、短期間でより優れた仕様でより競争力のある価格で発売された[1]。台湾市場向けのイクシオン MAVは、フォードのデザイン アイデンティティを備えた専用設計のフロントとリアを特徴とし、初代プレマシーの現地発売の2週間前に発売された。パナソニック AV800 オーディオ システム、衛星ナビゲーション システムやオプションのリバース カメラなどの機能はフォードのみ提供された。しかし、台湾市場におけるイクシオンの販売は2ヶ月目からプレマシーの後塵を拝し、2005年の販売終了まで販売は平凡であった[2]

台湾のイクシオン MAV は、135 hp/6,200 rpm、16.5 kg·m/4,500 rpm を発生する 1.8 L DOHC 16バルブ エンジンを搭載し、フォード・ティエラと共通の4速オートマチックトランスミッションが組み合わされた。MAVという名前は、Multiple activity vehicle を意味し、台湾モデル専用である。イクシオン MAV は 2種のグレードが販売され、価格は NTD 659,000 元と NTD 699,000 元であった[3]

歴史[編集]

  • 1999年5月 - プレマシーのフォード版として登場。
  • 2001年2月 - 特別仕様車「スポーツアウトフィット」登場。
  • 2001年12月 - マイナーチェンジ。モールがボディ同色になった他、2列シート仕様が廃止された。
  • 2003年12月 - 日本製フォード車の撤退に伴い、販売終了。なお、台湾のみプレマシーベースのフォード車が「i-MAX」として販売されていた。

脚注[編集]

  1. ^ Ford Ixion MAV 雜談”. 7car.tw (2014年1月31日). 2020年10月29日閲覧。
  2. ^ 街頭尋寶---Ford Ixion MAV”. 7car.tw (2015年5月2日). 2020年10月29日閲覧。
  3. ^ 轎式休旅車蔚為風潮,福特Ixion MAV 首度公開亮相”. auto-online.com.tw/ (2001年2月17日). 2020年10月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]