フェリックス・シュトルム

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フェリックス・シュトルム
Felix Sturm 2012-03-30.JPG
フェリックス・シュトルム(2012年3月)
基本情報
本名 アドナン・チャティッチ
通称 The Fighter(ファイター)
Leonidas
階級 ミドル級
身長 181cm
リーチ 185cm
国籍 ドイツの旗 ドイツ
誕生日 1979年1月31日(35歳)
出身地 ドイツレーヴァークーゼン
スタイル ボクサー
プロボクシング戦績
総試合数 46
勝ち 39
KO勝ち 18
敗け 4
引き分け 2
無効試合 1
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獲得メダル
ドイツの旗 ドイツ
男子 ボクシング
ヨーロッパボクシング選手権
2000 タンペレ ライトミドル級

フェリックス・シュトルムFelix Sturm、男性、1979年1月31日 - )は、ドイツプロボクサー。本名はアドナン・チャティッチ (Adnan Ćatić)。元WBO世界ミドル級王者。元WBA世界ミドル級スーパー王者。元IBF世界ミドル級王者。愛称はThe Fighter(ファイター)。鋭いジャブを中心に試合を組み立てる技巧派アウトボクサー。ドイツでは絶大な人気を誇る。プロモーターとしても活躍しており、シュトルム・ボクシングを主催している。

来歴[編集]

ドイツ、レーヴァークーゼン出身。ボスニア・ヘルツェゴビナから戦乱を逃れて移住した難民を両親にもつボスニアドイツ人である。

アマチュア時代[編集]

アマチュアボクシングではライトミドル級(71kg)で1997年にドイツ選手権に出場するも決勝でユルゲン・ブリーマーに敗れ2位になる[1]1998年1999年には同選手権を2連覇している[2][3]

1999年世界ボクシング選手権大会にドイツ代表として出場し、2回戦で敗退[4]

2000年ヨーロッパアマチュアボクシング選手権で優勝[5]シドニーオリンピックにドイツ代表として出場し、3回戦で銅メダルを獲得するジャーメイン・テイラーアメリカ合衆国)に敗れた。アマチュア通算戦績は122戦113勝[6]

プロ時代[編集]

オリンピック後の2001年1月27日に、ウニベルスム・ボックス・プロモーションズと契約を交わしてフェリックス・シュトルムのリングネームでプロデビューした。「シュトルム」はドイツ語で「嵐」の意味。

アマチュアで培った技術をベースに、守備を堅めつつジャブを中心とした攻撃でポイントを取るアウトボクシングで勝利を重ね、2003年3月8日にIBF世界ミドル級ユース王座を、同年7月12日にWBOインターコンチネンタルミドル級王座を獲得した。

2003年9月13日、当初予定されていた挑戦者が負傷したために代役として初の世界挑戦。ベルリンのエストレル・コンベンションセンターでWBO世界ミドル級王者ハビエル・ベラスコアルゼンチン)と対戦し、2-1(115-113、116-112113-115)の判定勝ちを収め、世界王座初挑戦にして世界戴冠に成功した。

2004年6月5日、MGMグランドオスカー・デ・ラ・ホーヤアメリカ)と対戦し、プロ初黒星となる0-3(113-115,113-115,113-115)の判定負けを喫しWBO世界ミドル級王座の2度目の防衛に失敗、王座から陥落した。なお、デラホーヤはこの勝利により史上初の6階級制覇を達成した。

デラホーヤ戦後、2004年9月18日にWBOインターコンチネンタルミドル級王座を獲得し[7][8]2005年6月18日にはWBOインターコンチネンタルミドル級王座の2度目の防衛戦とWBA世界ミドル級挑戦者決定戦を兼ねた試合でホルヘ・センドラ(スペイン)に3-0の判定で勝利した[9][10]

2006年3月11日にハンブルクカラー・ライン・アレーナマセリノ・マソーニュージーランド)と対戦し、3-0(117-111、117-111、115-113)の判定勝ちを収めWBA世界ミドル級王座を獲得したが[11]、同年7月15日にハンブルクカラー・ライン・アレーナで行われたWBA世界ミドル級王座の初防衛戦でハビエル・カスティリェホ(スペイン)に10回2分47秒TKO負けを喫し、王座から陥落した[12]。同年12月2日に復帰戦としてミドル級10回戦を行い、この試合を6回TKOで勝利した[13]。翌2007年4月28日にオーバーハウゼンケーニッヒ・ピルスナー・アレーナでカスティリェホと再戦して3-0(116-112、115-114、116-112) の判定勝ちを収めWBA世界ミドル級王座への返り咲きに成功した[14]

2007年6月30日、無敗のチャレンジャーノエ・トゥリオ・ゴンザレス・アルコバ(ウルグアイ)と対戦し、一人のジャッジ者がフルマークを付ける3-0の快勝でWBA世界ミドル級王座の初防衛に成功した[15]

2007年10月20日、ランディ・グリフィン(アメリカ)と対戦し、1-1(115-114、114-117、114-114)の判定で引き分けたがWBA世界ミドル級王座の2度目の防衛に成功した[16]

2008年4月5日、ジェイミー・ピットマン(オーストラリア)と対戦し、7回TKO勝利でWBA世界ミドル級王座の3度目の防衛に成功した。またピットマンはプロ初黒星となった。

2008年7月5日、ランディ・グリフィンと再戦を行い、3-0の(116-112、116-113、118-110)の判定勝ちを収めWBA世界ミドル級王座の4度目の防衛に成功した[17]

2008年11月1日、ドイツ・ノルトラインオーバーハウゼンケーニッヒ・ピルスナー・アレーナセバスチャン・シルベスターと対戦し、3-0(119-109、118-110、118-110)の判定勝ちを収めWBA世界ミドル級王座の5度目の防衛に成功した[18]

2009年4月25日、クレーフェルトケーニッヒ・パラストWBA世界ミドル級14位の佐藤幸治日本帝拳)と対戦し、7回2分46秒TKO勝ちを収めWBA世界ミドル級王座の6度目の防衛に成功した[19]

2009年7月11日、ニュルブルクリンクのニュルブルクリンク・レーストラックでコーレン・ゲボルアルメニア)と対戦し、3-0(117-111,115-113,115-113)の判定勝ちを収めWBA世界ミドル級王座の7度目の防衛に成功した[20]。この後、WBAによりスーパー王座認定を受けてWBA世界ミドル級スーパー王者になった。

2010年9月4日、ケルンランクセス・アレーナWBA世界ミドル級7位のジョバンニ・ロレンゾ(ドミニカ共和国)と対戦し、3-0(118-111,117-111,117-111)の判定勝ちを収めWBA世界ミドル級王座の8度目の防衛に成功した[21]

2011年2月19日、シュトゥットガルトポルシェ・アレーナトーマス・ハーンズの息子でWBA世界ミドル級12位のロナルド・ハーンズ(アメリカ)と対戦し、7回48秒TKO勝ちを収めWBA世界ミドル級王座の9度目の防衛に成功した[22]

2011年6月25日、ケルンランクセス・アレーナWBA世界ミドル級2位のマシュー・マックリンイギリス)と対戦し、2-1(116-112,116-112,113-115)の判定勝ちでWBA世界ミドル級王座の10度目の防衛に成功した[23][24]

2011年9月24日の試合を最後に所属していたウニベルスム・ボックス・プロモーションズが崩壊。ザウアーランド・イベントにプロモートを全て譲渡する形で吸収合併し、シュトルムはザウアーランド・イベントに移籍した。

2011年12月2日、マンハイムSAPアレーナWBA世界ミドル級3位のマーティン・マレー(イギリス)と対戦し、1-1(116-112,114-114,113-115)の判定で引き分けたがWBA世界ミドル級王座の11度目の防衛に成功した[25]

2012年4月13日、ケルンランクセス・アレーナWBA世界ミドル級4位で元WBC世界ミドル級王者のセバスチャン・ズビク(ドイツ)と対戦し、ズビクの9回終了時棄権によりWBA世界ミドル級王座の12度目の防衛に成功した。試合後、秋にWBO世界ミドル級王者のディミトリー・ピログとの王座統一戦を希望する意向を表明した[26]

2012年9月1日、オーバーハウゼンケーニッヒ・ピルスナー・アレーナで自身の持つWBA世界ミドル級スーパー王座ダニエル・ゲールオーストラリア)の持つIBF世界ミドル級王座を懸けた王座統一戦を行い、1-2(116-112,112-116,112-116)の判定負けを喫し王座統一に失敗、WBA世界ミドル級王座の13度目の防衛に失敗し王座から陥落すると共にIBF世界ミドル級王座の獲得にも失敗した[27]

2013年2月1日、デュッセルドルフISSドームIBF世界ミドル級1位のサム・ソリマン(オーストラリア)とIBF世界ミドル級挑戦者決定戦を行い、2回にノックダウンを奪ったものの0-3(111-116、113-114、113-114)の判定負けを喫した[28]。しかしソリマンは試合後のドーピング検査で陽性反応となり、指名挑戦権も剥奪され試合結果がノーコンテストに変更された[29]

2013年7月6日、ドルトムントヴェストファーレンハレンIBF世界ミドル級4位のプレドラッグ・ラドセビッチ(モンテネグロ)とIBF世界ミドル級挑戦者決定戦を行い、3回に1度、4回に2度のダウンを奪い4回2分17秒TKO勝ちを収めIBF世界ミドル級王座への挑戦権を獲得した[30]

2013年12月7日、シュトゥットガルトポルシェ・アレーナIBF世界ミドル級王者ダレン・バーカーと対戦し、2回2分9秒TKO勝ちを収め、自身4度目の世界戴冠を果たすと共にWBAWBOに続きIBFでの王座獲得に成功した[31]

2014年5月31日、クレーフェルトケーニッヒ・パラストIBF世界ミドル級1位のサム・ソリマンと指名試合で対戦。1年3か月振りの再戦だったが0-3(111-117、110-118が2者)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[32]

2014年11月8日、ロベルト・ステイグリッツと対戦予定。

獲得タイトル[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 75.German National Championships - Schwerin - November 26-30 1997”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年4月10日閲覧。
  2. ^ 76.German National Championships - Cuxhaven - October 21-24 1998”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年4月10日閲覧。
  3. ^ 77.German National Championships - Wolfenbuettel - May 26-29 1999”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年4月10日閲覧。
  4. ^ 10.World Championships - Houston, USA - August 20-27 1999”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年4月10日閲覧。
  5. ^ 33.European Championships - Tampere, Finland - May 13-21 2000”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年4月10日閲覧。
  6. ^ Boxing.de Felix Sturmより。
  7. ^ Felix Sturm defeats Frazier, Dimitrenko beats Sample EAST SIDE BOXIG(英語) 2004年9月18日参照
  8. ^ de:Felix Sturm参照
  9. ^ Fight Felix Sturm W UD 12 (12) Jorge Sendra BOXNEWS.com.ua(英語)2005年6月19日参照
  10. ^ 試合結果2005年 【2005年6月の試合結果】参照
  11. ^ <ボクシング>シュトルム WBA世界ミドル級新王者に 「AFPBB News」 2006年3月12日
  12. ^ <ボクシング>カスティジェホ 王者を破りベルトを獲得 - ドイツ 「AFPBB News」 2006年7月16日
  13. ^ <ボクシング>シュトルム G・トップに6ラウンドTKO勝ち - ドイツ 「AFPBB News」 2006年12月3日
  14. ^ <ボクシング>シュトルム WBA世界ミドル級タイトルを奪還 - ドイツ 「AFPBB News」 2007年4月29日
  15. ^ シュトルム 初防衛に成功 「AFPBB News」 2007年7月1日
  16. ^ シュトルム グリフィンと引き分け2度目の防衛 「AFPBB News」 2007年10月21日
  17. ^ シュトルム グリフィンを判定で下し4度目の防衛成功 「AFPBB News」 2008年7月6日
  18. ^ シュトルム シルヴェスターを判定で下し5度目の防衛に成功 「AFPBB News」 2008年11月2日
  19. ^ フェリックス・シュトルムVS佐藤幸治〜ボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチ スポニチ Sponichi Annex 2009年4月27日
  20. ^ シュトゥルム際どくV7 WBAミドル級 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年7月12日
  21. ^ シュトゥルム、8度目の防衛 WBAミドル級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年9月5日
  22. ^ シュトゥルム、ヒットマン息子を撃退 V12 WBAミドル級 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年2月20日
  23. ^ シュトゥルム「V10」 WBA世界ミドル級 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年6月27日
  24. ^ シュトゥルムが10度目防衛/ボクシング nikkansports.com 2011年6月26日
  25. ^ ボクシング・マガジン』2012年1月号、ベースボール・マガジン社、2011年、雑誌08033-1、58頁。
  26. ^ シュトゥルムV12 ズビックをストップ ボクシングニュース「Box-on!」 2012年4月15日
  27. ^ ゲール、シュトゥルム攻略 WBA&IBF2冠王 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年9月2日
  28. ^ ダウン挽回 ソリマン番狂わせでシュトゥルム下す ボクシングニュース「Box-on!」 2013年2月3日
  29. ^ Soliman's banned substance identified THE RING(英語) 2013年3月5日
  30. ^ シュトルムがIBFタイトル挑戦権獲得 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年7月7日
  31. ^ シュトゥルム4度目の王座獲得 ベーカーを2回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月8日
  32. ^ ソリマン、シュトゥルム攻略 IBFミドル級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月1日

外部リンク[編集]

前王者
ハビエル・ベラスコ
第14代WBO世界ミドル級王者

2003年9月13日 - 2004年6月5日

次王者
オスカー・デ・ラ・ホーヤ
前王者
マセリノ・マソー
第78代WBA世界ミドル級王者

2006年3月11日 - 2006年7月15日

次王者
ハビエル・カスティリェホ
前王者
ハビエル・カスティリェホ
第80代WBA世界ミドル級王者

2007年4月28日 - 2010年2月

空位
次タイトル獲得者
ゲンナジー・ゴロフキン
前スーパー王者
N/A
WBA世界ミドル級スーパー王者

2010年2月 - 2012年9月1日

次スーパー王者
ダニエル・ゲール
前王者
ダレン・バーカー
第12代IBF世界ミドル級王者

2013年12月8日 - 2014年5月31日

次王者
サム・ソリマン