フェデックス14便着陸失敗事故
全焼した事故機
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| 概要 | |
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| 日付 | 1997年7月31日 |
| 原因 | パイロットエラー |
| 場所 | |
| 死者 | 0 |
| 負傷者 | 5 |
| 航空機 | |
| 機体 | マクドネル・ダグラスMD-11F |
| 航空会社 | |
| 機体記号 | N611FE |
| 乗客数 | 3 |
| 乗員数 | 2 |
| 生存者 | 5 |
フェデックス14便着陸失敗事故(FedEx Flight 14)とは、アメリカ合衆国で発生したパイロットエラーによる航空事故である。
目次 |
事故の概要 [編集]
1997年7月31日。フェデックス14便は東南アジアのマレーシアから台湾を経由し、アラスカのアンカレッジからニュージャージー州ニューアークに向かっていた。アンカレッジから14便の運行は機長(当時46歳)と副操縦士(当時39歳)の運行乗務員のほか、操縦室のジャンプシートに別の航空会社のパイロット1人、フェデックスの職員2人が搭乗していた。14便として運行されていた機体記号N611FE(製造番号 48604/553)は1993年に就航した最新鋭機であった。また第一エンジンの逆噴射装置に剥離があったため、万が一にそなえ作動できないようにしていた。
午前1時ごろ、管制塔から降下が承認されニューアーク国際空港の22R滑走路への着陸準備が開始され1分間に500フィートの降下速度で降下していた。午前1時30分ごろに着陸が許可され、着陸したが14便は一度接地した後で浮上し、右に傾きながら午前1時32分に再度接地したが、14便は滑走路を滑りながら傾きをまし、遂には裏返しになり停止した。14便は炎上大破したが、幸い搭乗者全員は操縦席の窓から脱出し軽傷ですんだ。
事故原因 [編集]
国家運輸安全委員会の事故調査によれば、事故原因はパイロットエラーであるとされた。それによると運行乗務員は着陸距離を計算間違いしたため、安全に問題ないにもかかわらず停止距離に問題があると誤った認識をしていた。そのため急制動をかけないといけないと思い込んでいた。また逆噴射装置がひとつ使えないことも判断を誤らせた。
機長は自動操縦をカットして機首を下げて着地させようとしたが、大きな降下率になっていた。着地をハードランディングではなく推力とピッチ姿勢の調整で制御するため、機首下げと推力増強で対応した。そのため、激しく着地したため再び浮き上がってしまった。このまま着陸復行をすれば問題なかったが、機長は機首下げによって接地させた。この接地は降着装置に深刻なダメージを与え右翼燃料タンクを破壊し炎上させた。
一連の機長の操縦による現象はPIOと呼ばれるもので、パイロットの操縦が振動を助長させていた。結果的に機長の操縦が航空機を破壊することになった。なおMD-11は、2009年までに総生産200機中6機が全損事故で失われている上に、そのうち着陸時の事故はこの件を含めて5件を占めている。