フィリッパ・オブ・エノー

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フィリッパ・オブ・エノー

フィリッパ・オブ・エノーPhilippa of Hainault, 1314年? - 1369年8月15日)は、イングランドエドワード3世の王妃。エノー伯ギヨーム1世ホラント伯ゼーラント伯としてはウィレム3世)とヴァロワ伯シャルルの娘(フランスフィリップ6世の妹)ジャンヌの娘で、父方からイングランド王スティーブンの血を引いている。ガーター騎士団初の女性受勲者としても知られている。姉マルガレーテ神聖ローマ皇帝ルートヴィヒ4世の皇后。兄はエノー伯、ホラント伯、ゼーラント伯ギヨーム2世

1328年ヨーク寺院で成婚。夫エドワードとは又従兄妹にあたるため、教皇の特免状を受けた。

フランドルの織物技術者をイングランドに招いたり、石炭採掘を奨励し、産業の振興に貢献した。また、王と共にたびたび戦場に同行、対スコットランドの戦いにおいては、全軍を前に激励の演説をしたという。

詩人ジェフリー・チョーサーと交友のあったフランスの歴史学者ジャン・フロワサールを宮廷に招き、秘書とした。

1369年にウィンザー城で死去し、ウェストミンスター寺院に埋葬された。

子女[編集]

エドワード3世との間に7男5女を儲けた。そのうち成人したのは5男4女である。