ファーガス・ミラー

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サー・ファーガス・グラハム・バーソロミュー・ミラー(Sir Fergus Graham Burtholme Millar, 1935年 - )は、キャムデン記念古代史教授であり、オックスフォード大学を名誉退職している。

古典の分野で2005年英国アカデミーよりケニオンメダルを受賞しており、20世紀の最も著名な古代史歴史家の一人に数えられる。

経歴[編集]

オックスフォード大学のトリニティ・カレッジオール・ソウルズ・カレッジで指導を受け、古代史と哲学を学び、1962年に博士号を取得、以後、1984年から2002年まで、オックスフォード大学とロンドン大学でキャムデン記念古代史教授の地位にあった。

また、1975年から1979年めでローマ学会誌の編集者をしており、1992年から1993年まで英国古典学会の学会長となり、1976年研究員に選ばれて以来、英国アカデミーの様々な役職に就いている。そして、古代ローマギリシア史の権威であり、その評価にはオックスフォードヘルシンキの名誉学位が含まれ、また海外の学会の会員にも選出されている。

業績[編集]

彼の最初の著書は『ディオ・カッシウスの研究』であり、これによって学問的名声を築き、著書『近東ローマ』では、アジアではローマ文化は栄えなかったとする既成の歴史観を一新した。

また以後の著書として、『後期共和制下の群衆』(1988年)や『政治思想としてのローマ共和政』(2002年)などが挙げられる。

2010年には、女王陛下誕生記念日に騎士に叙せられた。