ファラガット級駆逐艦 (1958)
| ファラガット級駆逐艦 | ||
|---|---|---|
ウィリアム・V・プラット (DLG-13/DDG-44) |
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| 艦級概観 | ||
| 艦種 | 駆逐艦 | |
| 艦名 | 海軍功労者。一番艦はデヴィッド・ファラガット提督に因む。 | |
| 同型艦 | 10隻 | |
| 建造期間 | 1959年 - 1960年 | |
| 就役期間 | 1960年 - 1991年 | |
| 前級 | ミッチャー級 | |
| 次級 | リーヒ級 | |
| 主要諸元 | ||
| 排水量 | 基準:4,167トン | |
| 満載:5,648トン | ||
| 全長 | 156.3m | |
| 全幅 | 15m | |
| 吃水 | 5.3m | |
| 機関 | 蒸気タービン方式(85,000shp)2軸推進 | |
| ボイラー×2基+タービン×1基 | 2組 | |
| 速力 | 最大32ノット | |
| 航続距離 | 5,000海里/20ノット時 | |
| 乗員 | 360名 | |
| 兵装 | Mk.42 5インチ単装砲 | 1基 |
Mk.10 ミサイル連装発射機
• テリア SAM |
1基 | |
| Mk.141 ミサイル4連装発射筒 (ハープーンSSM用) ※第3次改装にて搭載 |
2基 | |
| Mk.16 ミサイル8連装発射機 (アスロックSUM) |
1基 | |
| Mk.32 3連装短魚雷発射管 | 2基 | |
| C4I | NTDS (NTDS+リンク 11 / 14) ※後日装備 |
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| Mk.7 武器管制システム (WDS) ※のちにMk.14に換装 |
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| Mk.76 ミサイルFCS (SAM用) | 2基 | |
| Mk.68 砲FCS (5インチ砲用) | 1基 | |
| Mk.114 水中FCS | ||
| レーダー | AN/SPS-39 3次元対空レーダー ※のちにAN/SPS-48に換装 |
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| AN/SPS-37 2次元対空レーダー ※のちにAN/SPS-49に換装 |
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| AN/SPS-10 対水上レーダー | ||
| ソナー | AN/SQS-23 船首装備ソナー | |
| 電子戦・ 対抗手段 |
AN/SLQ-32統合電子戦装置 | |
| Mk 36 SRBOC チャフ・フレア展開装置 | ||
ファラガット級駆逐艦(Farragut class destroyers) は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦の艦級。クーンツ級駆逐艦(Coontz class destroyers) とされる場合もある。SCB243計画のもと、10隻が1955年から1957年にかけて計画され、1959年から1961年にかけて就役した。アメリカ海軍で初めて、建造時よりミサイル艦として開発された艦である。
目次 |
概要 [編集]
1950年代初頭、アメリカ海軍は、艦対空ミサイル搭載艦の整備を進めていた。最初の実用艦対空ミサイルであるテリアミサイルはボストン (CAG-1)とキャンベラ (CAG-2)、ボストン級ミサイル巡洋艦に、次に実用化されたタロスはプロビデンス級ミサイル巡洋艦およびガルベストン級ミサイル巡洋艦に搭載された。しかしこれらはいずれも大型のミサイル巡洋艦であり、航空機の発達と冷戦構造の成立に伴う経空脅威の増大に対処する必要から、より多数を整備できる小型の艦を開発する必要があった。このことから、ギアリング級駆逐艦の一隻である「ジャイアット」にテリア・システムを搭載する改修が行なわれ、1956年にミサイル駆逐艦として再就役したが、艦型に対してミサイル・システムの重量が過大で運用に難儀したことから、テリア・システムは駆逐艦に搭載するには大がかりすぎるシステムであると結論された。
一方この時期、アメリカ海軍は、従来の駆逐艦よりも一回り大きな嚮導駆逐艦(DL: Destroyer Leader)の艦種を新設していた。このコンセプトを防空艦に応用したものとして、テリア・システムを搭載して艦対空ミサイルによる防空力を備え、かつ巡洋艦よりも小型で多数を配備できるミサイル嚮導駆逐艦(DLG; ミサイル・フリゲートと呼称)を整備することが構想された。このDLGコンセプトの初適用艦として選ばれたのが本級であるが、1番艦である「ファラガット」以下の3隻は、砲熕兵器主体の従来型防空艦として計画開始されていたものをミサイル・フリゲートに変更したことから発注が遅れ、先に4番艦である「クーンツ」が発注されることとなった。このことから、本級はクーンツ級と呼ばれることもある。
本級は、多くの面で、先行する嚮導駆逐艦を踏襲して開発されている。船体設計は基本的にミッチャー級嚮導駆逐艦(のちに駆逐艦に再種別)の発展型とされているが、テリア・システムおよび付随する各種の電子機器(レーダーなど)を収容するため、排水量はさらに増大した。また、テリア・システムによる強力な防空力に加えて、初の嚮導駆逐艦であった「ノーフォーク (DL-1)」で搭載されたのと同様の強力な水測・対潜兵装も搭載しており、対潜能力も極めて優れたものとなっている。
兵装として、前甲板に127mm単装砲を搭載し、その後方にアスロック8連装発射機を装備した。SAM発射機は後甲板にあり、2番煙突との間にミサイル誘導用SPG-55レーダーを2基設置している。2番煙突後方には、7.6cm連装砲を両舷に装備したが、これは後にハープーン対艦ミサイル4連装発射機に置き換えられた。
なお、本級はこのように、従来の駆逐艦(DD/DDG)から差別化されたミサイル嚮導駆逐艦(ミサイル・フリゲート; DLG)として配備されたものの、1975年に行なわれた艦種の再分類に伴って、ミサイル駆逐艦(DDG)に変更された。なお、最初の3隻は計画当初DLに分類されていた(1956年にDLGに変更)。
同型艦 [編集]
| 艦番号 | 艦名 | 就役 | 退役 |
|---|---|---|---|
| DL-6 DLG-6 DDG-37 |
ファラガット (USS Farragut) |
1960年 12月10日 |
1989年 10月31日 |
| DL-7 DLG-7 DDG-38 |
ルース (USS Luce) |
1961年 5月20日 |
1991年 4月1日 |
| DL-8 DLG-8 DDG-39 |
マクドノー (USS Macdonough) |
1961年 11月4日 |
1992年 10月23日 |
| DLG-9 DDG-40 |
クーンツ (USS Coontz) |
1960年 7月15日 |
1989年 10月4日 |
| DLG-10 DDG-41 |
キング (USS King) |
1960年 11月17日 |
1991年 3月28日 |
| DLG-11 DDG-42 |
マハン (USS Mahan) |
1960年 8月25日 |
1993年 6月15日 |
| DLG-12 DDG-43 |
ダールグレン (USS Dahlgren) |
1961年 4月8日 |
1992年 7月31日 |
| DLG-13 DDG-44 |
ウィリアム・V・プラット (USS William V. Pratt) |
1961年 11月4日 |
1991年 9月30日 |
| DLG-14 DDG-45 |
デューイ (USS Dewey) |
1959年 12月7日 |
1990年 8月31日 |
| DLG-15 DDG-46 |
プレブル (USS Preble) |
1960年 5月9日 |
1991年 11月15日 |
関連項目 [編集]
参考文献 [編集]
- 「世界の艦船」1995年5月増刊「アメリカ駆逐艦史」
- GlobalSecurity.org (2008年9月5日). “DLG 6 / DDG-37 Farragut / DLG 9 Coontz (HTML)” (英語). 2010年3月22日閲覧。
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