ファーザー・コンプレックス

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ファーザー・コンプレックスとは、父親に対して子供が強い愛着・執着を持つ状態である。ただしこれは和製英語である。また、ファザコンと略する場合、父親に対して強い愛着・執着を持つ子供自体のことも指すことがある。

用語の起源[編集]

父親に対する感情はジークムント・フロイトカール・グスタフ・ユングが語ったが、彼らはファーザー・コンプレックスという用語は使っていない。

初出は明らかでないがマザーコンプレックスの対義語として成立したと言われる。そのために特に男性側に父親が好きな娘というイメージで捕らえられがちであるが、近年[いつ?]は父親の愛情不足の成長後の補償というのが一般的である。

概論[編集]

父親と距離を置くような厳格な家庭で育った場合、厳しい父親に表面的な愛情表現をされないまま成長してしまったために、その欠落感を埋めるために父性的なものに憧れ、ファーザー・コンプレックスが形成されるとされる。

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