ファクトリー・レコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファクトリー から転送)

ファクトリー・レコードFactory Records)は、イギリスマンチェスター1978年に創立されたインディーズレコード・レーベルである。マンチェスターの音楽シーンの中心として、マッドチェスター等の様々なムーブメントを巻きおこした。

目次

[編集] 概要

マンチェスターのテレビ局「グラナダTV」で音楽番組を持っていたトニー・ウィルソンらによって設立。初期には、マーティン・ハネットがプロデューサーを務め、ピーター・サヴィルがグラフィック・デザインを担当することにより、レーベルとして統一された音とビジュアルを保つことに成功していた。また、音楽のリリースだけでなく、アートワークやその他にもカタログ番号を付すことにより、斬新なイメージを与えていた(例えば、FAC 1はクラブでのイベントのポスターに与えられている)。

1980年には、レーベルの主要アーティストであったジョイ・ディヴィジョンイアン・カーティスの自殺という衝撃的な事件が起きた。その一方で、ベルギーでクレプスキュール(Les Disques du Crepuscule)と共同でファクトリー・ベネルクス(Factory Benelux)を立ち上げるとともに、アメリカでの配給のためにファクトリーUS(Factory US)が設立された。

1982年5月にはマンチェスターの中心近くにハシエンダ(Hacienda)というナイトクラブをオープンした。このナイトクラブにはカタログ番号FAC 51が与えられた(1997年に閉鎖)。

1983年にはニュー・オーダーブルー・マンデーが世界的なヒットとなった。ファクトリーはその後も、マッドチェスターのシーンの中心であり続けたが、1992年に破産した。

2002年、映画監督マイケル・ウィンターボトムの手によって、ウィルソンを中心にファクトリーの盛衰を描いた映画『24アワー・パーティー・ピープル』が制作されている(この映画のタイトルはハッピー・マンデーズの同名の楽曲に由来している)。

2007年、立役者のウィルソンが死去。彼のにはカタログ番号FAC 501が付された。

[編集] 主な所属アーティスト

[編集] 音楽作品以外に付せられたカタログ番号の例

上記のものは除く。

  • FAC 61 … ハネットがファクトリーに対し起こした訴訟
  • FAC 136 … オリジナルセロテープ
  • FAC 191 … ハシエンダに居た
  • FAC 238・241・258・261・283・288・299・309 … オリジナルTシャツ
  • FAC 251 … ファクトリー本社社屋
  • FAC 383 … ニュー・オーダーの熱狂的ファン集団
  • FAC 401 … 映画『24アワー・パーティー・ピープル』
  • FAC 424 … 同映画のDVDと本
  • FAC 433 … 同映画のウェブサイト

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク