ピーセン

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左から、無印(ピーナッツ)、海老うまくち、黒胡椒味

ピーセン(ぴーせん)は、かつて銀座江戸一が販売した、もち米とピーナッツを使用した揚げスナック米菓子[1]で、榮太樓總本鋪がレシピを継承[2][3][4]して1999年から製造している。

歴史[編集]

  • 1961年 銀座江戸一の「ピーセン」が第15回全国菓子博覧会で総裁賞を受賞[5]する。
  • 1997年 銀座江戸一が廃業[5]する。
  • 1999年 榮太樓總本鋪がレシピと販売権を継承[5]する。
  • 2014年 東京の老舗5社が「ピーセン」詰め合わせを共同開発[1][6]する。
  • 2015年 東京土産「東京ピーセン」の復刻リニューアル版を発売し、榮太樓總本鋪「ピーセン」の味とパッケージを刷新[7][8]する。


味の種類[編集]

2021年現在[いつから?]榮太樓總本鋪が販売する商品の風味(フレーバー)は次の通りである[9]

  • さくさくプレーン
  • カリッと海老
  • しっとりチーズ
  • 欧風カレー
  • はちみつバター

2018年頃にはピーナッツ、海老うまくち、黒胡椒、チーズの風味があった[10]

2014年から発売された詰め合わせパッケージ商品「東京暖簾(のれん)めぐり」は、通常のピーセンの他に「にんべん」の「かつお節ピーセン」、「山本山」の「あおさのりピーセン」、「やげん堀 七味唐辛子本舗」の「七味唐辛子ピーセン」、「更科堀井」の人気メニューをイメージした「ゆずきりピーセン」の5種類の味を詰め合わせた[1][8]

2015年に発売した「東京ピーセン」の復刻リニューアル版は、「さくさくプレーン」、「しっとりチーズ」、「カリっと海老」[7][8]の風味である。

出典[編集]

  1. ^ a b c 東京の老舗5社、「ピーセン」詰め合わせを共同開発”. 日本橋経済新聞 (2014年6月26日). 2018年11月1日閲覧。 “「ピーセン」とは、もち米とピーナッツを使用した揚げスナック。かつて菓子メーカー「銀座江戸一」が製造していたが1999年、同社の廃業に伴い、榮太樓總本鋪がレシピと商標を受け継いだ。2011年から日本橋の老舗とのコラボ、浅草の老舗とのコラボの2種類の詰め合わせを販売していたが、今回、東京土産としての打ち出しを強め、複数のエリアの老舗を集めて内容を刷新した。”
  2. ^ 『まだある。大百科 お菓子編』大空出版、2008年、154-158頁。ISBN 9784903175195。"かつて銀座江戸一というメーカーが販売しており、贈答用として文字どおり一世を風靡した (中略) 1999年に榮太樓が継承した。"。 
  3. ^ 初見健一. “まだある。大百科 お菓子編”. Googleブックス. 大空出版. 2018年11月1日閲覧。
  4. ^ 東京暖簾めぐり(ピーセン詰合せ)”. https://www.eitaroshoji.com/SHOP/0002979.html 商品ページから. 2018年11月1日閲覧。 “「ピーセン」はかつて銀座江戸一が一世を風靡した商品で、1999年榮太樓總本鋪が継承し、作り続けています。”[リンク切れ]
  5. ^ a b c ピーセンヒストリー(東京ピーセン│榮太樓總本鋪)”. www.eitaro.com. 榮太樓總本鋪. 2021年7月30日閲覧。
  6. ^ 日本橋を中心とした老舗5店の味がピーセンになって人気に”. 日経トレンディネット. 日経BP (2014年8月7日). 2018年11月1日閲覧。[リンク切れ]
  7. ^ a b 株式会社榮太樓總本舗. “昭和期 東京みやげの定番 “ピーセン”が復活! 懐かしくて新しい『東京ピーセン』を3月4日発売”. atPress. 2018年11月1日閲覧。
  8. ^ a b c 執筆者:原 亜樹子 オールアバウト 和菓子ガイド (2015年12月26日). “東京土産の新定番!「東京ピーセン・東京暖簾めぐり」”. All About. 2018年11月1日閲覧。
  9. ^ 榮太樓公式オンラインストア”. 榮太樓公式オンラインストア. 2021年7月30日閲覧。
  10. ^ ピーセン詰合せ 22袋入 (ピーナッツ・海老うまくち・黒胡椒味・チーズ味)”. 榮太樓オンラインショップ. 2018年11月1日閲覧。[リンク切れ]

外部リンク[編集]