ピンク・レディー物語 栄光の天使たち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピンク・レディー物語 栄光の天使たち
ジャンル アイドルドキュメンタリー
アニメ
原作 加納亨一、相馬一比古、岸田一利、
平山亨(原案・企画)
監督 田口勝彦(チーフディレクター)
脚本 山本優山崎久、中原朗、桂真佐喜 ほか
キャラクターデザイン 聖悠紀細井雄二村田四郎
音楽 小野崎孝輔
製作 東映T&C
放送局 東京12チャンネル
放送期間 1978年10月24日 - 1979年6月26日
話数 全35話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ芸能人
ポータル アニメ

ピンク・レディー物語 栄光の天使たち』(ピンク・レディーものがたり えいこうのてんしたち)は、1978年10月24日から1979年6月26日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されていたテレビアニメである。東映T&Cの共同製作。全35話。放送時間は毎週火曜 19:30 - 19:58 (日本標準時)。

概要[編集]

ピンク・レディーのサクセスストーリー、およびドキュメントをアニメで描いた作品。共に静岡市出身者である根本美鶴代(ミー、後の未唯mie)と増田啓子(ケイ、後の増田惠子)の中学での出会いから芸能界デビュー、そして人気アイドルになるまでを描いている。土居甫阿久悠などの関係者も実名で登場し、ストーリーについても殆どが実話との設定だが、手足を縛ったままダンスのレッスンをするなど、一部にスタッフによるオリジナルエピソードが盛り込まれている。本作には実写撮影パートがあり、実在するレコーディングスタジオ(例 - ビクター青山スタジオ)などの現場を撮影した映像が盛り込まれていた。

本編放送開始1週間前の1978年10月17日には、前夜祭として『今完成ピンクのアニメ』が放送された。

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

  • 原案・企画 - 加納亨一、相馬一比古、岸田一利(T&C)、平山亨(東映)
  • 製作担当 - 上野寿夫(信映)
  • プロデューサー - 飯島敬(東映)、旗野義文(東映)、工藤忠義(東京12チャンネル)
  • 美術 - 加藤清
  • 音楽 - 小野崎孝輔(成和アングル)
  • キャラクター設計 - 聖悠紀細井雄二村田四郎
  • 企画協力 - Y&K
  • チーフディレクター - 田口勝彦→山口秀憲
  • 撮影 - 森口洋輔(スタジオウッド)
  • 編集 - 井上和夫(井上編集室)
  • 音響ディレクター - 太田克己
  • 録音 - 石井佑貴生
  • 選曲 - 茶畑三男
  • 音響制作 - 平沼善幸
  • 録音スタジオ - 映広音響
  • 効果 - 伊藤克己→須藤輝義(スワラプロダクション
  • 現像 - 東映化学
  • 制作協力 - 信映
  • 制作 - 東映、T&C
  • 著作 - T&C
※T&Cは「トランス・アンド・コンシエンスカンパニー」の略称。

各話スタッフ[編集]

  • 絵コンテ・演出 - 向中野義雄、山口秀憲、田口勝彦、秦泉寺博 ほか
  • 作画監督 - 玉沢武(玉沢動画社)、村田四郎、段野原一郎

実写パートスタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニング「星から来た二人」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - ヤング・フレッシュ
エンディング「フレンズ」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - ヤング・フレッシュ

上記2曲を収録したレコードが、通常の45回転盤シングルは日本コロムビアから、ソノシート徳間書店/徳間音楽工業(ファンファニーシリーズ)と、朝日ソノラマ(ソノラマエース・パピイシリーズ)から発売された。また2曲ともに、ピンク・レディー自身がアルバム『星から来た二人』でカバーしている。

サブタイトル[編集]

[2]

サブタイトル 脚本 演出 放送日
SP 前夜祭・今完成ピンクのアニメ (不明) 1978年
10月17日
1 星は海から生まれるのです 桂真佐喜 向中野義雄 10月24日
2 おてんばデュエット 山口秀憲 10月31日
3 ごめんね天国のお父さん 田口勝彦 11月7日
4 哀しみの二ツ星 山本優 11月14日
5 ひとつの糸に結ばれて 桂真佐喜 11月21日
6 ふたりで踏んだ初舞台 11月28日
7 明日さく花 12月5日
8 ワン・ステップ・ジャンプ 山本優 12月12日
9 ふたりでひとり 桂真佐喜 12月19日
10 とんでけクッキー 山本優 12月26日
SP はばたけミーとケイ (不明) 1979年
1月1日
11 こころの手紙 山本優 田口勝彦 1月9日
12 心はひとつ 山崎久 1月16日
13 愛のネックレス 1月23日
14 くじけるものか 1月30日
15 あたたかな母の胸へ 桂真佐喜 2月6日
16 巣だつひな鳥 2月13日
17 さようなら故郷 山崎久 2月20日
18 可愛いファン 2月27日
19 若いふたつの芽 桂真佐喜 3月6日
20 ふたりの友情 3月13日
21 二人三脚 山崎久 3月20日
22 ペッパー警部誕生 3月27日
23 はばたく日は 桂真佐喜 4月3日
24 愛の拍手 4月10日
25 ふるさとの涙 山崎久 4月17日
26 祈りの旅 旗野義文 4月24日
27 にじ色の別れ 中原朗 5月1日
28 ピンチだSOS! 5月8日
29 花ひらく夜 山崎久 5月15日
30 おもいやり 5月22日
31 きびしい歌の道 5月29日
32 木枯らしの詩 中原朗 山口秀憲 6月5日
33 故郷の青い空 6月12日
34 総集編1「歩んだ道」 山崎久 映広音響 6月19日
35 総集編2「栄光への歩み」 6月26日

放送局[編集]

出典は個別に提示されているものを除き、右記のものを使用する[3]

ビデオソフト化・再放送[編集]

複数の実在人物が実名で登場しているため、権利の関係上、本作本編のビデオソフト化および再放送は行われていない。歴代の東映動画(現・東映アニメーション)と東映本社による作品主題歌集ビデオ『TVヒーロー主題歌全集 6 アニメ編』(1986年7月21日 / 発売元 - 東映 / 製作 - 東映ビデオ / 規格 - ベータVHS)に前期オープニングとエンディングの映像が収録されているのみである。

『TVヒーロー主題歌全集』シリーズは1990年代に『東映TVアニメ主題歌大全集』(規格 - LD・VHS)へリニューアルしたが、その際に本作の映像は収録されなかった。その後に発売されたDVD版『東映TVアニメ主題歌大全集』でも同様に本作は未収録となっている。

ミー本人がゲスト出演したTBSの『テレビ探偵団』1988年5月15日放送分では、後期オープニングと本編映像の一部が紹介された。

脚注[編集]

  1. ^ a b アバンタイトルでのセリフのみミー本人とケイ本人が担当。
  2. ^ 参考資料:アニメージュ 1980年2月号 47頁「主要作品全放映リスト」
  3. ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1978年12月号、徳間書店、50 - 52頁。 
  4. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1979年(昭和54年)3月、テレビ欄。
  5. ^ 河北新報』1979年3月31日、4月7日付朝刊、テレビ欄。
  6. ^ 福島民報』1979年9月16日 - 10月7日付朝刊、テレビ欄。
  7. ^ a b 「全国放映リスト」『アニメージュ』1979年2月号、徳間書店、53頁。 
  8. ^ 日刊スポーツ』1978年11月26日付テレビ欄。
  9. ^ 中日新聞』(縮刷版)1978年(昭和53年)10月、テレビ欄

外部リンク[編集]

東京12チャンネル 火曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
UFO大戦争 戦え! レッドタイガー
(1978年4月8日 - 1978年9月26日)
※木曜19:30枠へ移動
ピンク・レディー物語 栄光の天使たち
(1978年10月24日 - 1979年6月26日)
くじらのホセフィーナ
(1979年7月 - 1979年9月)
※月曜19:30枠から移動