ピノ (ゲームキャラクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピノ(PINO)は、1986年に発表されたナムコ(現・バンダイナムコゲームス。NBGI)のアクションゲーム「トイポップ」の主人公及び、NBGIの野球ゲーム「ファミスタシリーズ」などに登場する架空のプロ野球チーム「ナムコスターズ」に登録された架空のプロ野球選手(外野手)である。
目次 |
[編集] トイポップの主人公としてのピノ
トイポップは画面固定のアクションゲームで、悪い魔女に捕らわれた仲間を救いにピノとパートナーのアチャが行くというストーリーである。メルヘンタッチで可愛らしいグラフィックとは裏腹に、難易度は異常に高かった。 アーケードゲームとして登場した後、家庭用ゲーム機への移植は、登場から9年たった1995年のプレイステーション用のナムコミュージアムが初めてで、なおかつ唯一である。そのためもあり、同時期のナムコのゲームの中では知名度がいささか低い。なお、パソコンではX1やWindowsに移植されており、2007年には携帯電話アプリ版が登場している。
ピノは1プレイヤー側の主人公である。名前の由来はピノキオから。2P側のアチャより若干足が速い。
プレイ中に箱の中から出現するアイテムの一つである「ブーツ」(ジェット・ブーツともいう)を取ると、一定時間であるがプレイヤーが制御不能に陥るほどの俊足となる。後述する「ピノ=俊足」の定義は、この現象によるものと推察できる。
[編集] 架空の野球選手としてのピノ
ファミスタシリーズで実際のプロ野球選手よりも速い走力を持つ俊足の一番打者として知られる。初代のファミスタ86では代打として登録されており(この時の一番打者は「まつぴ」であった)。翌年のファミスタ87より一番打者として固定され出場を続けている。初期の作品では守備は上手くなかった方だが、後に守備も格段に良くなっている。MSX2版では未出場で当時のMSX専門誌で「寄る年波には勝てない」と理由づけされている(ただし、ファミスタ64(1997年発売)のガイドブックでは、誕生日の欄に1974年6月12日[ 松井秀喜と同じ日]と記載されている)。
作品によってはフライを打ち上げない限りゴロさえ転がせば、かなりの確率で出塁でき、三塁までの盗塁成功率も高く(一塁からなら捕手が二塁に送球する間に三塁まで進めるほどの走力である)、そこからスクイズすれば1点が取れる場合がある。
登場している作品の多くは、ゲーム中に表記される成績は打率2割5分前後、本塁打5本以下であるが、一部作品では2割7分以上の打率が表記されていることもある。
シリーズを通して作中最速というわけではなく、「巨人の星」に登場する俊足選手・速水譲次がモデルとされるアニメスターズの「はやみ」などに作中最速の地位を取られていたこともある。また初期やPS版以降の作品では、ゴロさえ転がせば確実に出塁出来る、というほどには走力を設定されてはいない。
主に初期の作品では、選手名表記は平仮名が基本だったため「ぴの」であったが、スーパーファミスタ2以降は基本的に「ピノ」で定着している。
[編集] 打撃成績
- ファミコン版ファミスタの成績
走力の参考の目安としてその年のリーグ盗塁王のファミスタでの走力も記す(88年度までがその年の盗塁王、91年度からその前年の盗塁王の走力を記している)。
| 作 品 名 |
打 率 |
本 塁 打 |
走 力 |
リーグ盗塁王の走力 |
|---|---|---|---|---|
| 86 | .260 | 1 | 24 | 19 屋鋪要 19 西村徳文 18 平野謙 |
| 87 | .260 | 2 | 22 | 19 屋鋪要 18 西村徳文 17 大石第二朗 |
| 88 | .258 | 2 | 22 | 17 屋鋪要 18 西村徳文 |
| 89 | .250 | 2 | 22 | (シーズン途中の発売の為、省略) |
| 90 | .260 | 2 | 22 | 16 正田耕三 17 西村徳文 |
| 91 | .260 | 4 | 22 | 16 緒方耕一 16 野村謙二郎 17 秋山幸二 |
| 92 | .260 | 4 | 40 | 16 野村謙二郎 17 大野久 |
| 93 | .278 | 4 | 40 | 16 飯田哲也 17 佐々木誠 |
| 94 | .230 | 2 | 40 | 14 緒方耕一 16 石井琢朗 16 大石大二郎 |
- スーパーファミコン版スーパーファミスタの成績。
なお発売はいずれも3月なので、リ-グ盗塁王は発売前年の盗塁王を記す。初代作は便宜上1と記す、なお1は打点の項目が無い。
| 作 品 名 |
発 売 年 |
打 率 |
本 塁 打 |
打 点 |
走 力 |
リーグ盗塁王の走力 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1991 | .250 | 4 | - | 36 | 13 緒方耕一 16 秋山幸二 16 野村謙二郎 |
| 2 | 1992 | .230 | 2 | 14 | 36 | 16 野村謙二郎 16 大野久 |
| 3 | 1993 | .234 | 2 | 20 | 40 | 16 飯田哲也 17 佐々木誠 |
| 4 | 1994 | .243 | 4 | 38 | 40 | 15 緒方耕一 16 大石大二郎 16 石井琢朗 |
| 5 | 1995 | .253 | 0 | 35 | 40 | 16 野村謙二郎 16 佐々木誠 |
[編集] エピソード
- 千葉ロッテマリーンズの早川大輔は、幼いころからの理想の野球選手としてぴのを挙げており、将来的には登録名を「ぴの早川」にしたいと東京スポーツ紙上で語っている[1]。
- 北海道日本ハムファイターズの村田和哉が50mを5秒7という俊足を売りにしており、低身長がそれを際立たせることもあってかOBで野球解説者の岩本勉が「リアルピノ」と評している。
- 漫画Mr.FULLSWINGの登場人物、兎丸比乃(とまる ぴの)はピノが名前の由来になっている。モデルと同じく足が非常に速いのが特徴。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
- トイポップ
- プロ野球ファミリースタジアム
- ナムコスターズ
- 飯島秀雄 元プロ野球選手、陸上のオリンピック代表選手で100メートルの日本記録保持者であった。
- 八木裕 - 燃えろプロ野球(初代)で走力値が一番高く設定されていた。
[編集] 参考文献
マイクロデザイン社発行『ファミダス キャラクター編』
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||

