ピエール・エテックス
| ピエール・エテックス Pierre Étaix |
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| 生年月日 | 1928年11月23日(84歳) |
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| 出生地 | ロアンヌ |
| 国籍 | |
| 配偶者 | アニー・フラテリニ |
ピエール・エテックス(Pierre Étaix、-エテとも、1928年11月23日 ロアンヌ - )は、フランスの俳優、映画監督、イラストレーター。
ギャグマン、イラストレーター、俳優、道化師と、多彩な才能を発揮。第18回カンヌ国際映画祭(1965年)に出品され、当時ゴダールが絶賛した監督・主演作『ヨーヨー』が、第60回カンヌ国際映画祭(2007年)カンヌ・クラシックスで修復版として公開された。
目次 |
来歴・人物 [編集]
5歳のとき観に行ったサーカスで道化師に魅せられ、成長してミュージック・ホールやキャバレーで道化師として働く。
ジャック・タチのスタッフとなり、タチ映画の一連の非常に洗練されたポスターを担当した。また『ぼくの伯父さん』(1958年)では助監督に起用され、出演もした。エテックスは、アメリカ式バーレスクに近いタチ世界を、徹底的なギャグで念入りにつくりあげた。実際、バスター・キートン、ハロルド・ロイドやその他無声映画の喜劇王たちに対して、真の信仰を誓っている[1]。また、ジャン=クロード・カリエールがノベライゼーションした、『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくの伯父さん』のイラストも担当した。
1961年、短編映画『Rupture』(仲たがい)で監督デビュー。エテックスと共同で脚本を執筆したジャン=クロード・カリエールも、本作で脚本家デビューした。この短編は、カリエールが、初の長編映画『小間使の日記』(1963年)の共同脚本としてルイス・ブニュエルに抜擢されるきっかけとなった。続いて、製作した短編『幸福な結婚記念日』(監督・脚本・主演)で、アカデミー賞短編映画賞を受賞。
続けて、『女はコワイです』(1962年)そして『ヨーヨー』(1964年、いずれも共同脚本はカリエール)を製作。憂鬱に彩られたエテックスのユーモアは、彼が愛するサーカスの世界に向けての、力強いオマージュとなっている[1]。
舞台空間の支配者であるかのようなエテックス作品は、絶えず進化するギャグにより、フランスのバーレスクの代表的存在となった[1]。
1986年、ラ・ヴィレットのオムニマックスのための最初の作品の演出をオファーされる(『J'écris dans l'espace(私は宇宙で書く)』)。だが、この作品の失敗により、エテックスは映画に対する情熱を失った。また、俳優コリューシュ(Coluche)のための映画も企画していたが、彼の早世により企画は頓挫し、この出来事もエテックスを落胆させた[1]。
サーカス芸人で女優の、アニー・フラテリニと結婚し(1997年7月1日死別)、彼女とともにアニー・フラテリニサーカス学校を設立[1]。
フェデリコ・フェリーニの晩年のドキュメンタリー作品『フェリーニの道化師』にも、本人役で出演している。
フィルモグラフィー [編集]
監督 [編集]
- Rupture 1961年 短編、脚本ジャン=クロード・カリエール/ピエール・エテックス
- Heureux anniversaire(幸福な結婚記念日) 1961年 短編、脚本ピエール・エテックス ※アカデミー短編映画賞受賞
- 女はコワイです Le Soupirant 1962年 長編第一作、脚本カリエール/エテックス
- ヨーヨー Yoyo 1964年 脚本カリエール/エテックス ※第18回カンヌ国際映画祭コンペティション出品
- Tant qu'on a la santé 1965年 脚本カリエール/エテックス
- Le Grand amour 1969年 脚本カリエール/エテックス ※第22回カンヌ国際映画祭コンペティション出品
- Pays de cocagne 1971年 ドキュメンタリー 脚本・主演エテックス
- L'Âge de Monsieur est avancé 1987年 脚本エテックス
- J'écris dans l'espace 1988年 脚本カリエール/エテックス/ドゥニ・ゲジ(Denis Guedj、数学者)
出演 [編集]
- ぼくの伯父さん Mon Oncle 監督ジャック・タチ(Jacques Tati) 1956年
- スリ Pickpocket 監督ロベール・ブレッソン(Robert Bresson) 1959年
- パリの大泥棒 Le Voleur 監督ルイ・マル(Louis Malle) 1966年
- フェリーニの道化師 Les Clowns 監督フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini) 1970年
- Bel Ordure 監督ジャン・マルブフ(Jean Marboeuf) 1973年
- まじめに愛して Sérieux comme le plaisir 監督ロベール・ベナユン(Robert Benayoun) 1974年
- マックス、モン・アムール Max mon amour 監督大島渚(Nagisa Oshima) 1985年
- 夜のアトリエ Nuit docile 監督ギイ・ジル(Guy Gilles) 1987年
- ヘンリー&ジューン Henry & June 監督フィリップ・カウフマン(Philip Kaufman) 1989年
- ここに幸あり Jardins en Automne 監督オタール・イオセリアーニ 2006年
翻訳本 [編集]
- 『ぼくの伯父さんの休暇』ジャック・タチ原案、ジャン=クロード・カリエール作、ピエール・エテックス絵 小柳帝訳 リブロポ-ト 1995.11
参考書籍 [編集]
- Le métier de Pierre Étaix, René Marx, 1994年, Éditions Henri Berger