ピアノ協奏曲 (ルロイ・アンダーソン)

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ピアノ協奏曲ハ長調英語: Concerto in C major for Piano and Orchestra)は、ルロイ・アンダーソン1953年に作曲したピアノ協奏曲[1]

概要[編集]

小品が多いアンダーソンの楽曲の中では数少ない、比較的規模の大きな作品である。古典的なソナタの様式に則り、確固たる構成を持ちながらも、ジャズなどの様々な音楽の影響を受けた、親しみやすい楽曲である。

1953年に作曲されたが、1950年代に2度演奏された後は演奏されず、アンダーソン自身も作品リストから外していた[1]。1989年、遺族の許可を得てトロントにて復活演奏がなされ[1]、近年は録音も増えている。

楽器編成[編集]

オリジナルのピアノと管弦楽による編成の他、イェルク・ムルシュインスキによるピアノと吹奏楽のための編曲、ピアノ連弾用の編曲が知られている。

曲の構成[編集]

演奏時間は約20分。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c 生誕100年 ルロイ・アンダーソン』国立音楽大学附属図書館広報委員会、2008年http://www.lib.kunitachi.ac.jp/tenji/2008/tenji0807.pdf