ビュイック・ラクロス

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ビュイック・ラクロス (Buick LaCrosse) は、ビュイックブランドで販売されるゼネラルモーターズのフルサイズセダンである。

車名の由来[編集]

スポーツのラクロス (Lacrosse) から。2000年には同名のコンセプトカーも発表されている。なお、「la crosse」はケベック・フランス語の俗語でオナニー詐欺を意味するため、カナダでは「魅惑する」という意味の「Allure」を用い、ビュイック・アリュール (Buick Allure) として販売されている。

歴史[編集]

初代(2004年-2009年)[編集]

ビュイック・ラクロス
後期型
2008 Buick LaCrosse.jpg
販売期間 2004年 -
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン V6 3.6L HFV6
V6 3.8L L26
V8 5.3L LS4
変速機 4AT
駆動方式 FF
全長 5,032mm
全幅 1,854mm
全高 1,458mm
ホイールベース 2,807mm
-自動車のスペック表-

2004年下旬に、同ブランドのリーガルセンチュリーおよび2004年に廃止されたオールズモビルブランドのイントリーグの統合車として発売。

プラットフォームはGM Wプラットフォームを採用し、エンジンはV型6気筒 3.8L L26型、V型6気筒 3.6L HFV6型および、V型8気筒 5.3L LS4型エンジンを搭載し、4T65-E 4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。

グレード構成はベースモデルの「CX」と中間グレードの「CXL」、上級グレードの「CXS」となり、CXおよびCXLにはL26型エンジンが、CXSにはHFV6型エンジンが搭載される。

2007年ニューヨーク国際オートショーにおいて2008年モデルを発表。フロントグリルの形状が変更され、同時に新グレードの「スーパー (Super) 」が追加され、CXSは廃止された。スーパーにはV型8気筒エンジンに4T65-E HD 4速オートマチックが組み合わせられ、またリアスポイラーなどが装備され、サスペンションにチューニングが施された。

2008年12月23日、生産終了。

なお、中国及び台湾仕様については全く異なるボディシェルが与えられており、エクステリアはGMと上海汽車の合弁である汎亜汽車技術中心(PATAC)によってデザインされている。エンジンは直列4気筒2.4LおよびV型6気筒3Lエンジンを搭載し、米国向けに先駆けて6速オートマチックが組み合わせられた。さらに中国仕様ではハイブリッド車の「エコ・ハイブリッド」もラインナップされていた。

2代目(2009年-)[編集]

ビュイック・ラクロス
2010 Buick LaCrosse 3 -- 09-07-2009.jpg
販売期間 2009年 -
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 直4 2.4L
V6 3L
V6 3.6L
変速機 6AT
駆動方式 FF
全長 5,004mm
全幅 1,857mm
全高 1,496mm
ホイールベース 2,837mm
-自動車のスペック表-

2009年北米国際オートショーで発表され、2010年モデルとして発売。2011年にフラッグシップ車であったルサーンが生産終了した為に北米地域におけるビュイックのフラッグシップ車となった。その後、中国仕様が投入されたが、2代目のエクステリアデザインは初代とは異なり北米仕様と同様のデザインとなっている。ただし、フロントフェンダーに付けられているGMのロゴは使われていない。

プラットフォームは、GMイプシロンIIプラットフォームが採用され、2008年の北京モーターショーに出品されたビュイック・インビクタコンセプトをベースに設計された。

エンジンは、直列4気筒 2.4L、V型6気筒 3Lおよび3.6Lエンジンを搭載し、6速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。先代に設定されていたV型6気筒 3.8L及びV型8気筒 5.3Lエンジン車は廃止となった。

2009年1月には、カナダのモントリオール国際オートショーで新型アリュールが発表された。

2010年4月、韓国の釜山モーターショーでGM大宇(現・韓国GM)版が「アルフェオン」 (Alpheon) の車名で発表された。ビュイック版との外観上の相違点はエンブレムのみであるが、他車種とは異なりアルフェオン専用のブランドエンブレムが与えられる[1]

2010年11月15日、GMはラクロス2012年モデルの2.4L車に省燃費技術eAssistを標準搭載することを発表した。このeAssistは従来のBASマイルドハイブリッドシステムの改良版で、115Vリチウムイオンバッテリーと11kW (15ps) を出力するアシストモーターを搭載し、従来の2.4L車と比べて燃費を25%向上させている。これにより、市街地燃費および高速燃費はそれぞれ25MPG、37MPGとなる[2]。2011年9月には中国仕様にもeAssist搭載モデルが登場した[3]


脚注[編集]

  1. ^ Zach Bowman (2010年4月30日). “Buick LaCrosse rebranded as Daewoo Alpheon in South Korea”. Autoblog. 2010年5月2日閲覧。
  2. ^ Steven J. Ewing (2010年11月15日). “2012 Buick LaCrosse eAssist achieves up to 37 mpg highway”. Autoblog. 2010年11月15日閲覧。
  3. ^ Buick Launces eAssist Version of LaCrosse in China”. Carscoop (2011年9月2日). 2011年11月6日閲覧。

外部リンク[編集]