ビッグひな祭り

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ビッグひな祭り(ビッグひなまつり)は、徳島県勝浦郡勝浦町において、毎年2月から3月に開催されているひな祭りである。期間中は、巨大なひな壇に無数の雛人形が飾られる。

また、「勝浦」という地名が共通することから全国勝浦ネットワークを結んでいる千葉県勝浦市ではかつうらビッグひな祭りが、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町ではビッグひなめぐりをメインイベントとする南紀勝浦ひなめぐりが開催されている[1]

さらに、徳島県勝浦郡勝浦町のビッグひな祭りとは直接の関係はなく名称も異なるが、同種のひな祭りは長野県須坂市信州須坂しあわせ雛祭りとして、埼玉県鴻巣市鴻巣びっくりひな祭りとして開催されている[1]

歴史[編集]

ビッグひな祭り[編集]

ビッグひな祭り(2009年)

概要[編集]

徳島県勝浦郡勝浦町生名の人形文化交流館において、ビッグひな祭り実行委員会及びNPO法人阿波勝浦井戸端塾によって約1ヶ月にわたり開催される。

会場では、2万体以上の雛人形が飾られ、なかでも高さ約7mの巨大なピラミッド状のひな壇が目玉となっている。雛人形は日本全国から寄せられたもので、供養料として5千が必要である。

また、同時期に勝浦町坂本地区において雛人形の奥座敷も開催され、坂本地区の町並みのあちらこちらで趣向を凝らした雛人形の飾りつけがなされる。

アクセス[編集]

かつうらビッグひな祭り[編集]

階段雛(2008年)

概要[編集]

千葉県勝浦市内の各地において、ビッグひな祭り実行委員会によって約2週間にわたり開催される。徳島県勝浦郡勝浦町より譲り受けた7千体を含む、計3万体以上のひな人形が飾られる。

期間中は、勝浦市役所やJR勝浦駅等の公共施設、商店街の各店舗などにひな壇が設置され、遠見岬神社では参道の石階段60段に約1,200体のひな人形が飾られる。旧行川小学校(2009年までは勝浦市民会館)では、ひな壇の他に享保雛・全国各地の郷土雛の展示も行われる。また、例年パッケージツアーが組まれる等、賑わいを見せている。2011年までは、土曜日及び日曜日には臨時列車「かつうらひなまつり号」が運行されていた(2010年までは特急、2011年は快速)。2013年2月22日から485系電車リゾートやまどり)を使用し、特急「勝浦ビッグひな祭り号」として運行された。

勝浦商店街では歩行者天国やパレード、開催期間の最後の土曜日及び日曜日にはJR東日本主催の「勝浦ひなまつりハイキング」などのイベントも行われる。

アクセス[編集]

南紀勝浦ひなめぐり[編集]

千葉県勝浦市や徳島県勝浦郡勝浦町等から雛人形の提供を受けて始められたもので、2013年のメインイベントのビッグひなめぐりでは、落差133mの那智滝にちなんで、1万3300体の雛人形が展示された[1]

信州須坂しあわせ雛祭り[編集]

概要[編集]

◎長野県須坂市 恋人の聖地「須坂アートパーク」では、「三十段飾り 千体の雛祭り」として、世界の民俗人形博物館と須坂版画美術館の2館で展示。隣接した歴史的建物園に飾られるお雛様と合わせて、約6,000体の雛人形を展示します! 開催期間:1月下旬~4月中旬※期間中無休 <版画美術館は5月上旬まで展示> 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 入 館 料:500円(中学生以下無料)※20名様以上団体2割引 (世界の民俗人形博物館・須坂版画美術館の共通券) ※通常展示の際の入館料とは異なります。

◎長野県須坂市内の各地において、「須坂の町の雛祭り実行委員会」によって1カ月(3月1日から4月3日)にわたり、開催される。古い町並みの残る須坂には古くから大切に受け継がれてきた雛人形があり、それらを多くの方に見てもらおうと始まった。 期間中は約100箇所の商店や美術館、博物館に雛人形が展示される。

◎歴史を感じさせる享保雛、草木染の段飾り雛人形、まゆ雛、土雛、木目込み五段飾りの雛人形、慶応から平成までの歴代段飾りのお雛様など、時代を超えて様々な雛人形が見られる。

◎北信濃市町村と連携して「ぶらり北信濃ひな巡り」も実施されるほか、雛祭りに協賛して「JR東日本 駅からハイキング」及び「信州須坂・シルクと蔵のまちツーデーウオーキング」も開催される。

http://www.shinetsu-furusato.jp/wp-content/uploads/2014/01/三十段千体の雛祭り(人形博物館)-Large.jpg

鴻巣びっくりひな祭り[編集]

日本一のピラミッドひな壇(鴻巣びっくりひな祭り2011)

概要[編集]

埼玉県鴻巣市には「鴻巣びな」と呼ばれる約380年の人形製作の歴史を持つ伝統工芸としての雛人形があり、「歴史ある鴻巣びなのまちとして、『〜ひな人形のふるさと鴻巣〜』を広く宣伝すること、12万人市民全員でひな祭りが楽しめること、まちを明るく、元気にすること」を目的とし、毎年開催されているイベントである。

2005年から鴻巣市役所ロビーにてピラミッド型ひな壇を作成し、ひな飾りを行い[2]。かなりの高さゆえ地震などによる倒壊も心配されるが、上段のひな壇や飾りは耐震も考慮し、実際の地震にも遭遇したが異変はなかった。2012年は1807体の雛人形でピラミッド雛壇が飾られた[3]

さまざまな日本一を取り上げているサイト、「日本一ネット」[4]にて『ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇』として認定された(記録は認定当時)。

アクセス[編集]

会場:鴻巣市役所

脚注[編集]

  1. ^ a b c 【関西の議論】徳島ムカッ「パクられた」…ビッグひな祭り、「日本一」いつの間にか「三大祭り」に〝転落〟 MSN産経west、2013年3月3日
  2. ^ 市民ボランティアにより構成された「実行委員会」が主催。市広報誌やホームページなどにより、市民のみならず全国から家庭で眠っているひな人形提供募集を呼び掛ける。
  3. ^ 毎年の数がホームページに計上されている。なおピラミッド雛壇のみが話題となるが、他にも多数の形・段数のひな飾りが設置されている。
  4. ^ 日本一ネット

外部リンク[編集]