ビクトリア州立図書館

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ビクトリア州立図書館
State Library of Victoria
施設情報
事業主体 ビクトリア州
開館 1854年
所在地 オーストラリアの旗 オーストラリア メルボルン
位置 南緯37度48分35.29秒 東経144度57分53.23秒 / 南緯37.8098028度 東経144.9647861度 / -37.8098028; 144.9647861座標: 南緯37度48分35.29秒 東経144度57分53.23秒 / 南緯37.8098028度 東経144.9647861度 / -37.8098028; 144.9647861
ISIL AU-VSL
統計情報
蔵書数 244万冊[1](2020年時点)
公式サイト www.slv.vic.gov.au
地図
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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ビクトリア州立図書館State Library of Victoria)は、オーストラリアメルボルンにある図書館。 244万冊の著作物、街の創始者ジョン・バットマンジョン・パスコ-・フォークナーの日誌、ジェイムズ・クック船長(通称:キャプテン・クック)の手記、ネッド・ケリーの鎧などを所蔵

歴史[編集]

  • 1853年、副総督チャールズ・ラ・トローブCharles La Trobe)、レドモンド・バリ-(Redmond Barry)により建設が決定され、後にメルボルン市庁舎(Melbourne Town Hall)、王立展示館を建設するジョセフ・リードが設計者に選出される。
  • 1854年7月3日メルボルン大学と共に礎石が敷かれる
  • 1856年、開館:所蔵数 3,800
  • 1859年、Queen's Reading Room (現在の Queen's Hall)開設
  • 1913年、Domed Reading Room開設
  • 1959年、Domed Reading Room天窓改築
  • 1990年から2004年の間に、約2億豪ドルをかけた大規模な改装が行われ、1999年に読書室は閉鎖され、2003年にLa Trobe Reading Room に改名され再開された。これらの改装の結果、世界でも有数の規模の展示型図書館となった。
  • 2010年、図書館の南側をUNESCOメルボルン「文学の都市」に先駆け、出版・文学センター「Wheeler Centre」として再オープンした。
  • 2015年4月29日、国家予算5540万ドルをかけ、幼児や子供向けスペースや屋上ガーデン・テラスの設置などの改修を行う告知が行われた[2]

施設[編集]

スワンストン通り側の前庭
前庭

芝生の開放的なスペースとなっている。日曜日の午後2時30分から午後5時30分まで、講演者フォーラムが行われている。

読書室
  • The Dome:図書館内の目玉となる施設。内径、天井高ともに35mの大空間で、600人と100万冊の蔵書を収容できる。
  • Chess Reading Room:チェスの歴史、研究、練習に特化して幅広い資料が収められた、ゲームも行える多目的ホールとなっている。
  • Redmond Barry Reading Room:もっとも東側にある読書室。現代的な書籍、雑誌、定期刊行物を収蔵している。部屋の中心には、インターネット対応のコンピューターと共有デスクが置かれている。中二階には、フォリオサイズの本と、より独立した勉強机が置かれている。
  • Heritage Collections Reading Room:入室には予約が必要。メルボルン市街の地図の写しなど収めれられている。
  • Arts Collection Reading Room:芸術、音楽、舞台芸術に関する書籍、定期刊行物、録音物などの幅広い世界的なコレクションを所蔵している。メインルームには図書館のカタログ・データベース・ネットへのアクセスするためのコンピューターワークステーションや、レーザープリンター、複写機、マイクロフィッシュリーダーなどが置かれている。また、映写室や音楽が聞けるブースなどがある。
  • Genealogy Reading Room:中庭の一つに設けられた読書室。家系に関するマイクロフィルムとマイクロフィッシュ、印刷された参考資料、データベース、および伝記の幅広いコレクションが所蔵されている。コンピュータやレーザープリンタなど、多くの設備が利用できる。
  • Newspaper Reading Room:中庭の一つに設けられた読書室。世界中の新聞やマイクロフィルムやUSBメモリースティックと、それらの読み取り機などが収められている。

ギャラリー[編集]

美術品コレクション[編集]

参照[編集]

外部リンク[編集]