ビクセン (企業)
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | ビクセン |
| 本社所在地 | 〒359-0021 埼玉県所沢市東所沢5-17-3 |
| 設立 | 1954年(昭和29年)3月 |
| 業種 | その他製品 |
| 事業内容 | 天体望遠鏡・双眼鏡の製造販売 |
| 代表者 | 新妻 和重 |
| 資本金 | 64,000,000円 |
| 売上高 | 3,917,000,000円(1999年8月期) |
| 従業員数 | 48人 |
| 外部リンク | http://www.vixen.co.jp/index.html |
株式会社ビクセン(VIXEN CO.,Ltd )は、埼玉県所沢市に本社を置く望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの光学機器メーカーである。
目次 |
[編集] 概要
- Vixenとは英語では一般的に「雌ギツネ」を意味するが、社名はクレメント・クラーク・ムーアの19世紀の詩"The Night Before Christmas"に登場するトナカイ、Vixenに由来する。
- 同社のモットーは「高機能な製品を低価格で売る」。
- 天体望遠鏡における日本国内市場占有率は60%で業界首位。
- 世界市場においてもミード、セレストロンに次ぐ20%の市場占有率を確保している。
- 売上高のうち天体望遠鏡の占める割合は40%、次いで双眼鏡の30%、顕微鏡・ルーペの30%。
[編集] 沿革
- 1949年10月 - 個人企業として創業。当初は他社製の双眼鏡の販売がメインであった。
- 1954年3月 - 新宿区若松町に、同社の前身である「株式会社光友社」設立。
- 1966年9月 - 天体望遠鏡の販売に参画。
- 1970年8月 - 株式会社ビクセンに社名変更。
- 1976年5月 - ポラリスシリーズ発売。
- 1984年9月 - アマチュア向けとしては世界初の自動導入装置「スカイセンサー」を7万円台という低価格で発売。
- 1985年8月 - 本社を新宿区若松町から現在の所沢市東所沢に移転。
- 2003年5月 - ドイツ法人「Vixen Europe GmbH」設立。
[編集] 主な商品
[編集] 天体望遠鏡
[編集] 鏡筒
以下はケプラー式屈折。
- 60L鏡筒 - 有効径60mm、焦点距離910mm。鏡筒外径φ63mm。
- 80M鏡筒 - 有効径80mm、焦点距離910mm。鏡筒外径φ90mm。
- 80L鏡筒 - 有効径80mm、焦点距離1200mm。鏡筒外径φ90mm。
- 90M鏡筒 - 有効径90mm、焦点距離1000mm。
- 90L鏡筒 - 有効径90mm、焦点距離1300mm。鏡筒外径φ90mm。
- 102M鏡筒 - 有効径102mm、焦点距離1000mm。
以下はセミアポクロマートとしたケプラー式屈折。
- SA70S鏡筒 - 有効径70mm、焦点距離600mm。鏡筒外径φ90mm。
以下はフローライトを使用しアポクロマートとしたケプラー式屈折。
- FL55S鏡筒 - 有効径55mm、焦点距離440mm。鏡筒外径φ63mm。
- FL70S鏡筒 - 有効径70mm、焦点距離560mm。鏡筒外径φ76mm。
- FL80S鏡筒 - 有効径80mm、焦点距離640mm。鏡筒外径φ90mm。
- FL90S鏡筒 - 有効径90mm、焦点距離810mm。鏡筒外径φ90mm。
- FL102S鏡筒 - 有効径102mm、焦点距離900mm。鏡筒外径φ115mm。
以下はニュートン式反射。
- R100S鏡筒 - 有効径100mm、焦点距離600mm。鏡筒外径φ140mm。ピント合わせは一般的なドローチューブ式でなく、斜鏡と接眼部が一緒にスライドする方式。
- R100L鏡筒 - 有効径100mm、焦点距離1000mm。鏡筒外径φ140mm。
- R125S鏡筒 - 有効径125mm、焦点距離720mm。鏡筒外径φ155mm。
- R130S鏡筒 - 有効径130mm、焦点距離720mm。鏡筒外径φ155mm。
- R150S鏡筒 - 有効径150mm、焦点距離750mm。鏡筒外径φ176mm。レデューサーR併用でF4.4、エクステンダーR併用でF10。
- R200S鏡筒 - 有効径200mm、焦点距離1000mm。
以下はセレストロン製のシュミットカセグレン。
- 200L鏡筒 - 有効径200mm、焦点距離2000mm。鏡筒外径φ230mm。
- 280L鏡筒 - 有効径280mm、焦点距離2800mm。
[編集] 小型赤道儀
- ポラリス赤道儀(1976年発売) - 初期のシステム望遠鏡[1]の一つ。赤道儀だが経緯台としても使用できる。従来は鋳物により製造されていた架台部をダイカスト成型で大量生産する手法を導入した。
- ニューポラリス赤道儀
- スーパーポラリス赤道儀 - SPと略称される。五藤光学研究所・マークXの特許が切れたため、赤緯軸と赤経軸を分離できるようになっている。微動は赤経赤緯とも144山のウォームホイール。
- SP-DX赤道儀
- GP赤道儀(1992年発売)
- GP-DX赤道儀
- GPE赤道儀 - GP赤道儀の普及版。
- GP2赤道儀 - 一般的な形のドイツ式赤道儀。基本的な装備品以外はオプション販売のため赤道儀単体の価格は安いが、オプションを全て装備すれば上位機種と同じくらいコストが掛かってしまうので、用途に応じてシステムを組むのが理想的な使い方と言える。耐荷重は約7kg。モータードライブや天体ナビゲーションシステム「STAR BOOK type-S」に対応。
- GPD2赤道儀 - 基本的な造りはGP2と同じであるが、頑丈・頑強に造られており耐荷重は約10kg。極軸望遠鏡を標準装備している。
- スフィンクス赤道儀 - SXと略称される。赤緯体にモーターを内蔵させることによってウェイト軽減効果のほか、GP2のようにコード類を多数接続しなくても済むため、セッティングが簡単になっている。耐荷重はウエイトなしのSXCマウントで2.5kg、SXWマウントで約12kg。天体ナビゲーションシステム「STAR BOOK」が標準で装備されている。グッドデザイン賞受賞。
- SXD赤道儀 - スフィンクス赤道儀を頑丈・頑強にした。耐荷重は約15kg。
[編集] 中型赤道儀
- サターン赤道儀 - 微動は赤経144山のウォームホイール。赤緯全周微動。
- センサー赤道儀 - 微動は赤経赤緯とも144山のウォームホイール。
- アトラクス赤道儀
- ニューアトラクス赤道儀
- AXD赤道儀
[編集] 経緯台
- カスタム経緯台 - ポラリス赤道儀と共通システムの経緯台。
- ポルタ経緯台(2005年4月発売) - フリーストップ式経緯台として扱いやすい。
- ポルタII経緯台 - 三脚部との分割ができるようになった。インターネット上でベテランが勧める初心者向け望遠鏡[要出典]として定着している。
- スカイポッド径緯台 - モータードライブを内蔵し、天体の自動導入・自動追尾が可能。天体ナビゲーションシステム「STAR BOOK type-S」を標準で装備する。
[編集] 自動導入装置
- マイコン・スカイセンサー(1984年9月発売) - 星雲・星団の名称を入力すると、視野の中に入力した天体が見えるよう、モータードライブにより望遠鏡の鏡筒の向きを自動的に移動する装置。アマチュア向けに市販された自動導入装置としては世界初の製品となった。CPUはモトローラ製6809。両軸2倍速、60倍速。電源は12V。対象天体は約760個。
- マイコン・スカイセンサー2 - CPUはモトローラ製6809。両軸2倍速、赤経30倍速、赤緯60倍速。電源は12V。対象天体は約760個。赤経赤緯による入力も可能。
[編集] 双眼鏡
ラインナップはとても多いが、携帯性を重視したコンパクトタイプ、ダハプリズムタイプ、ポロプリズムタイプの3タイプに大別される。
[編集] コンパクトタイプ
光学機器店だけでなくホームセンターや大手量販店でも販売しており、比較的簡単に入手が可能。値引率も高く安価なグレードである。携帯性重視のため光学性能は割り切られている。
- アリーナシリーズ
- ジョイフルシリーズ
- フラットシリーズ
- 簡易オペラグラスシリーズ
- ズームタイプ
[編集] ダハプリズムタイプ
コンパクトタイプとは一線を画す高級タイプで、レンズのマルチコーティング、防水、アイレリーフが長く見やすいハイアイポイントといった仕様となっている。コンパクトタイプよりレンズ口径が大きいものがほとんどだが、その形状から携帯性は悪くない。
- ニューアペックスシリーズ
- アペックスプロシリーズ
- フォレスタHRシリーズ
- ニューフォレスタHRシリーズ
- アトレックシリーズ
- アルピナシリーズ
[編集] ポロプリズムタイプ
見え味に優れているが最も大柄で重く、携帯性より光学性能を重視したタイプである。三脚に取り付けられるように設計されている。
[編集] アスコットシリーズ
SWとズームモデルを除き不活性窒素ガス充填による本格的な防水設計。アイレリーフ15mm以上。
- アスコットZR8×32WP
- アスコットZR8×42WP
- アスコットZR7×50WP
- アスコットZR10×50WP
- アスコットZR8〜32×50
- アスコットSW10×50
[編集] アルティマシリーズ
アイレリーフ15mm以上。
- アルティマZ8×32
- アルティマZ7×50
- アルティマZR9〜22×50
[編集] フォレスタシリーズ
防水、超軽量のシリーズ。アイレリーフ20mm以上。
- フォレスタZR8×32WP
- フォレスタZR8×42WP
- フォレスタZR10×42WP
- フォレスタZR7×50WP
[編集] アークシリーズ
ズームモデルを除き不活性窒素ガス充填による本格的な防水設計。大口径モデル。アイレリーフ15mm以上。
- アークBR12×80WP
- アークBR16×80WP
- アークBR20×80WP
- アークBR30×80WP
- アークB16〜40×80WP
[編集] フィールドスコープ
- ジオマII ED52S - 対物レンズに超低分散ガラスを使用している。有効径52mm、焦点距離278mm。接眼レンズGLH20Dを併用した場合の倍率14倍。接眼部は直視型。
- ジオマ52S - 有効径52mm、焦点距離278mm。接眼レンズAL25を併用した場合の倍率25倍。接眼部は直視型。
- アロマ52A - 有効径52mm、焦点距離278mm。接眼レンズAL25を併用した場合の倍率25倍。接眼部は45°傾斜型。
[編集] 顕微鏡
[編集] カメラ
天体写真に特化した一眼レフカメラをコシナ製造のOEMで2機種出した。Kマウント。暗くても撮影範囲が分かるように視野中央マット面、周辺等かスクリーンを採用している。
- VX-1 - シャッタースピードはB、1〜1/2000秒。電源はSR44×2またはLR44×2。
- VX-2(1999年7月発売) - シャッタースピードはB、1〜1/2000秒。電源はSR44×2またはLR44×2。
[編集] ルーペ・コンパス
[編集] グループ企業
[編集] 脚注
- ^ 月刊天文別冊『天体望遠鏡のすべて'81年版』表紙すぐ後の広告。
[編集] 参考文献
- 日経ビジネス編『小さなトップ企業 シェアナンバーワンの法則』 日経BP社〈日経ビジネス選書〉、2002年、66-71頁、ISBN 4-8222-0143-0。
- 月刊天文別冊『天体望遠鏡のすべて'81年版』地人書館
- 月刊天文別冊『天体望遠鏡のすべて'83年版』地人書館
- 月刊天文別冊『天体望遠鏡のすべて'85年版』地人書館
- 月刊天文別冊『天体望遠鏡のすべて'87年版』地人書館
