ビオ・ワイン

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ビオ・ワインとは出来る限り自然のままの製法で作られたワインであり、 自然派ワインヴァン・ナチュール(仏:Vin Naturel、英:Natural Wine)とも呼ばれる。

原料となるブドウは、農薬化学肥料が使用されない有機農法で育成されることが前提となり、 醸造過程においても後述する様々な条件が求められる[1]

これらの条件を満たし、更にスピリチュアルな要素の強いバイオダイナミック農法が応用されたワインはビオディナミ(仏:Vin biodynamique)と呼ばれる。

逆に、有機農法を採用していても醸造過程で何らかの添加が行われたり、調整が加えられるものはオーガニックワインとなる。

定義と条件[編集]

ビオ・ワインの定義については多くの異なった見解が存在し、詳細は未だ定まっていない。 製造者によって「自然」の程度や意味の捉え方が違うことや、国や地域によって取り巻く環境が大きく異なる為、 様々な解釈に基づいた製品が市場に存在する。

ただし、概ね以下の条件を満たすことがファンの間で要求される。

ブドウの育成から収穫まで

  • 有機農法で栽培(ただし、硫黄硫酸銅ボルドー液が代表的)などの自然に存在する物質を使うことは可能)
  • 手摘みによる収穫
  • 少量生産

醸造から瓶詰めまで

品質[編集]

酸化防止剤を用いないことにより、品質にバラつきが出る傾向がある。保存期間も通常のワインに比べ短く、特に夏季には保冷を要するなど、取り扱いにはデリケートさが要求される。

認証[編集]

ビオ・ワインであることを認証する制度や団体は 日本や英語圏においてはまだ存在せず、混沌とした状況にある。 EUにおいてはエコセールが認証を行っているが、 その日本支部であるエコサートジャパンではビオ・ワインを認証対象とはしていない。

尚、フランス国内ではナチュール・エ・プログレなどが認証を行っている。

脚注[編集]

  1. ^ Breton, Félicien: Organic wines

外部リンク[編集]