ヒルダ群

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小惑星の位置を表した図。ヒルダ群は褐色である。
2005年1月1日におけるヒルダ群天体の位置。左図の灰色は木星軌道まですべての小惑星、右図の灰色はヒルダ群天体の軌道
2005年1月1日におけるヒルダ群天体(黒)とトロヤ群(灰色)の分布を、日心黄経緯により木星付近を中心として描いた図。中央横軸が黄道

ヒルダ群(ヒルダぐん)は、軌道長半径が3.7AUから4.2AU小惑星で構成される小惑星群離心率は0.07以上0.3以下で、軌道傾斜角は20°より小さい。

これらの小惑星は一つの母天体に関連付けられるものではないという意味で、厳密には小惑星ではないが、木星に対して2:3の軌道共鳴状態にある小惑星からなる力学的な共通点を持った小惑星群である。

このような共鳴関係にあるため、ヒルダ群の天体が遠日点を通過する際は、太陽を挟んで木星の反対側、あるいは木星より60°ほど前か後ろのラグランジュ点の内側、このいずれかの位置関係になる。太陽と木星を固定して見ると、ヒルダ群の天体はこの三つの「遠日点」を通過する。あるいはある時点におけるヒルダ群天体全体を見ると、中段の図のように三つの遠日点を頂点とする「ヒルダ・トライアングル」を形成する。

小惑星群の名前は (153) ヒルダに由来する。命名されていないものも含め1100個以上存在する。表面色から判断すると、D型またはP型が多いが、一部にC型もある。

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