ヒラタヤマガメ
| ヒラタヤマガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[a 1][a 2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.2.3 (1994)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Heosemys depressa (Anderson, 1875) |
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| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Geoemyda depressa Anderson, 1875 |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ヒラタヤマガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Arakan forest turtle |
ヒラタヤマガメ(Heosemys depressa)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目イシガメ科オオヤマガメ属に分類されるカメ。
目次 |
[編集] 分布
模式標本の産地(模式産地)はアラカン山脈周辺[2][3]。英名は生息地のアラカン山脈に由来する[3]。
[編集] 形態
最大甲長26.3センチメートル[2][3]。背甲は扁平で[1][2]、上から見ると細長い[3]。種小名depressaは「扁平な」の意で、和名と同義[3]。項甲板はやや小型で、楔形[3]。椎甲板に筋状の盛り上がり(キール)がある[1][2][3]。第1椎甲板は中央部より前部で最も幅広く縦幅と横幅の長さはほぼ等しいが、縦幅よりも横幅の方が長い個体もいる[3]。第2-5椎甲板は縦幅よりも横幅の方が長い[3]。背甲の色彩は明褐色で、黒い不規則な筋模様や、楔形や放射状の斑紋が入る[1][2][3]。喉甲板はやや突出し、左右の喉甲板の間に浅い切れ込みが入る[3]。背甲や腹甲の継ぎ目(橋)や腹甲の色彩は淡黄色で、放射状に黒や暗褐色の斑紋が入るがオオヤマガメ他種よりは不明瞭[3]。
頭部はやや小型か中型で、吻端はわずかに突出する[3]。顎の咬合面は狭く、顎を覆う角質(嘴)は鋸状に尖らない[3]。頭部や四肢、尾の色彩は暗褐色や灰褐色[3]。指趾の間には水かきがあまり発達しない[3]。
幼体は後部縁甲板の外縁が弱く鋸状に尖る[3]。成長に伴い縁甲板の突起は消失する[3]。
オスは腹甲の中央部が凹む[3]。また尾が太くて長く、尾をまっすぐに伸ばした状態では総排出孔全体が背甲の外側にある[3]。メスは腹甲の中央部が凹まないかわずかに膨らむ[3]。また尾が細くて短く、尾をまっすぐに伸ばしても総排出孔の一部が背甲よりも内側にある[3]。
[編集] 分類
記載されてから発見例が非常に少なく(2001年までに採集された標本数は10未満)、絶滅したと考えられていた[3]。1995年に中華人民共和国の市場で密輸されたと思われる個体が発見され、1997年に中華人民共和国でペット業者が入手した2個体を元に再記載された[2][3]。ミャンマーから密輸あるいは中華人民共和国に密輸された個体からの知見しかなく野生下の発見例はほとんどなかったが、2009年にミャンマーの保護区内で野生個体が初めて発見された[3]。
[編集] 生態
常緑樹林や竹林に生息するが、周辺にある落葉樹林や農地に生息することもある[3]。飼育下の観察例から湿度の高い環境を好み、陸棲と考えられている[1][2]。
食性は雑食で、飼育下では果実、ミミズ、マウスの幼獣を食べた例がある[3]。
[編集] 人間との関係
開発や野焼きによる生息地の破壊、食用や薬用、ペット用の乱獲などにより生息数は減少していると考えられている[3]。2003年にワシントン条約附属書IIに掲載された[3]。ミャンマーでは法的に保護され[2]、生息地を保護区に指定するなどの保護対策が進められているが密猟・密輸が行われていると考えられている[3]。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。オオヤマガメなどが本種の名前で流通したこともあった[1][3]。流通量は極めて少なく[1]、野生個体が流通する[3]。
[編集] 参考文献
- ^ a b c d e f g 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2 ユーラシア・オセアニア・アフリカのミズガメ』、誠文堂新光社、2005年、37、135頁。
- ^ a b c d e f g h i 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、202頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag 安川雄一郎「オオヤマガメ属、マルガメ属とその近縁属の分類と自然史(前編)」『クリーパー』第49号、クリーパー社、2009年、7、42-44頁。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ^ CITES homepage
- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- Asian Turtle Trade Working Group 2000. Heosemys grandis. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.