キア・ヴェンガ

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ヴェンガ
フロント
リア
2018年モデル
概要
製造国  チェコ
ロシアの旗 ロシア
スロバキアの旗 スロバキア
販売期間 2009 -
ボディ
乗車定員 5名[1]
ボディタイプ 5ドアトールワゴン
エンジン位置 フロント[1]
駆動方式 前輪駆動[1]
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.4/1.6L 直列4気筒
ディーゼル:
1.4/1.6L 直列4気筒
変速機 5/6MT
4/6AT
車両寸法
ホイールベース 2,615mm
全長 4,075mm
全幅 1,765mm
全高 1,600mm
車両重量 1,345kg[1]
その他
姉妹車 ヒュンダイ・ix20
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ヴェンガ (VENGA)は、韓国起亜自動車が製造・販売していたトールワゴン型の自動車である。

概要[編集]

2009年秋のフランクフルトモーターショーにて発表され[2]、同年11月から生産が開始された[3]。同年春のジュネーヴモーターショーで出展されたNo.3コンセプトの市販モデルにあたる[4]。スタイリングはフランクフルトのヨーロッパデザインチームによって手がけられ、キアの新しいトレードマークであるタイガーノーズグリルも採用されている。ヴェンガはドイツiFデザイン賞[5]レッド・ドット・デザイン賞[6]を相次いで受賞している。

2010年9月にはパリモーターショーにて姉妹車のヒュンダイ・ix20が発表され[7]、翌10月から生産が開始された[3]

エンジンはガソリンがガンマエンジン(1.4L、1.6L)、ディーゼルがU2エンジン(1.4L CRDiと1.6L CRDiが2種類ずつ)を採用している。トランスミッションは5速MTと新開発の6速MT、それに4速ATが用意される。プラットフォームをキア・ソウルと共有しており、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがツイストビーム式となる[2]

このほか、EV化したコンセプトモデルが2010年のジュネーヴモーターショーで出展されている[8]

ヴェンガ/ix20の生産は当初現代自動車のチェコ・ノショヴィツェ工場にて行われていたが[3]、ヴェンガについては2011年10月に起亜自動車のスロバキアジリナ工場に移管された[9]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、2020年8月8日、169頁。ISBN 978-4-7796-4170-1 
  2. ^ a b Jeremy Korzeniewski (2009年9月17日). “Frankfurt 2009: Kia Venga is nice... and a little Fiesta-riffic to our eyes”. Autoblog. 2010年4月13日閲覧。
  3. ^ a b c General Information of HMMC”. Hyundai Motor Manufacturing Czech. 2011年11月4日閲覧。
  4. ^ Nick Kurczewski. “Kia No. 3 Concept - Auto Shows”. カー・アンド・ドライバー. 2010年4月13日閲覧。
  5. ^ Faye Sunderland (2009年12月7日). “Kia Venga wins design award”. RoadTestReports.co.uk. 2010年4月13日閲覧。
  6. ^ Kia Venga wins red dot design award”. The Auto Channel (2010年3月15日). 2010年4月13日閲覧。
  7. ^ New Hyundai ix20 Small MPV: First Official Photos”. Carscoop (2010年9月13日). 2010年9月14日閲覧。
  8. ^ Kia Venga EV Concept Plugs-In for Geneva”. WorldCarFans.com (2010年3月3日). 2010年4月13日閲覧。
  9. ^ Kia Moves Production of Venga from the Czech Republic to Slovakia”. Carscoop (2011年10月20日). 2010年4月13日閲覧。

外部リンク[編集]