ヒブナ

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フナ属 Carassius
Common goldfish.JPG
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : コイ亜科 Cyprininae
: フナ属 Carassius
: ヒブナ
Carassius auratus
学名
Carassius auratus auratus
(Linnaeus, 1758)
和名
ヒブナ
英名
Hibuna

ヒブナ(緋鮒)は、コイ目コイ科フナ属Carassius)の突然変異で黒い色素を欠き赤変した個体あるいは個体群である。黄色素胞は有しているため、黄色およびオレンジ色をしている。

概要[編集]

約1700年前、中国で発見されたフナの突然変異で誕生した。その後、突然変異などでキンギョとなった。ただし、フナ属のどの種がキンギョの野生種であるかは特定されていなかったが[1]、2008年にDNA分析の結果ギベリオブナが直接の先祖にあたる事が判明した[2]。海外では、中国で大量に生産された黄色およびオレンジ色の個体がヒブナまたは、イエローゴールドフィッシュ、イエローコモンゴールドフィッシュとして売られている[3]

特徴[編集]

野生では北海道春採湖などに生息しており、1937年(昭和12年)12月21日に国の天然記念物に指定されている(春採湖のヒブナ個体群/釧路市)。孵化時は普通のフナと同様に銅黒色だが、約1年してから赤くなりはじめる。春採湖のヒブナの起源は、1985年から1987年染色体調査でギンブナの突然変異であることが解明された[4]

脚注[編集]

  1. ^ キンギョが雌性発生でないことから、雌性発生のギンブナである可能性は極めて低いことは明らかとなっていた。
  2. ^ Komiyama T, Kobayashi H, Tateno Y, Inoko H, Gojobori T, Ikeo K. (2009). “An evolutionary origin and selection process of goldfish”. Gene 430 (1-2): 5-11. doi:10.1016/j.gene.2008.10.019. PMID 19027055. 
  3. ^ Pet Goldfish. “YELLOW COMMON GOLDFISH”. 2011年6月22日閲覧。
  4. ^ 国土交通省河川局 (2006年9月8日). “河川整備基本方針>釧路川水系『第2章 流域及び河川の自然環境』 (PDF)”. 2008年4月23日閲覧。

関連項目[編集]