ヒバゴン

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ヒバゴンは、日本に生息すると言われている、類人猿型の未確認動物のひとつ。1970年代に、広島県比婆郡西城町油木・比婆郡比和町庄原市(現在は全域が庄原市)の中国山地にある比婆山連峰において目撃された。

ヒバゴンの名称は比婆山(ひばやま)からきている。

特徴[編集]

  • 類人猿型であり、二足歩行が可能である。
  • 体中が黒もしくは濃い茶色の毛で覆われている。
  • 尻の左半分の毛が白がかっている。またサルのようなタコ(尻の毛の生えていない部分)が無かったという。
  • 顔は逆三角形と報告されている。
  • 目はギョロ目で大きくつりあがっている。
  • 背丈は1.5m程度と小柄な大人くらい。ずんぐりむっくりしている。
  • 体格から推定される体重は85kg程度。
  • 足のサイズは27cm程度。
  • 目撃された個体は単一らしく、片足を引きずっていた。
  • 歩く際に、鳴き声と思われる音を発する事がある。

目撃史[編集]

  • 1970年昭和45年)7月20日:油木地区のダム付近をトラックで走行中の男性が、道路を横切り林の中に消えた怪物を目撃。姿形はゴリラに似て、子牛ほどの大きさがあったという。
  • 1970年昭和45年)7月23日:同地区の農家に住む男性が、大人の背丈ほどの全身が黒い毛で覆われ、頭部が異様に大きく、顔は人間に似ている怪物と遭遇。以後、ダムを中心に3キロ四方で同様の怪物の目撃例があいつぐ。
  • 1970年昭和45年)12月:吾妻山で、雪原に怪物のものとみられる足跡が発見される。12月だけでも合計12件の目撃報告があった。その後、1974年まで毎年のように夏になると人々に目撃された。
  • 1974年昭和49年)8月18日:庄原市川北町須川の県境に位置する山間の道で、全身毛むくじゃらで身長1・6メートルほどの怪物を男性が目撃。胴は人間の二倍ほどもあり、怪物は男性の乗った車にびっくりしたような仕草で、林に姿を消した。
  • 1974年昭和49年)8月18日:写真撮影に成功したとされる。この後、同年10月11日の目撃を最後に、ヒバゴンの消息が途絶える。

影響[編集]

1971年昭和46年)4月に、地元の自治体(広島県比婆郡西城町役場)に類人猿係が創設された。その後、1975年昭和50年)3月に類人猿係は廃止されている。同時に、自治体による「ヒバゴン騒動終息宣言」が出された。

広島東洋カープで「炎のストッパー」と呼ばれた津田恒実は、高校時代から怪物投手と騒がれ、「ツネゴン」と呼ばれた。

重松清は、ヒバゴン騒動を基に小説『いとしのヒナゴン』を執筆した。同作、およびそれを映画化した『ヒナゴン』に登場するUMAヒナゴンは、ヒバゴンをモデルにしている。また、小松左京は短編小説『黄色い泉』で、ヒバゴンと同じ比婆山に墓所の伝承がある、イザナミ神生み神話に登場する雷神とヒバゴンを関連付けて考察している。

注意点[編集]

全てのUMAに言えることであるが、何かの見間違いである可能性がつきまとっている。ヒバゴンの場合、ツキノワグマニホンザルである可能性が高い(ただし地元の人に言わせれば、熊が現れるのはもっと山奥で、ヒバゴンが目撃された地点では熊の餌がないと言う)。動物学者の今泉忠明は、ヒバゴンはその大きさを除けばニホンザルそのものであり、ニホンザルの老いた個体が群れから脱落し、人里に現れたのでは無いかと推察している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]