ヒット率 (コンピュータ)
ヒット率(ヒットりつ、英語: hit ratio)とは、コンピュータ分野ではデータにヒットする確率、すなわち求めるデータが存在する確率のこと。通常は以下の2つの意味で使用されている。
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キャッシュのヒット率[編集]
詳細は「キャッシュ (コンピュータシステム)」を参照
データを読み込みに行った場合に、求めるデータがキャッシュ (コンピュータシステム)上に存在する確率や割合。反対に、ヒットしない場合(キャッシュ上には存在しないが、その先の本来の記憶装置(キャッシュ対象の記憶装置)上には存在した確率や割合)は、NFP(Not Found Probability) で表現される。
キャッシュの典型例はCPUと主記憶装置の間のキャッシュメモリだが、それ以外にもデータベース管理システムやオペレーティングシステムなどの各種のソフトウェアのキャッシュ、各種の補助記憶装置などの内蔵キャッシュ、各種のキャッシュサーバなども含まれる。
平均アクセス時間の計算式[編集]
キャッシュのヒット率は、システムの平均アクセス時間を計算するときに利用される。キャッシュが1層であるとき、システム全体の平均アクセス時間は、次の計算式で求められる。
キャッシュのアクセス時間 x ヒット率 + キャッシュ対象の記憶装置のアクセス時間 x (1 - ヒット率)
NFPが分かっている場合、 ( 1 - ヒット率 ) はNFPで代用できる。キャッシュが複数の階層構造を持つ場合は、計算はより複雑なものとなる。
ウェブサイトのヒット率[編集]
ウェブサイトや検索エンジンなどで、ユーザーがデータ(ページ、ファイル、画像など)を読み込みに行った場合に、該当するデータがそのシステム上に存在する確率や割合。上述の「キャッシュのヒット率」とは異なり、ヒットしなかった場合にはユーザーに結果は返らないため「平均アクセス時間の計算式」は使用できない。「ウェブサイトのヒット率」は、「ページビュー」、「ウェブ・トラフィック」(en:Web traffic)、「トランザクション数」などとも類似語である。