ヒクイドリ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒクイドリ目
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
上目 : 古顎上目 Palaeognathae
: ヒクイドリ目 Casuariiformes
学名
Casuariiformes Sclater, 1880

ヒクイドリ目(ヒクイドリもく、Casuariiformes)は、鳥類の1目である。ヒクイドリ科エミュー科からなり、合わせて2属4種のみが現生する小さな目である。

伝統的に独立目とされていたが、1979年Mayrが、古顎類のうちヒクイドリ目など4つの目を1つのダチョウ目に統合したことがある。[1]。しかし、このダチョウ目は単系統ではないと判明したため、近年は再び分割され、ヒクイドリ目となった。[2]

特徴[編集]

非常に大型(ダチョウ目に次ぐ)の飛べない鳥で、ダチョウ科同様、走行に特化している。オスが卵を温め、雛を育てる。

全種、オーストラリア区オーストラリア大陸あるいはニューギニア島タスマニア島ヤペン島に分布する。

分類[編集]

国際鳥類学会議 (IOC) は2科を置くが、全体をヒクイドリ科1科とする説もある。

脚注[編集]

  1. ^ Christidis, Les; Boles, Walter (2009), Systematics and Taxonomy of Australian Birds, CSIRO Publishing 
  2. ^ IOC World Bird List 2.4 Archived 2011年7月24日, at the Wayback Machine. Frank Gill, David Donsker and the IOC team

関連項目[編集]