ヒオウギ

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ヒオウギ
Belamcanda chinensis 2007.jpg
ヒオウギ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: アヤメ科 Iridaceae
: アヤメ属 Iris
: ヒオウギ I. domestica
学名
Iris domestica
Goldblatt & Mabb. (2005)
英名
Leopard flower

ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)はアヤメ科アヤメ属多年草である。

従来はヒオウギ属(Belamcanda)に属するとされ、B. chinensisの学名を与えられていたが、2005年になって分子生物学によるDNA解析の結果からアヤメ属に編入され、現在の学名となった[1]

解説[編集]

ヒオウギは山野の草地や海岸に自生する多年草である。高さ60 - 120センチ・メートル程度。名前が示すように葉は長く扇状に広がる。花は8月ごろ咲き、直径5 - 6センチ・メートル程度。花被片はオレンジ色で赤い斑点があり放射状に開く。午前中に咲き夕方にはしぼむ一日花である。種子は5ミリ・メートル程度で黒く艶がある。本州・四国・九州に分布する。

花が美しいためしばしば栽培され、生花店でも販売される。特に京都では祇園祭に欠かせない花として愛好されている。黒い種子は俗に「ぬば玉」と呼ばれ、和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞としても知られる。

ヒオウギの種子

参考文献[編集]

原色日本植物図鑑(保育社)

脚注[編集]

  1. ^ Goldblatt P, Mabberley DJ (2005) Belamcanda Included in Iris, and the New Combination I. domestica (Iridaceae: Irideae). Novon: A Journal for Botanical Nomenclature: Vol. 15, No. 1 pp. 128–132

関連記事[編集]